文学部Faculty of Letters
HIS200BE（史学 / History 200）西洋史特講ⅥSpecial Lecture on Western History VI
大鳥 由香子Yukako OTORI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3173 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｙ‐Ｙ５０５ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 2～4 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This course explores modern US history, with an emphasis on gender and higher education. Women's educational advancements served as cornerstones of gender equality in the United States, creating gender/sexuality studies as established disciplines and promoting sexual violence prevention programs on campus and beyond.
Students will gain basic knowledge of gender and education in the United States. They will also learn how to interpret English-language primary sources.
This will be a lecture course. Every week students will submit response papers in Japanese. Some of the reading materials are available only in English.
Approximately four hours of study and preparation are required. Students need to do weekly readings and submit response papers as some of them will be discussed in class. Students are also expected to study on their own for weekly quizzes in Japanese.
A breakdown of the final grade will be:
Weekly Assignments:30%
Quizzes:30%
Final Exam:40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義は19世紀以降のアメリカ史についての理解を深めることを目的とする。ジェンダーギャップという点からすると、日本よりもアメリカ社会の方が「進んでいる」という評価を下されることが多い。例えば大学に関していうと、ジェンダー研究やセクシュアリティ研究などの分野は日本よりもアメリカ合衆国の方がずっと盛んであり、キャンパス内における性暴力防止などの取り組みも進んでいる。このような事情を踏まえ、今年度は19世紀以降のアメリカ史について、特にジェンダーと高等教育の視点から論じる。
到達目標Goal
アメリカ社会におけるジェンダーについての基礎的な知識を得る。
英文の史料を解釈する能力を伸ばす。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この授業は基本的に講義形式で進める。履修人数によっては、演習形式を取り入れる場合もあるが、リアクションペーパーの提出は必須となる。また、日本語訳のない英語の史料の講読を課題とする週もある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：ガイダンス
授業内容の紹介
第2回[対面/face to face]：19世紀アメリカにおける女性と高等教育
アメリカ合衆国において女子教育はどのように始まったのか
第3回[対面/face to face]：教師としての白人女性たち
女子教育は人種とどう関わっていたのか
第4回[対面/face to face]：20世紀前半のアメリカにおける女性と高等教育
女性たちはどのように科学に携わっていったのか
第5回[対面/face to face]：黒人女性と高等教育
黒人女性はどのようにして高等教育へのアクセスを得ていったのか
第6回[対面/face to face]：公民権運動とフェミニズム
公民権運動は女性たちの歩みをどう変えたのか
第7回[対面/face to face]：タイトル・ナイン
フェミニズムはなぜ教育の平等を求めたのか
第8回[対面/face to face]：覇権国家とアメリカ女性
アメリカの覇権は女性たちの歩みをどう変えたのか
第9回[対面/face to face]：タイトル・ナイン
高等教育におけるジェンダーの平等とは何か
第10回[対面/face to face]：女性と大学スポーツ
女性学生の増加は何をもたらしたのか
第11回[対面/face to face]：女性と大学スポーツ
アメリカの事例から私たちは何を学ぶことができるのか
第12回[対面/face to face]：キャンパスにおける多様性
キャンパスにおける多様性はどのように考えられてきたのか
第13回[対面/face to face]：キャンパスにおける性暴力防止の取り組み
タイトル・ナインは何をもたらしているのか
第14回[対面/face to face]：期末試験
期末試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授本授業の準備・復習時間は各4時間を標準とします。学生は授業の復習のほか、授業内で取り上げる文献に関する課題を行ってもらいます。課題については次週の授業で解説を行う、また皆さんのコメントを取り上げるなどの形でフィードバックを行います。また、教科書を活用し、アメリカ史の基本的な流れを各自で抑え、基本的な事項の定着を図ります。
テキスト（教科書）Textbooks
遠藤泰生・小田悠生『はじめて学ぶアメリカの歴史と文化』ミネルヴァ書房（2022）
このテキストは秋学期開講のアメリカ史の授業（西洋史特講VII）と共通である。そのほかの資料については、適宜配布する。
参考書References
リンダ・K・カーバー、ジェーン・シェロン・ドゥハート編著、有賀夏紀 [ほか] 編訳『ウィメンズアメリカ 資料編』 (2000)
エレン・キャロル・デュボイス、リン・デュメニル著 、石井紀子 [ほか] 訳『女性の目からみたアメリカ史 』(2009)
有賀夏紀、小檜山ルイ『アメリカ・ジェンダー史研究入門』(2010)
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎週の課題（履修者数によってディスカッションへの参加と貢献）：30％
小テスト：30％
期末試験：40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度の授業ではアメリカの大学事情に関するコメントが寄せられており、今年度はジェンダーと高等教育についてより広範に取り扱う予定である。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布・課題提出、小テスト実施等のために学習支援システム等を利用する予定。