文学部Faculty of Letters
HIS300BE（史学 / History 300）西洋前近代史演習Seminar on Western Pre-modern History
内田 康太Yasutaka UCHIDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3150 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市富士‐Ｆ５０８ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Course outline: This course helps students acquire the basic skills and knowledge to write their graduation thesis on pre-modern western history.
Learning Objectives: The followings are the goals of this course.
- Students are able to gather academic texts necessary for their research.
- Students are able to read accurately and critically academic texts written in Japanese or English.
- Students are able to progress their research and to make a logical and convincing presentation on it.
Learning activities outside of classroom: Students’ study time is at least four hours for a class.
(Spring term) They are expected to make a translation of the assigned English text before each class meeting, and after the class to review their own translation.
(Autumn term) They are expected to progress their own research and prepare to make a presentation on it.
Grading Criteria: Grading will be decided based on the preparation for each class meeting (40%), the reading comprehension of English texts (40%), and in-class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
西洋前近代史の卒業論文執筆に必要な基礎的技術・知識を習得する。
到達目標Goal
この授業の到達目標は以下のとおり。
・各自の関心に沿った学術文献の収集ができること。
・日本語・英語で書かれた学術文献を正確かつ批判的に読解できること。
・自身の研究を進展させるとともに、研究について論理的かつ説得的な報告ができること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
春学期は、共和政期ローマの民衆と政治をテーマとした英語文献を精読する。授業は受講生がテキストを日本語に訳出するかたちで進め、これを教員と受講生全員で検討することにより、西洋前近代史関係の英語文献を読み解くために必要となる様々な技術を学ぶ。あらかじめ訳読の担当者を決めることはしないため、受講生全員が十分な予習を毎回してくることが求められる。
秋学期は、受講生による研究報告とそれに対する質疑応答・討論のかたちで授業を進める。３年生は、自らの研究テーマに関する先行研究・研究史と問題の所在を明らかにしたうえで、どのような方法でその問題を解決する見通しであるかについて報告する。２年生は、自らの研究テーマを絞り込み、関連する研究文献を収集するとともに、その中から少なくとも一点を精読したうえで、自由研究発表を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：春学期のイントロダクション
研究テーマの探し方・研究文献の探し方
第2回[対面/face to face]：英語文献講読（１）
共和政期ローマにおける民衆と政治の問題をめぐって
第3回[対面/face to face]：英語文献講読（２）
古典学説
第4回[対面/face to face]：英語文献講読（３）
新学説
第5回[対面/face to face]：英語文献講読（４）
ポリュビオスの混合政体論にみるローマ共和政
第6回[対面/face to face]：英語文献講読（５）
ポリュビオスの混合政体論とその問題点
第7回[対面/face to face]：英語文献講読（６）
理念と実体
第8回[対面/face to face]：英語文献講読（７）
理念としての民衆
第9回[対面/face to face]：英語文献講読（８）
「民衆の自由（リーベルタース）」の柔軟性
第10回[対面/face to face]：英語文献講読（９）
「民衆の自由（リーベルタース）」の重要性
第11回[対面/face to face]：英語文献講読（１０）
「民衆の自由（リーベルタース）」の問題点
第12回[対面/face to face]：英語文献講読（１１）
実体としての民衆
第13回[対面/face to face]：英語文献講読（１２）
共和政期ローマにおける民衆と政治の問題を解決するために
第14回[対面/face to face]：春学期のまとめ
到達度の確認と秋学期までの課題の発表
第15回[対面/face to face]：秋学期のイントロダクション
自由研究発表・卒業論文報告の概要説明とスケジュール確認
第16回[対面/face to face]：発表・報告の準備
口頭発表の方法・レジュメの作成方法
第17回[対面/face to face]：卒業論文報告（１）
３年生による卒業論文中間報告と質疑応答・討議
第18回[対面/face to face]：卒業論文報告（２）
３年生による卒業論文中間報告と質疑応答・討議
第19回[対面/face to face]：卒業論文報告（３）
３年生による卒業論文中間報告と質疑応答・討議
第20回[対面/face to face]：卒業論文報告（４）
３年生による卒業論文中間報告と質疑応答・討議
第21回[対面/face to face]：卒業論文の完成にむけて
３年生による卒業論文中間報告の総括
第22回[対面/face to face]：自由研究発表（１）
２年生による自由研究発表と質疑応答・討議
第23回[対面/face to face]：自由研究発表（２）
２年生による自由研究発表と質疑応答・討議
第24回[対面/face to face]：自由研究発表（３）
２年生による自由研究発表と質疑応答・討議
第25回[対面/face to face]：自由研究発表（４）
２年生による自由研究発表と質疑応答・討議
第26回[対面/face to face]：自由研究発表（５）
２年生による自由研究発表と質疑応答・討議
第27回[対面/face to face]：卒業論文報告にむけて
２年生による自由研究発表の総括
第28回[対面/face to face]：秋学期のまとめ
到達度の確認と次年度春学期までの課題の発表
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の授業外学習時間は４時間以上となる。
春学期は、授業に臨むにあたっては英語文献の所定箇所について訳文を準備し、授業後には自身の訳文を再検討することが求められる。
秋学期は、自身の研究を進めるとともに、自らの研究についての報告準備を行うことが求められる。
テキスト（教科書）Textbooks
H. Mouritsen, Plebs and Politics in the Late Roman Republic, Cambridge, 2001, pp. 1-17.
参考書References
ヘンリック・ムーリツェン「民衆／民会の権力 ローマ政体論への新しいアプローチ」（高橋亮介／鷲田睦朗訳）『パブリック・ヒストリー』7，2010年，86-104頁．
砂田徹「共和政期ローマの社会・政治構造をめぐる最近の論争について――ミラーの問題提起（1984年）以降を中心に――」『史学雑誌』106-8，1997年，63-86頁．
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業に対する予習度（40％）
英語文献読解の精度（40％）
質問やコメント等、授業への積極的参加度（20％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規担当のためフィードバックできない。