文学部Faculty of Letters
PSY100BG(心理学 / Psychology 100)心理学基礎実験ⅠExperimental Methods in Psychology I
島宗 理Satoru SHIMAMUNE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A3707 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 心理学実験室(1100) |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 心理学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | W組 |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
As an introductory lab course, this course gives you hands-on experience with several elements of psychological research, such as planning, observation, measurement, data analysis, and discussion, by carrying out three to four experiments. The purpose of this course is to learn how to conduct experiments in psychology and how to present the results of the experiments in writing and in oral presentation.
【Learning Objectives】
At the end of the course, students should be able to do the followings:
1) explain how to conduct psychological experiments, 2) analyze data, 3) prepare figures and tables, and 4) write research report.
【Learning activities outside of classroom】
Students are expected to complete weekly assignments on research projects (average of 3 hours).
【Grading Criteria /Policy】
Final grade in this class will be decided based on the following: Class particpiation (50%) and task completion (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「心と行動を科学的にとらえる実験マインドを養おう!」をテーマに心理学の実験を体験し,人間の認知や行動を科学的に捉える実験マインドを養います。人間の心や行動の働きについて「なぜだろう?」と疑問を持つこと,そしてその疑問を実験的に検討するための基礎的な考え方を学ぶことが目標です。目的,方法,結果,考察,引用文献の項からなる心理学における標準的なレポートの書き方やプレゼンテーション技法を身につけることも重視します。
到達目標Goal
○心理学の実験を行いながら,行動を記録・測定し,データを分析して,仮説を検証したり,制御変数を探索したりすることができるようになる。
○チームでデータの分析方法や結果の解釈について生産的に話し合うことができるようになる。
○データをグラフとして作成したり,科学的なレポートとして執筆できるようになる。
○実験結果を発表することができるようになる。また,他のチームの発表を聞き,質疑応答のやりとりができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP5」「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
知覚や認知,記憶や学習に関わる基礎的な心理学実験をチームに分かれて実習します。チームで話し合い,協力しながら,仮説と実験計画を立案し,準備を進め,実験を実施し,データを集計し,結果をプレセンテーションします。また,各自レポートをまとめ,提出します。
レポートの形式は,目的,方法,結果,考察,引用文献の項からなる心理学における標準的なレポートとし,書式については,日本心理学会の『執筆・投稿の手びき』に従って作成することを学びます。
授業に関する連絡,課題の配布,課題へのフィードバックにはGoogleクラスとSlackを使います。Googleクラスの授業コードは学期開始時に学習支援システムで案内します。
学習支援システム:https://hoppii.hosei.ac.jp/portal
Google Classroom(Google クラス):https://classroom.google.com/
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の内容と方法,約束事について説明し,チームを編成します。
第2回[対面/face to face]:知覚その1
知覚に関する実験をし,データを集計し,グラフを作成します。
第3回[対面/face to face]:知覚その2
知覚に関する実験のレポートを作成します。
第4回[対面/face to face]:記憶その1
記憶に関する実験をし、データを集計し,グラフを作成します。
第5回[対面/face to face]:記憶その2
記憶に関する実験のレポートを作成します。
第6回[対面/face to face]:学習その1
学習に関する実験をし,データを集計し,グラフを作成します。
第7回[対面/face to face]:学習その2
学習に関する実験のレポートを作成します。
第8回[対面/face to face]:実験その1
実験1-3から自分たちで再現する実験を選び,実施します。
第9回[対面/face to face]:実験その2
自分たちの実験の準備をして実施します。
第10回[対面/face to face]:実験その3
自分たちの実験のデータを集計し,グラフを作成します。
第11回[対面/face to face]:実験その3
自分たちの実験のレポートを作成します。
第12回[対面/face to face]:研究発表その1
自分たちの実験について発表する準備をします。
第13回[対面/face to face]:研究発表その2
自分たちの実験について発表する準備をします。
第14回[対面/face to face]:研究発表その3
自分たちの実験について発表し,質疑応答します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
実験実習は授業時間内に行いますが,データの集計や分析,レポートの作成などは,授業時間外に行うことになります。具体的には毎回授業終了時に指示します(例:「データをExcelにまとめる」「チームで実験結果について考察する」「レポートを作成し,提出する」)。
また,この授業では実験の「実習」が主な目的なので,各実験に関する詳しい解説は行いません。興味を持った人は各自積極的に参考書などを読んで勉強しましょう。
授業では Word,Excel,PowerPointを多用します。これらのソフトウエアに慣れていない人は,情報処理の授業を履修したり,ピアが開催する講習会に参加したり,あるいは自習することで,自分から進んで補習して下さい。
本授業の準備・復習時間は,それぞれ平均3時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストはありません。
参考書References
○2015年改訂版 執筆・投稿の手びき 日本心理学会(2015)
○心理学実験ノート 心理学実験ノート編纂委員会 (2001)二瓶社
○パーソナル・コンピュータによる心理学実験入門:誰でもすぐにできるコンピュータ実験 北村英哉・坂本正浩 (編) ナカニシヤ出版 (2004)
○実験とテスト:心理学の基礎 (実習編)心理学実験指導研究会 (1985) 培風館
○心理学のためのレポート・卒業論文の書き方 杉本 敏夫(2005)サイエンス社
○ゼロからわかる 大学生のためのレポート・論文の書き方 石井一成(2011)ナツメ社
○この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本 石黒 圭(2012)日本実業出版社
成績評価の方法と基準Grading criteria
○実験実習の授業ですので,実習への参加,レポート作成を重視し,授業参加50%,レポート50%で成績をつけます。
○欠席が5回以上になると自動的にE評価になります。
○実験実習という授業の特性のため,怪我や病気,忌引き,部活動などの大会など,大学が公に認めている理由でも欠席扱いになりますので注意して下さい。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
対面授業に戻りました。話し合い,協力しながら実験をしたり,レポートを書けたことを有意義に感じた受講生が多かったようです。
自分たちで実験を計画し,刺激を準備して,データを収集し,分析する活動も楽しかったという感想をいただきました。
来年度も受講生同士の協働で実験を楽しめるように工夫したいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
実験の実施やデータの分析,レポートの作成にPCを用います。
その他の重要事項Others
○この授業で必要になるPCやアプリの操作技術を以下にまとめました。参照し,履修するかどうかの判断に使ってください。https://onl.sc/mNTQVUW
○ W・Xクラスで内容は同じです。Wクラスの人は月曜2限,Xの人は月曜3限を履修して下さい。
○ オフィスアワーは春学期,秋学期ともに火曜日の2限,場所は研究室(富士見坂校舎6F9号室)です。