文学部Faculty of Letters
PSY200BG（心理学 / Psychology 200）社会心理学特講Special Lecture on Social Psychology
島宗 理Satoru SHIMAMUNE
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3687 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3,土4/Sat.4,土5/Sat.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 心理学実験室（１１００） |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2～4。授業内掲示板に成績優秀者の他学部履修制度で受講を希望する旨を記載して、教員から受講許可を受けてください。 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 心理学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
【Course outline】
In today's rapidly diversifying and aging society, we need to be sensible citizens, who understand our country's history and culture, have a broad perspective, and can coexist with others who have different values and ways of thinking from our own. The purpose of this course is to learn research-based psychological solutions to various social problems that modern society is facing such as energy consumption, family issues, risk management at schools, communication, and cross-cultural understanding.
【Learning Objectives】
At the end of the course, students should be able to discuss, in their own words, the research-based psychological solutions to today's social issues covered in this class.
【Learning activities outside of classroom】
Students are expected to 1) read the materials distributed in class, 2) search and read relevant papers and articles, and 3) write and submit reports. 2 hours of study per class is expected.
【Grading Criteria /Policy】
Final grade in this class will be decided based on the total score of five reports (20% x 5 = 100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
多様化、高齢化が急速に進む現代社会においては、わが国の歴史や文化に対する理解を深めながら、広い視野を持ち、自分とは異なる価値観や考え方を持つ他者と共生していけること、すなわち、良識ある公民たることが求められます。
本授業では、現代社会が直面している様々な問題を取り上げ、これに対する心理学からのアプローチを紹介します。
到達目標Goal
様々な社会的問題を、1) 先行研究や統計資料などのデータを活用して記述し、2) 多面的、客観的、主体的に考察し、3) 他者との議論を活かしながら、公正な判断を下せるようになることが目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業は変則的な隔週のオムニバス形式の授業として開講します。2〜3回の授業時限を1単元とし、単元ごとに1つの社会的問題や課題を取り上げ、これに関連する心理学の研究や実践などについて担当教員が講義します。学生はこれをもとに、自らの考えをまとめ、授業内で討論します。さらに、自らの考えを他者に伝え、他者の考えを積極的に聞く練習をしながら、最終的に単元ごとにレポートを作成して提出します。
レポートの提出・フィードバックは学習支援システムを通じて行う予定です。
ZoomのURLは学習支援システムの「お知らせ」に掲示します。
第01回（2023/9/30：対面）持続可能な社会と心理学：講義（島宗） 3, 4, 5時限
第02回（2023/10/14：対面）現代社会における家族と心理学：講義（高橋） 3, 4, 5時限
第03回（2023/10/28：オンライン）異文化・言語と心理学：講義（田嶋） 3, 4, 5時限
第04回（2023/11/18：対面）対人環境の心理学：講義（竹島） 3, 4時限
第05回（2023/12/09：オンライン）危機予防の心理学：講義（渡辺） 3, 4, 5時限
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
現代社会が直面する問題について概観し、本授業の進め方やレポート課題、成績評価方法などについて説明する。
第2回[対面/face to face]：持続可能な社会と心理学(1)
資源や環境問題について、持続可能な社会を実現するための行動分析学からのアプローチについて解説する。
第3回[対面/face to face]：持続可能な社会と心理学(2)
持続可能な社会を実現するための方法論についてチーム内で議論し、各自がレポートのアウトラインを作成する。
第4回[対面/face to face]：現代社会における家族と心理学(1)
戦後の家族規範の変化、夫婦制家族・核家族化への変化、父系から母系家族への変化など、日本の家族の歴史的変遷について考える。
第5回[対面/face to face]：現代社会における家族と心理学(2)
家族の変化に伴い精神保健的な家族問題がいろいろと顕在化している。具体的には、アダルトチルドレンの問題、EE（Emotional Expression）研究、家族学習会（家族ネット)、痴呆ケアの家族の問題、虐待と家族など危機に瀕した家族の問題を取り上げ、チームで発表議論する。
第6回[対面/face to face]：テーマ別調べ学習とレポート作成
ここまでのテーマとレポートのアウトラインに基づき、図書館やオンライン資料などを調べ、論拠となるデータを入手し、レポートを作成する。
第7回[オンライン/online]：異文化・言語と心理学(1)
既有知識がある場合と無い場合における相手とのコミュニケーションを体験して、共有された世界を構築するために何が必要なのかを考える。
第8回[オンライン/online]：異文化・言語と心理学(2)
共有された世界を構築するために、どのような活動が必要かを体験を通して考える。
第9回[オンライン/online]：テーマ別調べ学習とレポート作成
ここまでのテーマとレポートのアウトラインに基づき、図書館やオンライン資料などを調べ、論拠となるデータを入手し、レポートを作成する。
第10回[対面/face to face]：対人環境の心理学(1)
「自分の周囲に他者がいる」という対人環境が個人に与える様々な影響について，影響の受けやすさに関連する個人特性も含めて解説する。
第11回[対面/face to face]：対人環境の心理学(2)
自分の個人特性を理解し，対人環境からの影響の受けやすさを理解した上で，そのような環境下でどのように行動するかを受講生同士で議論する。
第12回[対面/face to face]：危機予防の心理学(1)
いじめ、不審者侵入などあらゆる種類の学校危機に対する予防のあり方をエビデンスをもとに解説する。
第13回[オンライン/online]：危機予防の心理学(2)
心理的な危機を予防するためにどのようなアプローチやプログラムが可能かを議論し、具体案を作成する。
第14回[オンライン/online]：テーマ別調べ学習とレポート作成
ここまでのテーマとレポートのアウトラインに基づき、図書館やオンライン資料などを調べ、論拠となるデータを入手し、レポートを作成する。
必要に応じて講義担当教員へ質問し、最終的にレポートをまとめ、提出する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間内にも調べ学習などの時間をとってありますが，単元ごとに提出するレポートの作成には図書館へ行ったり，文献を検索したり，レポートを書く時間を確保しておきましょう。各単元のレポートにかかる時間は各単元ごとの復習6時間とレポート作成6時間の計12時間を標準としています。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストはありません。
参考書References
参考文献を紹介します（以下は一例です）。
○Chance, P., & Heward, W. L. (2010). Climate Change: Meeting the Challenge. The Behavior Analyst, 33, 197–206.
○Abrahamse, W., Steg, L., Vlek, C., & Rothengatter, T. (2005). A review of intervention studies aimed at household energy conservation. Journal of Environmental Psychology, 25, 273-291.
○山崎勝幸•戸田有一•渡辺弥生 (2013). 世界の学校予防教育 金子書房
○Brock, S.E, & Jimerson, S. R. (Eds.) (2012). Best Practices in School Crisis Prevention and Intervention 2nd edition, National Association of School Psychologists.
○石原 邦雄 (2008). 家族のストレスとサポート 放送大学教育振興会
○井出 祥子・平賀 正子 (2005)．講座社会言語科学〈第1巻〉異文化とコミュニケーション ひつじ書房
成績評価の方法と基準Grading criteria
テーマ別レポート（全5題）をそれぞれ20点満点で採点し、合計得点が満点（100点）に占める割合で成績を評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
（2022年度は未開講でした）
その他の重要事項Others
代表として島宗のオフィスアワーを掲載しておきます。他の教員のオフィスアワーについては各自が担当する授業シラバスを参照して下さい。
○ オフィスアワーは春学期，秋学期ともに火曜日の2限，場所は研究室（富士見坂校舎6F9号室）です。