通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
CUA100TA（文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 100）文化人類学（ゴールデンウィークスクーリング）Cultural Anthropology
ベル 裕紀
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 70001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | ベル 裕紀 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | ゴールデンウィーク |
| 期間Period | |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込関連頁を参照 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Outline and Goal】
This course introduces students to some of major social theories and anthropological discussion. Over this course, students should understand anthropological theories and terms and learn to discuss evens at hand as well as social issues from an anthropological perspective.
【Requirements】
Students are expected to study about 2 hours for preparation and review of classes. Each students will submit written comments on contents of each lectures(30%). The final writing assignment is also required for confirm students achieve the goal of this course(70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
学生は、マリノフスキーから現代までの文化人類学の諸概念および理論を毎回トピック別に学習し、文化人類学の基礎的かつ体系的な理解を目指す。それを通じて、文化人類学的な社会の見方を身に付ける。
到達目標Goal
学生は、文化人類学の基本的な考え方や概念を理解し、様々な事象について、人類学的な考え方や概念を用いて説明することができるようになることがこの授業の目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP6, DP7」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義を基本とするが、受講者の積極的な参加を期待する。授業後には毎回リアクションペーパーの提出を課す。回答は次の回の冒頭で可能な限り紹介し、授業内容に反映させる。
なお、大学の行動方針レベルが２となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第一回[対面/face to face]：文化人類学の考え方
文化人類学が成立した時代的背景および学問的な特徴を概説する。
第二回[対面/face to face]：機能構造主義と文化相対主義
機能構造主義と文化相対主義が主張された理論的・時代的背景を踏まえた上で理解し、それに対する1960年代以降の批判を理解する。
第三回[対面/face to face]：親族研究
贈与・交換に並んで、人類学にとって重要な親族論の展開を通史的に把握する。
第四回[対面/face to face]：贈与と交換
文化人類学の理論の中核を成す、贈与と交換に関する研究の展開を学習する。
第五回[対面/face to face]：構造と主体
リーチとレヴィ＝ストロースの婚姻と社会構造に関する議論を例に、構造主義人類学について学習する。
第六回[対面/face to face]：言語と構造
ソシュールの構造主義言語学を踏まえた上で、レヴィ＝ストロースの構造主義人類学について、彼独特の概念である「記号」と「変換」を中心に学習する。
第七回[対面/face to face]：人種と民族
人類学のみならず、社会科学全般にとって重要な概念である、「人種」と「民族」という概念の歴史的な変遷について学習する。
第八回[対面/face to face]：ジェンダー論
ジェンダーという考え方、人類学におけるフェミニズムからの批判的な諸研究を概観し、構築主義的な考え方を理解する。
第九回[対面/face to face]：都市人類学
都市人類学において発展したネットワーク論や都市における集団形成の意味とその形式について学習する。
第十回[対面/face to face]：機械と産業の人類学
工場は労働力と機械とモノの流通の結節点として捉えることができる。工場で作られる製品はそうした流通と生産のネットワークの中で捉えることができる。この授業では、人類学における科学技術論などを参照しながら、製品のオーサーシップやあるいは機械そのものに対する理解を深める。
第十一回[対面/face to face]：文化とは何か？人類学はどのような学問なのか？
80年代以降、人類学は、植民地状況ないし、ポスト植民地状況の中で発展してきたという歴史的な経緯に、より自覚的になった。それとともに、そうした植民地主義による影響を捨象し、「異文化」の抽出に取り組んできた、それまでの民族誌に対する批判がなされた。この授業では、そうした視点を踏まえ、人類学が前提としてきた文化とは何なのか？人類学とはどのような学問なのか？ということについて考えていく。
第十二回[対面/face to face]：まとめと試験
「文化」と、その理解について問い直しながら、これまでの議論を振り返る。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
課題を通じた復習および予習にそれぞれ2時間程度の時間をかけるものとする。また、それに加えて授業内で紹介する参考文献を、各自の関心に応じて読みこみ、理解と思考を深めることが望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。
参考書References
『新版 文化人類学のレッスン フィールドからの出発』2017 梅屋潔・シンジルト共編 学陽書房
『ブックガイドシリーズ基本の30冊 文化人類学』2011、松村圭一郎、人文書院。
『文化人類学の思考法』2019、松村圭一郎、中川理、石井美保（編）、世界思想社。
『はじめて学ぶ文化人類学 人物・古典・名著からの誘い』2018、岸上伸啓（編著）、ミネルヴァ書房。
成績評価の方法と基準Grading criteria
論述試験70％、毎回のリアクションペーパー30％で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎日の授業終了後にリアクションペーパーの提出を求め、授業の冒頭に紹介および応答を行うことで、学生の理解を深めていく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。