文学部Faculty of Letters
GEO200BF（地理学 / Geography 200）日本地誌Regional Geography (Japan)
倉光 ミナ子Minako KURAMITSU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3902 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 日本地誌（１）（2022年度以前入学者） |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｇ‐Ｇ２０１ |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 2022年度以前入学生は「日本地誌（１）（A3410）」を履修する（配当年次は2～4）。 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 地理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Regional geography is Regional geography is a holistic field of geography that aims to capture and depict the characteristics of a region. This course deals with the regional geography of Japan and considers how the characteristics of the region known as Japan can be captured from a variety of approaches to regional geography. At the end of the course, Students are expected to create their own regional geography of the familiar region or place in Japan. Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting, which will need more than 2 hours. Final grade will be decided based on the short reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
地誌学とは地域の特性をとらえ、それを描き出すことを目指した地理学の総合的な領域ともいえる。この授業では日本という地域の特性をいかに捉えることができるのかという点について、いくつかの地誌学のアプローチから考えていく。そして、最終的には自ら日本のある地域・場所の地誌を作成することを目指していく。
到達目標Goal
授業を通して具体的には次の３点を身につけることを目標とする。１）地誌学とはどのような学問であるのか、地誌学の系譜やさまざまなアプローチに対する基本知識を習得する。２）自然環境、環境と生活、文化、生業と産業、国土開発といったキーワードを参照に、地誌学のアプローチに基づいた日本という地域の特性の捉え方を理解できる。３）地域の特性とは何かという点を考えて、自らデータを集めて、地誌を作成できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は講義部分と課題部分に大きく分かれる。講義部分では授業で配布される資料に基づき講義する。講義の一部に意見交換をするグループワークが含まれる。リアクションペーパーは講義全体の中で5回程度提出する（リアクションペーパーは次回以降の授業でフィードバックを行う）。課題部分では11月半ば～冬休み中に地域や場所を選んで地誌を作成する。そして、可能であれば、その相互評価を行い、まとめのレポートを提出する（ただし、課題部分の進め方は受講者数によって変わる可能性がある）。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
・地理学における地誌学の位置づけ
・授業の内容および成績評価についての説明
第2回[対面/face to face]：地誌とは何か
・地誌学の発展の歴史
・グループワーク：「日本という地域の特性？」
第3回[対面/face to face]：日本の自然と風土
日本という地域の特性をつくりだす自然環境と風土、さらに環境と生活のかかわりについて学んでいく
第4回[対面/face to face]：戦後日本の変容①
日本の人口の変化とそれがつくりだす地域の特性について考える
第5回[対面/face to face]：戦後日本の変容②
国土開発の歴史を振り返りつつ、それがつくりだす地域の特性について考える
第6回[対面/face to face]：身近な地域の地誌
生業と産業を中心に、身近な地域の地誌（地域学習のやり方）について学ぶ
第7回[対面/face to face]：テーマ重視地誌①：災害
東日本大震災を事例に、災害が地域にもたらした変容を考える
第8回[対面/face to face]：地誌を描く①
地誌の描くとはどういうことなのか
第9回[対面/face to face]：地誌を描く②
地誌を描くためのアプローチについて学ぶ
第10回[対面/face to face]：地誌を描く③
地誌を描くためのデータの集め方について学ぶ
第11回[対面/face to face]：歴史地誌
沖縄を取り上げることでポストコロニアルな日本の特性について考えていく
第12回[対面/face to face]：グローバルゼーションと日本
インバウンドを事例に、文化と観光／ツーリズムから現代の日本の特性について考える
第13回[対面/face to face]：テーマ重視地誌②：在日外国人とまちづくり
在日外国人とまちづくりの関係から現代の日本の特性について考える
第14回[対面/face to face]：総括／地誌を読む
授業のまとめをする
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
新聞やSNSなどのメディアで取り上げられる出来事などへも目配りすることを忘れないようにしてほしい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
指定した教科書は使用しません。参考資料等は適宜授業内容に応じて配布します。
参考書References
・矢ケ﨑典隆・加賀美雅弘・牛垣雄矢編（2020）『地誌学概論（第2版）』朝倉書店．
・上杉和央・小野映介編（2023）『みわたす・つなげる地誌学』古今書院．
松井秀郎編（2020）『1964年と2020年くらべて楽しむ地図帳』山川出版社．
成績評価の方法と基準Grading criteria
１）平常点（40％）：リアクションペーパーの提出状況（25％）とグループワークへの参加（15％）
２）地誌の作成とその成果物の提出（30％）
３）期末（まとめ）レポート提出（30％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを利用する予定です。授業資料はそちらに掲載する予定ですので、確認してください。
その他の重要事項Others
授業の進み具合や受講者数により授業計画を変更する可能性があります。