文学部Faculty of Letters
GEO200BF（地理学 / Geography 200）世界地誌（１）Regional Geography (1)
堤 純Jun TSUTSUMI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3443 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市富士‐Ｆ３０９ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2～4 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 地理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Australia is considered one of the most beautiful and comfortable countries in the world. Australia has a strong impression of being "a generous and prosperous country blessed with a warm climate, abundant agricultural and mineral resources, and cheerful and friendly Aussie people," but until the mid-1970s, Australia was a completely different country with a White Australia policy that did not accept Asian immigrants. Australia's path to a "honeymoon relationship" with Japan was by no means smooth. In this lecture, we will approach the real face of Australia from diverse perspectives, such as, including its natural environment, history, cultural background, economic situation, and role in international society, and so on.
Goal
1. Students will be able to explain the nature, history, and cultural characteristics of Australia.
2. Students will be able to explain changes in the diplomatic stance of Australia between the time of the beginning and today.
3. Students will be able to explain the urban social problems in Australia by giving some concrete examples.
Work to be done outside of class (preparation, etc.)
The PowerPoint slides (filling-blank-space type) to be used in the class are subject to be uploaded on the LMS by the week before the class, so it is recommended that students read through the slides before the next class and try to find the terms thnat fits blanks before attending the class (2 hours).
Review the contents of the PowerPoint slide by comparing your answer with the instructor's oral explanations (2 hours).
Grading criteria
50% on the reaction paper assigned in each class, and 50% on the final exam (report will be submitted to the LMS).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
世界で最も美しく暮らしやすい国の一つといわれるオーストラリア。「温暖な気候に恵まれ，豊富な農産・鉱物資源に恵まれ，陽気でフレンドリーなオージーの暮らす大らかで豊かな国」という印象の強いオーストラリアだが，1970年代中盤までは，白豪主義を掲げ，アジア系移民を受け付けない，全くの「別人」だった。そのオーストラリアが，日本と「相思相愛」の関係になるまでの道は決して平坦ではなかった。この授業では，自然条件，歴史，文化的背景，経済状況，そして国際社会における役割など多様な視点から地誌学（地域地理学）的に，この国の素顔に迫る。
到達目標Goal
１．オーストラリアの自然，歴史，文化的な特徴を説明できる。
２．オーストラリア建国時と今日の外交上のスタンスの変化を説明できる。
３．オーストラリアの都市社会が抱える諸問題とその解決策について一例を挙げて説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
対面による授業を予定していますが，担当教員の都合により4～7回のオンライン（当該授業時間中にライブ配信＋有効期限のあるオンデマンド動画併用予定）の回がある見込みです。詳細は，初回の授業日にアナウンスします。詳細は，法政大学のルールに従うことにします。どの回が対面で，どの回がオンラインになるかは，初回の授業時（9月26日：初回は必ず対面）にアナウンスします。
リアクションペーパー（500字未満）は毎回書く事を求めます。詳しくは，【成績評価の方法と基準】欄も併せて参照して下さい。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オーストラリアとはどんな国か？
オリエンテーション
第2回[対面/face to face]：オーストラリアの自然環境の特殊性（5500万年の大陸移動と厳しい乾燥）
乾燥が激しいオーストラリアの自然環境は，人が住む大陸の中で最も厳しい一方で，固有の動植物を生み出してきた重要な条件となってきた背景について講義する。
第3回[対面/face to face]：多様な気候条件と固有種（なぜコアラとカンガルーが大繁殖したか）
自然環境と固有種の関係について，前回授業の内容をさらに深掘りする。
第4回[対面/face to face]：映画に描かれたオーストラリア社会の表象① -Harsh History of Immigrants-
移民によって作られたオーストラリアにおいても，イングランド系移民とアイルランド系移民の間で厳しい対立があった背景について講義する。
第5回[対面/face to face]：映画に描かれたオーストラリア社会の表象② -Stolen Generations-
先住民のアボリジニの子供を強制的に親から離し，白人社会の中で育てていた政策について講義する。
第6回[対面/face to face]：広大な大地とDreaming Story -アボリジニの文化-
文字をもたない文化ゆえに優れた芸術性をもったアボリジナル・アートについて講義する。
第7回[対面/face to face]：植民地の成立とオーストラリア政治 -ゴールドラッシュと白豪主義-
白豪主義が成立した背景と，1970年代に白豪主義が撤廃されるに至った経緯について講義する。
第8回[対面/face to face]：イギリスとの「決別」とアジア・太平洋地域への接近 -国家アイデンティティの確立-
オーストラリアがなぜアジアの一員になったのかについて，社会・経済条件の観点から講義する。
第9回[対面/face to face]：オーストラリアの農牧業 -もはや「羊の背中にのった国」ではない？-
オーストラリアの農業の特徴について講義する。
第10回[対面/face to face]：オーストラリアの都市社会①（鉄鉱山へのFIFO「飛行機通勤」で発展するパース）
パースとその周辺地域の特徴について講義する。
第11回[対面/face to face]：オーストラリアの都市社会②（グローバル都市・シドニー）
シドニーとその周辺地域の特徴について講義する。
第12回[対面/face to face]：オーストラリアの都市社会③（伝統と最新が調和する都市・メルボルン）
メルボルンとその周辺地域の特徴について講義する。
第13回[対面/face to face]：Lovely Aussie Lifestyle（wagyu，バーベキュー，LOHASな休日，LGBTQ社会，観光など）
豊かでゆっくりと時間が流れるオーストラリアの休日の風景について講義する。
第14回[オンライン/online]：試験・まとめと解説
試験実施（LMSにレポートを提出するスタイルを予定）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で使うパワーポイントのスライド（空欄穴埋め式）はおおむね当該授業の前週の授業日までにはLMS上にアップされているので，次週の授業までの間にあらかじめ目を通して，空欄に入る用語を予習した上で当日の授業に臨むとよい（2時間）。
パワーポイントの内容と，授業時の教官の口頭説明や板書内容を書き取った自筆ノートとを比較しながら復習する（2時間）。
テキスト（教科書）Textbooks
特定の教科書は使用しない。
参考書References
堤 純 編（2018）『変貌する現代オーストラリアの都市社会』筑波大学出版会，ISBN 4904074467
竹田いさみ（2000）『物語オーストラリアの歴史: 多文化ミドルパワーの実験』中央公論社，ISBN 9784121015471
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のリアクションペーパーで50%，期末試験（LMSにレポートを提出するスタイルを予定）にて50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンラインの授業が4〜7回ある予定のため，オンライン動画を視聴できる環境が必要です。
その他の重要事項Others
毎回の授業で用いる教材（パワーポイント資料，授業動画）は，LMS上で公開します。
担当教官は非常勤講師ゆえ，オフィスアワーはありません。質問・連絡事項がある場合は，メール（jtsu@geoenv.tsukuba.ac.jp）で受け付けますが，その際，必ず「PCのメールアドレス（GmailなどのWebmail可）」から送信して下さい。未着トラブルが多いので，携帯ドメイン（docomo, ezweb, softbank等）からのメールには返信しません。