文学部Faculty of Letters
PSY200BG（心理学 / Psychology 200）臨床心理学／心理学３（臨床心理学）１Clinical Psychology
杉山 崇Takashi SUGIYAMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3690,A2258 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 富士見坂校舎1F遠隔 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 心理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Through systematic understanding of modern clinical psychology, we aim to form a viewpoint of application of psychology in contemporary society.
Goal：Ability to express self-understanding, understanding of others, and understanding of modern society based on clinical psychology in one's own words.
Work to be done outside of class (preparation, etc.)：Preparation: Look up the specified specialized terminology for about 2 hours.
Review: Write a review report for about 2 hours.
Grading Criteria /Policy：Normal score (review assignment + class attitude) 30% and report (achieving target) 70%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現代臨床心理学の体系的な理解を通して、現代社会における心理学の応用について一つの視野を形成することを目指す。
到達目標Goal
臨床心理学が扱う心の問題と心の正常な機能，および問題を軽減して正常化を図る方法としての心理療法の正しい知識を身につけることを通して，人間への深い理解を形成する。また，人間への深みのある理解を通して，自己理解，他者理解，人間社会の理解を自分の言葉で表現できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
臨床心理学は人間の十全な人生の展開を心理－社会的に支えるために発展した応用心理学である。臨床心理学の対象は非常に広く、医学的な診断名のあるうつ病、統合失調症、不安障害、パーソナリティ障害などの各種精神疾患から、不登校、NEET、家族不和、子育て、職場の人間関係、キャリア開発、各種福祉サービスなど実社会的問題まで扱う。
そのため社会心理学、認知心理学、神経－生理心理学、行動心理学などいわゆる心理科学から、精神医学、精神分析、分析心理学まで幅広く統合して今日の臨床心理学は構成されている。
ここでは講義を中心に体験的なワークも交えて、現代社会に比較的多い症状の理解、その心理的支援の理解、そして心理科学と臨床心理学アプローチを学ぶ。なお担当教員は臨床心理学の幅広いフィールドで心理的な支援の実際に関わっているが、この10数年の社会変動の中で臨床心理学とその実践が大きく変化するのを目の当たりにしてきた。実社会における心理学の応用・活用の諸問題について学生諸君とともに考えたい気持ちである。心理学の連続性について体系的な理解を目指す。
なお、課題として毎回、リアクションペーパーの提出（またはそれに代わるオンライン上での記入）を貸し、その内容については次回の授業内でフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：臨床心理学総論①
歴史とガイダンス
第2回[対面/face to face]：臨床心理学総論②
目的と対象
第3回[対面/face to face]：力動的アプローチ
精神分析とユング心理学
第4回[オンライン/online]：人間性と欲求
欲求とパーソナリティ
第5回[対面/face to face]：生物・心理・社会モデル
効果的なカウンセリングのためのアセスメント
第6回[オンライン/online]：関係構築と願望
カウンセリングの3stepsモデル
第7回[対面/face to face]：心を整える方法
認知再構成法とマインドフルネス
第8回[オンライン/online]：行動を整える方法
セリフモニタリングと活動記録
第9回[対面/face to face]：対人関係療法①
社会脳と対人関係
第10回[対面/face to face]：対人関係療法②
社会的感情と社会的欲求
第11回[対面/face to face]：対人関係療法③
人間関係の最適化
第12回[オンライン/online]：事例研究①
適正に悩む女性の事例
第13回[オンライン/online]：事例研究②
不安、強迫観念、抑うつ
第14回[オンライン/online]：事例研究③
うつ病からの復職支援
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習：指定した専門の用語について2時間ほど調べてくること。
復習：2時間程度の復習レポートを書き下ろす。
テキスト（教科書）Textbooks
『事例でわかる、働く人へのカウンセリングと認知行動療法・対人関係療法』
金子書房
参考書References
『カウンセリングの援助と実際』北樹出版
臨床心理学の「現場」を実態を通して紹介した画期的な良書。事例を学ぶのに最適。
http://www.hokuju.jp/books/view.cgi?cmd=dp&num=821&Tfile=Data
『事例でわかる，基礎心理学のうまい活かし方』金剛出版
心理学がどのように心理療法に活かされているか，事例を通して学ぶ画期的な図書。
https://7net.omni7.jp/detail/1106063973
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（復習課題＋授業態度）30%とレポート（到達目標の達成度）70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生諸君の忌憚のないご意見に基づきオンライン参加のサポート、プロジェクターの適正な起動など、学習環境の円滑な整備を試みたい。今年度もみなさんのご意見を楽しみにしています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムで資料配布し課題を出すためPC、インターネットを活用できる環境が必須。また、動画を配信する場合もあります。詳しくは授業支援システムで指示します。