文学部Faculty of Letters
GEO300BF（地理学 / Geography 300）写真判読ⅠAerial Photography I
八木 浩司Hiroshi YAGI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3463 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 地理学実験室（１）（１３００） |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 地理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Topography is the most basal structure of environments. Topographic evolution has occurred according to global climatic change and regional tectonic movement since the middle Pleistocene. Outline of this class is to learn geomorphic evolution.
Objectives of this class is to realize the geo-surface is phenomena of 3D by topographic maps and interpretation of aerial photos.
Learning activities outside of the class room will be done in the down town area of Tokyo on a specific Saturday, in May or June.
Presentation of a study reporton a specific region where each student is interested in and chooses to deepen its understanding at the final stage of this class.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading policy is according to understanding level of geomorphic evolution based on results of subjects given at each class including the field study report and the presentation. The weighting ratio of the grading is 60% for the reports and 40% for the presentation, respectively. More than 60% of the total score is required to pass in this class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
地殻変動や気候変動の重合現象として地表は形成されてきた．地表が3次元的に配列された形成年代の異なる地形面から成り立っていることを視覚的に認知することは，地表が隆起したり侵食された結果発達してきたことをを考える第一歩となる．この講義では地形図の判読から始まり空中写真を用いた地表の３D判読を学び，実際の地形を空間的に連続する3次元現象であることを認識可能とする．
到達目標Goal
地表の３D判読を通して，身近な場所はもちろん遠く離れた場所に関しても地表の3次元的な空間構成を理解し，それらの場所の成り立ちを掘り下げて考られることを目指す．
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で用語等の解説をした後，過去の河床・海岸平野として形成された地形面が高低差を持ちながら地表に配列されていることを空中写真判読で実際に認識・把握するためのトレーニングを行う．
授業で判読した地形面を実際に現地で確認するため，6月初旬に土曜日を用いて集中講義形式で，東京駅を起点に都内中心部における地形面や段丘崖の分布を自分の足で確認するための野外学習を行う．実施日については履修者と協議して決めたい．
自身の関心の深い地域について空中写真判読を行い，その結果を地形発達史的に理解するためのプレゼンテーションを行うことで，理解を深めていく．
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：地形景観を読む
環境の基層構造として地形を如何に認識するかを
学ぶ．
第2回[対面/face to face]：地理院地図を使いこなす
身近に利用できる地図サイトに入り，その活用法を学ぶ．
第3回[対面/face to face]：地形面とは何か
景観の中に隠れた段差を読み取る．地形図に示された浸食面，段丘崖，段丘面を読み取る．
事例：東京，大阪，仙台西部
第4回[対面/face to face]：地形面を読み取る
地形図上に示された扇状地を読み取る．
事例：札幌，山形，松本，富山
第5回[対面/face to face]：空中写真判読による地表の３D認識１
空中写真判読の原理を理解し，実際に地表の凹凸を確認する．
第6回[対面/face to face]：空中写真判読による地表の３D認識 2
東京首部の空中写真の実体判読によりそこに存在する段差を確認し，それを地形図上に正確にプロットする．
第7回[対面/face to face]：東京首部の地形を歩く１
東京駅ｰ皇居東御苑ｰ千鳥ヶ淵ｰ憲政記念公園ｰ
日本水準原点
空中写真判読結果を参照しながら東京首部を歩き，普段何気なく登り降りしていた坂道が連続する段丘崖であることを確認する．
第8回[対面/face to face]：東京首部の地形を歩く２
日本水準原点ｰ溜池山王ｰ赤坂見附ｰ市ヶ谷見附
空中写真判読結果を参照しながら東京首部を歩き，普段何気なく登り降りしていた坂道が連続する段丘崖であることを確認する．
第9回[対面/face to face]：東京首部の地形を歩く３
市ヶ谷見附ｰ東池袋ｰ飛鳥山ｰ田端
空中写真判読結果を参照しながら東京首部を歩き，普段何気なく登り降りしていた坂道が連続する段丘崖であることを確認する．
第10回[対面/face to face]：地形図上で活断層を読み取る
扇状地や段丘面など数万年以降形成された平坦な地形面の変形を地形図で読み取る．
事例：京都，富山平野・呉羽山断層
第11回[対面/face to face]：空中写真で活断層を読み取る１
扇状地や段丘面など数万年以降形成された平坦な地形面の変形を空中写真で読み取る．
事例：福島盆地西縁，長野盆地北西縁
第12回[対面/face to face]：空中写真で活断層を読み取る２
扇状地や段丘面など数万年以降形成された平坦な地形面の変形を空中写真で読み取る．
事例：琵琶湖西岸，山崎断層
第13回[対面/face to face]：空中写真判読による地域の地形判読
自身の関心のある地域について空中写真判読を用いた段丘区分や活断層判読を行う．
第14回[対面/face to face]：地形判読結果のプレゼンテーション
前回行った空中写真判読結果をゼミ形式で発表する．
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業に関連した課題を毎回与えられます．自宅でもインターネットに接続されたパソコンで地理院地図を開きながら課題に対処することが望まれる．
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回資料を配付する．
テキストは指定しない．
参考書References
貝塚ほか「写真と図で見る地形学」東大出版
貝塚爽平「東京の自然史」講談社学術文庫
岡田・八木「図説日本の活断層」朝倉書店
五百沢「新・歩いていよう東京」岩波ジュニア新書
成績評価の方法と基準Grading criteria
提出された各回の授業での課題の評価を素点として合計するとともに，最終回のプレゼンとそのレポートの評価を総合する．その比率はそれぞれ60％および40％とする．
総得点の60点以上を合格とする．
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度担当者変更によりフィードバックできません．
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
自宅での学習のためインターネットに接続されたパソコンが必要です．
一部の授業ではマルチメディア室を使用します．