文学部Faculty of Letters
LIT200BC（文学 / Literature 200）日本文芸史ⅠAHistory of Japanese Literary Arts I A
加藤 昌嘉Masayoshi KATOH
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A2406 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市外濠‐Ｓ４０６ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 日本文学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
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Outline (in English)
Course Outline: This course provides an overview of the history of literature by reading poetry anthologies, diaries, and stories produced during the Nara (8th century), Heian (8th-12th centuries), and Kamakura (12th-14th centuries) periods. At the same time, students learn various research methods to approach classical literature. We will examine "unresolved issues in the history of research" that are still being debated and the theories that are still being updated.
Learning Objectives: The goals of the course are the following three points:
- To understand the formation, composition, expression, etc. of classical literature.
- To understand the viewpoints and methods for studying classical literature.
- To learn to view classical literature in the context of historical trends.
Learning Activities Outside of the Classroom: Students will be expected to read the books introduced in class. Preparation and review time will be 2 hours for each class.
Grading Criteria/Policy: Grading will be decided based on a mid-term report (36%), a final report (36%), and reaction papers for each session (28%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
◆上代（奈良時代）～中古（平安時代）～中世（鎌倉時代）に作られた、歌集・日記・物語を読み、文学史を俯瞰します。同時に、古典文学にアプローチするための、さまざまな研究方法を学びます。そして、今も議論が続き、定説が更新されつつある、《研究史上の未解決問題・論争点》を考察してゆきます。
※「日本文芸史ⅠＡ・Ｂ」は、日本文学科２～３年次、全コースの“必修科目”です。火曜６限（加藤＆小林）クラスか、水曜２限（坂本＆阿部）クラス、いずれかを選んで受講してください。
到達目標Goal
◆以下の３点を目標とします。
（Ａ）古典文学の成立・構成・表現などを学ぶ。
（Ｂ）古典文学を研究するための着眼点や方法を知る。
（Ｃ）古典文学を、歴史の流れの中で捉える目を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
◆プリントを配布し、講義形式で進めます。
◆受講者からの疑問やアイディアは、授業内でフィードバック（フォローアップ）します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：概説
定説は更新される
2[対面/face to face]：『竹取物語』
複数種類の竹取説話
3[対面/face to face]：『伊勢物語』
在原業平の実体験？
4[対面/face to face]：『古今和歌集』
どのように配列しているか？
5[対面/face to face]：ブックデザイン
写本・版本の形態
6[対面/face to face]：『源氏物語』
成立の謎
7[対面/face to face]：『源氏物語』
長編のからくり
8[対面/face to face]：『蜻蛉日記』『更級日記』
日記？自伝？物語？
9[対面/face to face]：『枕草子』
誰のために？何のために？
10[対面/face to face]：『大鏡』
歴史物語とは何か？
11[対面/face to face]：『日本霊異記』『今昔物語集』
教訓？笑い話？
12[対面/face to face]：『新古今和歌集』
前衛的言語実験
13[対面/face to face]：『百人一首』『百人秀歌』
編纂プロセスの謎
14[対面/face to face]：『平家物語』
結末＝最終巻はどれ？
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
◆授業中に紹介された本を、図書館や書店で入手し、読んでみてください。
※本授業の準備・復習時間は、各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
◆以下の国語便覧を教科書とします。歴史や文化を知るためのビジュアルハンドブックです。高校国語で教えられてきた常識が、最新の研究でどれくらい更新されたのか、この本で確認します。
◎足立直子ほか監修『プレミアムカラー国語便覧』（数研出版）
参考書References
◆以下のシリーズには、古典文学の原文と現代語訳が収められています。
◎角川ソフィア文庫（KADOKAWA）
◎講談社学術文庫（講談社）
◎新潮日本古典集成（新潮社）
◎新編日本古典文学全集（小学館）
◆以下の全集には、現代の作家による古典の現代語訳が収められています。
◎池澤夏樹個人編集『日本文学全集』（河出書房新社）のうち、０１巻～１２巻。
◆以下のデータベースで、古典文学の原文・現代語訳を読むことができます。
◎法政大学図書館ホームページ「オンラインデータベース」から入る→自宅の場合はＶＰＮ接続をする→ログインする→「ジャパンナレッジLib」に入る→「本棚」の中の「新編日本古典文学全集」
成績評価の方法と基準Grading criteria
◆中間レポート（３６％）、期末レポート（３６％）、各回のリアクションペーパー（２８％）。
※レポートは、課題を選んで小論文を書くものです。
※リアクションペーパーには、疑問やアイディアなどを書いてもらいます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
◆古典文学だけでなく、現代の文学や海外の文学も、積極的に取り挙げます。