イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)コンサルティング技法Consulting Skills
岩瀬 敦智
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | W0019 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3,月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目、MBA特別必修 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
Learn the basics of advising abilities required for business persons and consultants. It is a lesson to obtain basic knowledge and practical method.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
中小企業経営に対する助言能力の基礎について学ぶ。経営上の課題に対して「調べること、考察すること、発表すること、書くこと」という一連の基礎的な知識と実践方法を得るための授業である。具体的には企業の経営目標の達成を図るため、問題発見・問題解決プロセスに参加し、信頼感を獲得した上で、的確な指導・支援・アドバイスができるスキルを習得する。あらゆるビジネスパーソンやコンサルタントにとって必須である問題解決の基礎能力向上を図る。
到達目標Goal
経営コンサルタントとして求められる問題の発見、問題の整理、課題の設定、情報収集とリサーチ、考察、プレゼンテーション、ドキュメンテーションまでの一連の流れを理解し、主体的に取り組む基礎を作る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
(1)授業形態:講義と実践を半々で行う。
(2)授業内での発表:
・授業内での討議において、個人での積極的な発言が求められる。
・チームでのレポート作成とプレゼンテーションが求められる。
(3)フィードバック方法:良い発言は授業内で取り上げ、さらなる議論に活かす。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:講義科目の目的や全体構成について
本講義の目的や全体構成における重要ポイント、経営コンサルティングや経営診断が求められるシーンについて学ぶ。
2[対面/face to face]:コンサルタントの思考法
問題形成、課題設定、課題解決技法など問題解決のプロセスの全体像を理解する。
3[対面/face to face]:コンサルティングプロセス
経営診断のための、調査の設計、アポイント、経営者へのインタビュー、診断チームのマネジメント、追加ヒアリング、最終報告会などのステップとポイントを学ぶ。
4[対面/face to face]:情報収集の技術
コンサルタントとして情報収集する際の留意点と仮説づくりについて学ぶ。
仮説を補完するためのデスクリサーチとフィールドリサーチの実行方法について学ぶ。
5[対面/face to face]:問題の形成・整理と課題設定
問題を形成し整理し構造化した上で、課題を設定するための論理的思考法を学ぶ。
6[対面/face to face]:コンサルタント業の実際Ⅰ:コンサルティングファームと独立コンサルタントの業務
ゲスト講師による講演から、コンサルティングファームと独立コンサルタントの業務について求められる要件を学ぶ。
担当教員の講演についての論点整理から、自己適用可能なポイントを理解する。
7[対面/face to face]:コンサルタント業の実際Ⅱ:デザイン思考を活かしたコンサルティング技法
ゲスト講師による講演から、デザイン思考を活かしたコンサルティングと自らのコンサルティング領域を設定することの重要性を学ぶ。
担当教員の講演についての論点整理から、自己適用可能なポイントを理解する。
8[対面/face to face]:課題解決手法と効果性分析
課題を設定して、課題解決策を導出するための思考法やフィールドリサーチの実行方法を学ぶとともに、解決策の効果性を分析する手法を学ぶ。
9[対面/face to face]:ロジカルライティングとスライド作成技術
コンサルティングレポート、経営診断報告書をまとめる際のポイントや、プレゼンテーションのためのスライド作成の技術と表現方法を学ぶ。
10[対面/face to face]:コンサルタント業の実際Ⅲ:独立開業や公的支援機関における業務
ゲスト講師による講演から、独立開業や公的支援機関における業務の進め方のポイントや求められる要件を学ぶ。
担当教員の講演についての論点整理から、自己適用可能なポイントを理解する。
11[対面/face to face]:プレゼンテーション技法
コンサルティングレポートのチームプレゼンテーションや、経営診断報告に必要なプレゼンテーションの基礎から、構成法、デリバリー手法を具体的に学ぶ。
12[対面/face to face]:講師業の実際
講師業務と講師に求められる要件を学ぶ。
13[対面/face to face]:コンサルティング演習
コンサルティングケースを基に情報収集、問題形成と整理、課題設定、解決策立案を実践する。
14[対面/face to face]:コンサルティングレポート・プレゼンテーション
作成したコンサルティングレポートについて各チームによるプレゼンテーションをおこなう。
担当教員による最終まとめをおこなう。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
(1)本授業の準備学習・復習時間は各2時間を目安とする。
(2)学生は常に課題についての予習をすることが求められる。
(3)企業のコンサルティングレポートをチームで作り上げてプレゼンテーションを行う。
(4)チームでのプレゼンテーションを担当する回には資料を作成し事前提出する。
(5)チームによるプレゼンテーションの準備は授業時間以外で行う。
(6)個人による各種レポートは授業時間以外で作成する。
テキスト(教科書)Textbooks
講義中に指定する。
参考書References
講義中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)授業中の討議への参加(50%)
・討議は一日一回の積極的な発表が求められる。討議に参加する姿勢が重要となる。
(2)コンサルティングレポートとプレゼンテーション(50%)
・企業に対するコンサルティングレポートをチームで作成する。
・授業内でレポートについてプレゼンテーションをおこなう。
・レポート作成、プレゼンテーションは分担でおこなうが、全員参加が必須である。
・企業経営に役立つ具体的なレベルのものが求められる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新規担当につき該当なし。
その他の重要事項Others
(1)講義について
・授業の中での活発なディスカッションを期待する。
・一部、経営診断実習Iを補完する要素が含まれる。
・MBA課程の入り口の講義として、その後に求められる様々な調査のやり方の基礎を作る。
(2)教員の実務経験について
・中小企業診断士・経営コンサルタントとして起業・独立し、13年間にわたり中小企業の経営支援に従事している。
・コンサルティング従事で得た経験や知見を、適宜、テーマに合わせて可能な範囲で織り交ぜながら進める。
受講要件
実務経験3年以上。