法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)犯罪学Criminology
佐野 文彦Fumihiko SANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0085 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市G‐G501 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course is designed to introduce students to the basics of criminology. The first half of the class will focus on learning how to read statistics while the second half will introduce the mains theories and their evolution.
Before/after each class, students are expected to spend 2 hours to prepare for/review the lesson. The overall grade will be based on the term-end examination (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では,犯罪をコントロールする方法を研究する刑事学のうち,犯罪の現状,すなわち,犯罪の原因や発生状況を分析することを目的とする。このような犯罪学は,刑法学における犯罪の成立要件の解釈や刑事政策学における犯罪予防の方策の研究に対して,基礎となる犯罪の現状認識を提供し,合理的かつ有効な研究を可能とするものである。
到達目標Goal
前半の授業により,我が国における犯罪の現状について,データを基礎に(但し,データの限界を踏まえて),その現状を理解することができる。
後半の授業により,なぜ犯罪が生じるのかについて,生物学,心理学,社会学等を利用した分析手法を学ぶ。
両者を総合して,犯罪対策,刑事政策のベースとなる正確なデータと理論的な仮説を調査し,自ら批判的に分析することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に強く関連。「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に対面での講義を予定している。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
授業の進め方,教材等の説明,犯罪学の意義。
第2回[対面/face to face]:犯罪統計の読み方
犯罪統計の種類と意義,分析の注意点など,犯罪統計の基本用語。
第3回[対面/face to face]:我が国の犯罪の全体像
我が国の治安に対するイメージ,認知件数・検挙件数の推移。
第4回[対面/face to face]:犯罪者の処遇に関する近年の動向
刑事手続きの各段階における処遇の現状。
第5回[対面/face to face]:個別の犯罪の検討(1)
殺人の件数の推移,被害者との関係,処遇の動向,強盗の件数の推移,手口,処遇の動向。
第6回[対面/face to face]:個別の犯罪の検討(2)
窃盗及び覚せい剤事犯,女性犯罪,高齢者犯罪。
第7回[対面/face to face]:個別の犯罪の検討(3)
再犯者による犯罪の推移。
第8回[対面/face to face]:個別の犯罪の検討(4)
少年の犯罪・非行に対する手続の概観,少年犯罪・非行の件数の推移。
第9回[対面/face to face]:近時の犯罪の動向
令和期に入ってからの変化。
第10回[対面/face to face]:犯罪の分析の刑事政策へのつながり
犯罪のイメージと実態,犯罪者処遇への示唆,刑事手続・処遇以前の対応の重要性。
第11回[対面/face to face]:犯罪原因論の歴史の概観
古典派犯罪学,犯罪生物学,犯罪心理学,犯罪社会学。
第12回[対面/face to face]:犯罪原因論の分析手法(1)
古典派犯罪学の意義,初期の犯罪生物学の評価,新しい犯罪生物学。
第13回[対面/face to face]:犯罪原因論の分析手法(2)
深層心理と犯罪,性格と犯罪,知能と犯罪,近時の心理学的アプローチ。
第14回[対面/face to face]:犯罪原因論の分析手法(3)
初期の社会学的アプローチ,社会過程アプローチ,緊張理論,葛藤理論。新しいアプローチ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。また、犯罪等に関する報道等に注意し、授業やデータに照らして考えてみることも望ましい。
テキスト(教科書)Textbooks
法務省『令和4年版 犯罪白書』(冊子版の他,法務省のホームページ(https://www.moj.go.jp/housouken/houso_hakusho2.html)でも閲覧可能)。
参考書References
やや古いが犯罪学全体についての定評ある教科書として,
瀬川晃『犯罪学』(1998,成文堂)。
犯罪統計の分析に関する詳細かつわかりやすい解説として,
浜井浩一編著『犯罪統計入門』(第2版,2013,日本評論社),
同編著『刑事司法統計入門』(2010,日本評論社)。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(試験実施が難しい場合は期末レポート)で評価する(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。