通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
LAW200TB（法学 / law 200）法律学特講（ゴールデンウィークスクーリング）Special Study in Law
島村 健太郎
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 70003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 島村 健太郎 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | ゴールデンウィーク |
| 期間Period | |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込関連頁を参照 |
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Outline (in English)
In a free economic society, competition in a market is the foundation. The Antimonopoly Act aims to promote fair and free competition, and is regarded as a basic rule for business activities enacted to maintain and promote free economic order in Japan. Economic law is a legal concept that includes various legal systems related to economic order in a market. This lecture will focus on the Antimonopoly Act, which is positioned as the core of economic law. This lecture will take up regulations and procedures of the Antimonopoly Act (unreasonable restraint of trade, private monopolization, regulations on unfair trade practices, and merger control).
The goal of this lecture is to acquire a knowledge of the Antimonopoly Act and an understanding of the legal system that is fundamental to today's economic system.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
私たちの生活する自由経済社会では、市場における競争が基盤となっています。独占禁止法は、公正かつ自由な競争の促進を目的としており、我が国における自由経済秩序を維持・促進するために制定された経済活動に関する基本法とされています。経済法は、市場における経済秩序に関する様々な法制度を含む法概念ですが、本講義では、経済法の中心と位置付けられる独占禁止法について解説します。具体的には、独占禁止法の規制（不当な取引制限規制、私的独占規制、不公正な取引方法規制及び企業結合規制）の内容及び手続を解説します。
本講義を通じて、独占禁止法に関する知識を習得し、今日の経済システムの根本となる法制度を理解することを目的とします。
到達目標Goal
独占禁止法の位置付けを理解した上で、独占禁止法の基本概念や各規制の解釈論・手続に関する知識を習得し、事業者の経済活動について独占禁止法の観点から検討、分析できることを到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP1，DP3，DP4」「日本文学科：DP1，DP2」「史学科：DP1」「地理学科：DP1，DP2，DP3」「経済学科：DP4，DP5」「商業学科：自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
レジュメ及び資料を配布しますので、レジュメに沿って授業を行います。授業では、必要に応じて独占禁止法の条文を参照しますので、最新の六法（コンパクトのもので構いません）を持参してください。
講義テーマのほか、最新の独占禁止法・公正取引委員会に関するニュースや公正取引委員会の報道発表資料等について授業中に簡単に紹介・解説することがあります。
授業中にリアクションペーパーの提出を求めます（第１回目の授業とその後３回程度の合計４回程度の予定）。リアクションペーパーへのコメント等によりフィードバックを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
経済法の概説、独占禁止法の概要等
第2回[対面/face to face]：独占禁止法の目的、基本概念
独占禁止法の目的、基本概念（事業者、一定の取引分野、競争の実質的制限、公正競争阻害性、公共の利益等）
第3回[対面/face to face]：独占禁止法の措置・手続
公正取引委員会の組織・違反処理手続等、刑事制裁、民事的救済制度
第4回[対面/face to face]：不当な取引制限①
不当な取引制限の行為要件、市場効果要件
第5回[対面/face to face]：不当な取引制限②、事業者団体規制①
不当な取引制限のエンフォースメント、事業者団体規制の概要
第6回[対面/face to face]：私的独占①
私的独占の行為要件、市場効果要件
第7回[対面/face to face]：私的独占②、企業結合規制①
私的独占のエンフォースメント、企業結合規制の概要等
第8回[対面/face to face]：企業結合規制②
企業結合規制の手続等
第9回[対面/face to face]：不公正な取引方法①
不公正な取引方法の概要、不当な差別的取扱い
第10回[対面/face to face]：不公正な取引方法②
不当対価取引、事業活動の不当拘束
第11回[対面/face to face]：不公正な取引方法③
優越的地位の濫用、不当な顧客誘引・取引強制、不当な取引妨害・内部干渉
第12回[対面/face to face]：試験、解説等
教場試験、試験の解説等
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
岸井大太郎ほか『経済法』（有斐閣、第9版補訂版、2022年）
※『経済法』、『独占禁止法』、『独禁法』といったタイトルであれば、上記以外の教科書でも構いません。ただし、できるだけ令和元年までの独占禁止法改正を反映した最新版の教科書を準備するようにしてください。
参考書References
・ 金井貴嗣ほか編『経済法判例・審決百選（第2版）』（有斐閣）
・ 公正取引委員会ホームページ
https://www.jftc.go.jp/
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験（60％）、平常点（40％）
※平常点は、主に、出席とリアクションペーパーで評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
・ 公正取引委員会事務総局における実務経験も踏まえて独占禁止法の解説を行います。
・ 最新の六法（コンパクトのもので構いません）を持参してください。