社会学部Faculty of Social Sciences
SES200EB（環境創成学 / Sustainable and environmental system development 200）環境政策論ⅠEnvironmental Policy I
高橋 洋
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | LA212 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 【2021年度以前入学者向け科目名称】環境政策論 |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 社３０２ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | 講義・実習科目 |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
This course teaches basic understandings of environmental problems and environmental policies to solve them. You will be able to understand mechanism and background of environmental problems, master basic skills of environmental policies, and propose concrete solutions.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業の目的は、環境問題の構図を理解し、それへの公的対処行動である環境政策を学ぶことにある。現代において環境問題は、景観など身近な問題から地球規模の気候変動問題まで多様であるが、政府による環境政策は一般に十分と言えない場合が多い。学際的な観点から、そのような政策課題にアプローチし、環境政策のあり方を考えていく。
環境政策論Ⅰで理論を中心に学び、環境政策論Ⅱでは個別の環境問題を検討するため、Ⅰの後にⅡを履修することをお勧めする。
到達目標Goal
１：環境問題の構図や背景を理解する
２：環境問題に対する公共政策の基礎概念を習得する
３：環境問題への具体的な対処策を考察し、提案する能力を身につける
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP3・DP6・DP7に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業はパワーポイントを使った講義を中心に進める。パワーポイントのPDFスライドを、授業の２日前までにHoppiiに掲載するので、一読の上、印刷するなどして授業に持参すること。その上にノートを記すことをお勧めする。
講師は授業中に様々な質問をする。多くの質問は講義スライドに明記してあるので、事前に準備してくること。受講生は積極的に発言することが求められ、こちらから指名することもある。授業で扱う様々な課題に関心を持ち、自主的に調べることも重要である。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：授業の紹介
シラバスの説明：授業の内容、進め方、評価方法
第2回[対面/face to face]：環境問題の定義と分類
環境と環境問題の定義、環境問題の分類
第3回[対面/face to face]：環境問題の歴史的変遷
産業公害型環境問題、都市生活型環境問題、地球環境問題
第4回[対面/face to face]：公共政策としての環境政策
公共政策の定義、公共政策論の基礎概念、政策分析論と政策過程論
第5回[対面/face to face]：市場の失敗から見た環境問題
公共財・コモンプール財・自由財、負の外部性と外部費用
第6回[対面/face to face]：環境政策の原則
未然防止原則と予防原則、汚染者負担原則と拡大生産者責任原則
第7回[対面/face to face]：環境政策の手法
規制的手法と経済的手法、ピグー税、コースの定理、合意的手法、情報的手法
第8回[対面/face to face]：環境政策の主体
環境省、経済産業省、環境NGO、地方自治体
第9回[対面/face to face]：環境法の体系
環境基本法、循環基本法、環境権、環境訴訟
第10回[対面/face to face]：企業経営と産業公害
産業公害、環境経営、ESG投資
第11回[対面/face to face]：経済のグローバル化と地球環境問題
多国籍企業と公害輸出、気候変動問題
第12回[対面/face to face]：グループ討論
特定のテーマについてグループ単位で討論
第13回[対面/face to face]：環境政策の展望
21世紀の環境問題と環境政策
第14回[対面/face to face]：授業の総括
授業のまとめ、期末試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。環境問題や環境政策に広く関心を有し、日頃からニュースや新聞、インターネット等で関連する情報を収集しておくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回参照する教科書は特にない。講義用スライドは、学習支援システム上に毎週授業2日前に掲載する。
参考書References
・大塚直他『18歳からはじめる環境法 第２版』(法律文化社、2018年)
・環境省編『環境白書』各年版
・倉阪秀史『環境政策論 第3版』(信山社、2015年)
・白井信雄『持続可能な社会のための環境論・環境政策論』（大学教育出版、2020年）
・デイリー、H.『持続可能な発展の経済学』（みすず書房、2005年）
・西澤栄一郎・喜多川進『環境政策史』（ミネルヴァ書房、2017年)
・日引聡・有村俊秀『入門環境経済学』（中公新書、2002年）
・松下和夫『環境政策学のすすめ』（丸善出版、2007年）
・森晶寿他『環境政策論』(ミネルヴァ書房、2014年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の３つの要素から100点満点で評価する。
１：授業貢献点＝24点（授業での発言、質問等）
２：リアクションペーパー＝16点＝8点×2回（A4・1枚程度）
３：期末試験＝60点（自筆ノートのみ持ち込み可）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
23年度から新規開講するため、過去の気づきはない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムに事前にアクセスし、各回の授業の告知を閲覧し、関連資料をダウンロードする。
その他の重要事項Others
担当教員は、内閣官房での2年半の実務経験がある他、内閣府、経済産業省、外務省、農林水産省、大阪府・市などの審議会の委員として、気候変動政策・再生可能エネルギー政策の形成に関与してきた。本講義の中では、それら政策実務の知見を適宜紹介していく。