文学部Faculty of Letters
HIS100BE（史学 / History 100）日本史概説ⅠIntroduction to Japanese History I
古庄 浩明Hiroaki FURUSHO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A3101 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Ｙ‐Ｙ６０６ |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
In this lecture, the primitive and ancient history of Japan is explained through archaeology. The aim of the lecture is to learn when and how Japanese society was formed.
The lecture will give an overview of the period from the Paleolithic Age to the founding of the Ritsuryo State. Students will be able to survey the formation of Japan by considering archaeological data as well as the chronicle of Japan and the international situation at that time, and understand the picture of the society of primitive and ancient Japan.
It is advisable to prepare for and follow up the lecture by reading the textbook and references. It is advisable to download the prescribed lecture notes from "Hiroaki Furusho's Lecture Notes" in advance and use them for preparation and follow-up. The standard preparation and review time for this course is 4 hours each. Lecture Notes by Hiroaki Furusho" https://wacoffee.blogspot.com/
Grading is based on 50 percent of the regular grade and 50 percent of the test (or report), for a total of 100 percent.
Students will receive a regular grade based on their level of concentration, participation, and progress in the lecture.
A 60-minute final exam will be given during the last class period of this course. Students may bring textbooks and notebooks for the exam, but no electronic devices such as smartphones or personal computers unless there are special circumstances. Details will be explained in class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では考古学の成果から復元された日本の原始・古代社会について概観する。
受講者には当該期の大要をつかみ、考古学から見た日本の原始古代を大観してもらうことを目的とする。具体的には、旧石器時代から律令国家の成立までを概観して講義する。
到達目標Goal
旧石器時代から律令国家の成立までを概観して講義とする。受講者は考古資料を中心として、日本の成り立ちを考古資料に加え『記紀』や当時の国際情勢も考慮して概観し、原始・古代の日本の社会像を理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業は対面授業です。ただし社会情勢などにより、学習支援システムを利用したビデオ配信を行う場合もあります。
・授業形態（講義）対面授業は教科書とビデオを見ながら講義ノートを作成していきます。
・講義ノートは「古庄浩明の講義ノート http://wacoffee.blogspot.jp/」でダウンロードできます。データにはプロテクトがかけられています。プロテクトキーは授業中にお知らせします。
・教科書は大学指定の生協でご購入できます。お早めに入手なさってください。
・質問等に対するフィードバックは授業中に行います。また、学習支援システムによっても受け付けます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：先土器時代（旧石器時代）1
日本の人骨化石
石器の特徴と編年
第2回[対面/face to face]：先土器時代（旧石器時代）2
人々の生活
先土器時代の終わり
第3回[対面/face to face]：縄文時代1
縄文時代の始まり
第4回[対面/face to face]：縄文時代2
縄文時代の生活基盤
第5回[対面/face to face]：縄文時代3
精神文化と埋葬
第6回[対面/face to face]：弥生時代1
農耕のはじまり
第7回[対面/face to face]：弥生時代2
鉄器と青銅器
第8回[対面/face to face]：弥生時代3
ムラからクニへ
邪馬台国と卑弥呼
第9回[対面/face to face]：古墳時代1
古墳とは何か
前方後円墳体制の背景
第10回[対面/face to face]：古墳時代2
前期古墳
中期古墳
後期古墳
第11回[対面/face to face]：古墳時代3
前方後円墳体制の終焉
第12回[対面/face to face]：飛鳥時代1
東アジアの動向
第13回[対面/face to face]：飛鳥時代2
聖徳太子と推古
大化の改新と天智
第14回[対面/face to face]：飛鳥時代3
飛鳥時代の終わりと「日本」のはじまり
試験（60分）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストや参考文献などを事前に読んで予習・復習することが望ましい。「古庄浩明の講義ノート」から所定の講義ノートを事前にダウンロードして予習・復習に活用することが望ましい。本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とする。
「古庄浩明の講義ノート」https://wacoffee.blogspot.com/
テキスト（教科書）Textbooks
古庄浩明2013『「日本」のはじまり』（第2回改訂発行）和出版 3000円＋税（生協で販売）＊必ず改訂版をご購入ください。
参考書References
古庄浩明2012『朝日おとなの学びなおし日本史 考古学が解き明かす古代史』朝日新聞出版社 1400円＋税 （出版社では売り切れになったそうです。amazonで購入できます。できたら入手なさってください。）
その他、教科書の参考文献欄を参照。皆さんの学習に役立つ参考文献を多く掲載しています。Hiroaki FURUSHO 2022『Beginning of Japan』wasyuppan ISBN978-9906476-7-4 英語・ロシア語版です。Amazon kindleでデータ版1446円・プリント版3185円（ドル円レートにより変動）を購入できます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点50パーセント、テスト（またはレポート）50パーセント、合計100パーセントで採点する。
・講義への集中度や参加度・学習状況によって授業の平常点をつけます。
・本授業の最終授業時間に60分の期末試験を行います。試験は教科書・ノートは持ち込み可ですが、スマホ・PCなどの電子デバイスは特別の事情がない限り持ち込み不可です。詳しくは授業中に説明します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・プリントを配布して授業を進めるが、すこし作業しないと眠くなるという意見が出たので、穴埋め部分を作った。
・対面授業での説明漏れ、解説の間違いを極力減らすため、事前に収録した授業のYouTubeを対面授業でも活用する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
教科書・講義ノートのプリントアウト・ネット環境
Printout of textbooks and lecture notes, Internet environment
その他の重要事項Others
世界史的視野に立った日本史を心がけて授業を進める。高校の世界史・日本史の教科書を理解していることが必要です。
1.教科書を購入し、下記のアドレスからノートをダウンロードしてください。教科書は大学の生協で購入できます。英語・ロシア語版はkindleで購入してください
2.ノートは{http://wacoffee.blogspot.com/}にアクセスしてダウンロードしてください。プロテクトがかかっています。パスワードは授業中におしらせします。
考古学者。1960年、熊本県生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修士課程修了。東京国立博物館有史室事務補・土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム学芸員などを歴任。法政大学通信教育部・駒澤大学文学部・国士舘大学21世紀アジア学部講師などをつとめる。弥生時代から歴史時代までの、考古学からみる社会構造の研究を進める。近年では中央アジア・ウズベキスタン共和国でシルクロードの調査研究・遺跡保存も行っている。
著作・論文に『Beginning of Japan』wasyuppan 2022、『玄奘とシルクロード』三恵社2020、『中央アジアの歴史と考古学』三恵社2019、『考古学の世界』三恵社2018、『文化財学の基礎』三恵社2018、『「日本」のはじまり』和出版2013、『朝日おとなの学びなおし 考古学が解き明かす古代史 日本の始まりに迫る』朝日新聞出版2012、「古代における鉄製農工具の所有形態」『考古学雑誌』79-3 1994、「土井ヶ浜遺跡の祭祀と社会」『原始・古代日本の祭祀』同成社2007、「中央アジア・ウズベキスタンにおける遺構保存の現状と課題」『21世紀アジア学会紀要』７ 2009など、多数。