文学部Faculty of Letters
PHL400BB（哲学 / Philosophy 400）哲学演習（１０）Seminar on Philosophy (10)
板橋 勇仁Yujin ITABASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A2239 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市ＢＴ‐０６０１ |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 哲学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This course deals with the philosophy of A.Schopenhauer and F.Nietzsche philosophy. It also enhances the development of students’ consideration of the human life. At the end of the course, students are expected to understand the essence of both philosophy.Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.Final grade will be calculated according to the following process: Reports (60%) and in-class contribution(40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
ショーペンハウアー哲学とニーチェ哲学が持つ思想的可能性を検討する。特に、主観と客観、過去・現在・未來、精神と身体、意志と理性、意識と無意識、などの対立をめぐる両者の見解を手掛かりにして、我々が現代において生きるとはどのようなことかを考察してきたい。両哲学の比較や、教員のもう一つの専門分野である近代日本哲学との比較なども試みていきたい。主に翻訳書をテクストとする予定であるが、受講者の希望に応じて、ドイツ語原典も参照することにしたい。
到達目標Goal
ショーペンハウアー哲学とニーチェ哲学の思想的可能性を充分に理解し、生きることについての自分なりの哲学思想を展開する際に適切に生かすことができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
前半では主としてショーペンハウアー『意志と表象としての世界』第二巻と第四巻、後半では主としてニーチェ『喜ばしき智恵』第五書を扱う。その授業回で扱うテクストの範囲を定めて、その個所についての受講者による発表とそれについての質疑応答を主たる形式として進める予定である。詳細は初回にて、受講者の希望も聞きながら確定したい。そのため、授業計画も一部変更する可能性がある。また受講生に対して、当日の議論において、あるいは次週の冒頭において授業内に口頭でフィードバックをする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
授業の進め方について
第2回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』第1巻（1-16節）ガイダンス
表象としての世界
第3回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』18節
意志とは何か
第4回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』19節
意志と身体
第5回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』20節
意志の現象としての世界
第6回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』21／22節
現象と物自体
第7回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』23節
物自体としての意志
第8回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』26節
意志の客観化とイデア
第9回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』29節
意志の目的
第10回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』61節
意志とエゴイズム
第11回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』67節
意志と共苦の倫理
第12回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』69節
自殺と意志の否定
第13回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』70節
意志の自由
第14回[対面/face to face]：『意志と表象としての世界』71節
意志の否定と無
第15回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』ガイダンス1（第1書を中心に）
生存の目的
第16回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』ガイダンス2（第3書を中心に）
神の死
第17回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』343-344節
真理への意志
第18回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』345-348節
信仰
第19回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』349-353節
宗教の起源
第20回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』354-355節
認識
第21回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』356-357節
ドイツ哲学
第22回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』358-359節
道徳への復習
第23回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』360-363節
男女と愛
第24回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』364-368節
芸術
第25回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』369-371節
ロマン主義
第26回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』372-376節
科学／学問
第27回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』377-380節
故郷喪失
第28回[対面/face to face]：『喜ばしき智恵』381-383節
大いなる健康
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テクストの事前・事後の読解。発表担当者は発表の事前準備。本授業の準備・復習時間は、各授業につき4時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
ショーペンハウアー『意志と表象としての世界 Ⅰ』（西尾幹二訳・中公クラシックス）
ショーペンハウアー『意志と表象としての世界 Ⅲ』（西尾幹二訳・中公クラシックス）
ニーチェ『喜ばしき智恵』（村井則夫訳・河出文庫）
参考書References
村井則夫『ニーチェ』（知泉書館）
板橋勇仁『底無き意志の系譜』（法政大学出版局）
成績評価の方法と基準Grading criteria
原則として、発表や質疑応答などへの取り組み(40%)と、中間・期末の両レポート(60%)の総合評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していません