文学部Faculty of Letters
LIT300BD(文学 / Literature 300)英米文学演習(1)ASeminar in English and American Literature (1) A
宮川 雅Tadashi MIYAKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A2943 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市BT‐1001 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 英文学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Close reading of Paul Auster's novella, Ghosts(1986). Use research to deepen understanding text and to develop analytical thinking that demonstrate the connections between the primary and secondary sources.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
アメリカ小説研究
半期で読める中篇小説を精読する。今期は、Paul Auster (1947― )の Ghosts(1986)を読む。中篇小説を丁寧に精読しながら、分析・解釈の具体的な方法を学ぶことを目的とする。英語の読解・注釈作業をとおして論理的思考やリサーチ能力を高め、説得力のあるプレゼンテーションと質疑応答の能力を身につける。
到達目標Goal
抽象的には、(1)アメリカ文学作品で描かれている、英語が使われている国・地域の歴史と文化について理解している。
(2)英語で書かれた代表的なアメリカ文学作品について理解している。
(3)アメリカ文学作品の背景的知識を得ている。
具体的には、①一見して雑然とした散文を読んでも重要な要素や重視したい箇所を自身の判断で指摘・抽出できる ②読むため・理解するために調べること、とくに固有名詞や歴史的・社会的背景について調べることを面倒だと思わずできる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
初版のプリントを使用して過去の研究や批評にも目を向けながら読む。授業はレポーター制の演習形式で展開するが、いっぽうで分析や解釈のポイントないし主題について考えながら読み進める(各回のテーマを参照)。レポーターは、①《梗概(要約)》②《注意すべき語句や表現》③《コメント》をまとめたハンドアウトを用意し、担当箇所について意見交換のたたき台を用意する。レポーター以外の参加者も自身の予習に基づいて質問したり意見を述べることが必要となる。レポーター担当の割り振りについては、ある程度機械的に初回に決める予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:注釈から批評行為へ
歴史的な概説と文学史的評価など/参考文献紹介/レポーター割り振り
第2回[対面/face to face]:論証と精読とリサーチ
レポーターによる発表および意見交換①
第3回[対面/face to face]:作品分析――テクスト
レポーターによる発表および意見交換②
第4回[対面/face to face]:作品分析――ストーリーとプロット
レポーターによる発表および意見交換③
第5回[対面/face to face]:作品分析――登場人物(キャラクター、ピープル)
レポーターによる発表および意見交換④
第6回[対面/face to face]:作品分析――比喩、イメジ、象徴
レポーターによる発表および意見交換⑤
第7回[対面/face to face]:作品分析――視点と語り
レポーターによる発表および意見交換⑥
第8回[対面/face to face]:作品分析――ストーリーとフレーム
レポーターによる発表および意見交換⑦
第9回[対面/face to face]:作品解釈――歴史的コンテクスト
レポーターによる発表および意見交換⑧
第10回[対面/face to face]:作品解釈――キャラクター
レポーターによる発表および意見交換⑨
第11回[対面/face to face]:作品解釈――語り
レポーターによる発表および意見交換⑩
第12回[対面/face to face]:作品解釈――視点
レポーターによる発表および意見交換⑪
第13回[対面/face to face]:作品解釈――象徴主義
レポーターによる発表および意見交換⑫
第14回[対面/face to face]:まとめ
レポーターによる発表および意見交換⑬
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
辞書を引いて予習する。読み取った情報や気になる点をノートに書き留める、あるいはプリントに書き込む。固有名詞や背景事情等について必要ならばネット検索をして調べる。他の作品や参考文献などを随時読む。
翻訳を参考にしてかまわないが、演習各回ではあくまでテクスト原文を精読するため、レポーターに限らず各回の準備を怠らないようにする。逆に、翻訳の限界というか、ミスリーディング misleading/ misreading 問題についても考えてみたい。
作品と関係するアメリカン・ルネサンスの作家たちの作品を積極的に読む。
テキスト(教科書)Textbooks
Paul Auster, Ghosts. プリントを配布。
参考書References
渡辺利雄『講義アメリカ文学史』第3巻 研究社,2007年
飯野友幸ほか『ポール・オースター』 彩流社, 現代作家ガイド1, 増補改訂版2013年
その他、折にふれて教室で提示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポーター発表(内容及びプレゼンテーションに対する評価) 40パーセント
授業への積極的参加度(予習と参加の度合い)20パーセント
期末ペーパー(試験に代替する可能性もある)40パーセント
以上の合計を百点法換算して60点以上で合格となる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生がさぼらぬようにきちんと指導する。学生の積極的参加と議論を促す工夫をする。