法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)民事再生法Civil Rehabilitation Law
倉部 真由美Mayumi KURABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0076 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y405 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 民事訴訟法科目(2単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course is designed to provide a comprehensive overview of the insolvency system and the law of Civil Rehabilitation Act in Japan.
Students are expected to understand concepts and the procedure under Civil Rehabilitation Act and recognize differences between Bankruptcy Act and Civil Rehabilitation Act
Before/after each class meeting, students will be expected to spend 4 hours to understand the course content.
Grading will be decided based on final examination 100%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
再建型倒産手続の一般法について定める民事再生法の基礎を理解する。
「裁判と法」「企業・経営と法」「国際社会と法」の各コースに配置されている。
到達目標Goal
再建型倒産手続の一般法である民事再生手続の意義、手続の流れ、全般的な仕組みを理解する。破産法と民事再生法の主たる相違点を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
倒産といえば、自己破産をイメージして、債務者の財産を換価し債権者への平等に配当する手続を思い出すかもしれないが、わが国にはこのようないわゆる清算型の手続だけではなく、再建型の手続も存在する。民事再生法は、再建型倒産手続について定める一般法であり、利害関係人の利害を調整しつつ、主として債務者を再生することにより、将来の収益から債権者に弁済することを主たる目的とする手続である。本講義では、民事再生法の意義、手続の流れ、全般的な仕組みを、適宜、破産法と比較しながら解説する。
なお、本講義では、破産法Ⅰ・Ⅱで扱った内容に言及することが多いため、破産法I・IIを予めまたは並行して受講することを強く推奨する。
授業内外での質問は個別に対応するほか、必要に応じてクラス全体で共有する。課題へのフィードバックは、学習支援システムを通じて行うほか、必要に応じて授業中にコメントする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス/再建型倒産手続の概観
ガイダンス。再建型倒産手続を中心に倒産処理制度を概観する。
第2回[対面/face to face]:手続の開始
再生手続開始申立て、申立権者、開始決定、各種保全処分を扱う。
第3回[対面/face to face]:手続の機関
再生裁判所、再生債務者、監督委員、管財人、債権者集会、債権者委員会を扱う。
第4回[対面/face to face]:債権の種類と優先順位
共益債権、再生債権など債権の種類と優先劣後関係を扱う。
第5回[対面/face to face]:債権の届出・調査・確定
再生債権の届出、調査、確定の方法とプロセスを扱う。
第6回[対面/face to face]:担保権の取扱い
別除権の意義と取扱い、不足額責任主義の適用される場面を扱う。
第7回[対面/face to face]:担保権に対する制約
担保権実行中止命令と担保権消滅許可制度を扱う。
第8回[対面/face to face]:否認権
否認権の行使に関する民事再生法上の特別な取扱いを扱う。
第9回[対面/face to face]:再生計画の立案・認可
再生計画を立案・提出できる者、再生計画の内容、再生計画認可要件を扱う。
第10回[対面/face to face]:手続の終了
再生手続の終了を扱う。
第11回[対面/face to face]:個人再生
小規模個人再生手続、給与所得者等再生手続及び住宅資金貸付債権に関する特則を扱う。
第12回[対面/face to face]:民事再生と会社更生
民事再生と会社更生を比較して紹介する。
第13回[対面/face to face]:最新判例の紹介
最新の判例を紹介する。
第14回[対面/face to face]:総括
第13回までの授業内容を振り返り、質問を受け付ける。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習と復習のいずれに重点を置くかは、各受講生の学習のスタイルに委ねるが、適宜、授業中に配布するレジュメを中心に、教科書・参考文献の該当箇所を読んで自習することが求められる。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
・倉部真由美=高田賢治=上江洲純子『ストゥディア倒産法』(有斐閣、2018年)
・携行するサイズの六法を必ず持参すること。
参考書References
・山本和彦『倒産処理法入門〔第5版〕』(有斐閣、2018年)
・山本和彦ほか『倒産法概説〔第2版補訂版〕』(弘文堂、2015年)
・松下淳一『民事再生法入門』(有斐閣,第2版,2014年)
判例について
・松下淳一=菱田雄郷『倒産判例百選<第6版>』(有斐閣、2021年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
とくになし。