社会学部Faculty of Social Sciences
ECN200EB, ECN200EC, ECN200ED(経済学 / Economics 200 , 経済学 / Economics 200 , 経済学 / Economics 200)演習1Seminar 1
増田 正人
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | L1631 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社520 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | 専門演習 |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | 専門演習 |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | 専門演習 |
コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
The theme of my seminar is to think about globalization.
The purpose of my seminar is to analyze the global economy based on social science, so that each person can have their own views.
In this seminar, we will read basic textbooks, discuss about globalization and this seminar will be held jointly with the seminar 2.
In the spring semester, homework will be given every week. Please submit it at the next week's seminar. It will take at least 1 hour for preparation and 2 hours for review.
Grades will be evaluated comprehensively based on the frequency and content of presentations, participation in seminar discussions, and submissions.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ゼミのテーマは、「グローバリゼーションを考える」です。
現代のグローバル経済の現状について、社会科学に基づく分析を行い、一人ひとりが自分の見解を持てるようにすることです。
到達目標Goal
ゼミの目標は、社会科学、特に経済学の知識を学びながら、以下の3つにまとめられる。
①現代のグローバル世界について、ゼミ参加者が基本的な認識を持つことができるようになること。
②グローバル世界の功罪をきちんと把握したうえで、時代に流されるのではなく、自分の見解を持って将来を考えていけるような力量を身につけ、自分の意見を論理的に発表できるようになること。
③ゼミでの学びを通じて、ゼミ生同士また先輩や後輩との豊かな人間関係を形成すること。そして、それぞれが卒業後の進路をしっかりと歩んでいけるような力を身につけること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP2・DP3・DP4・DP5・DP6・DP7に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
以下、1月時点でのシラバスの記載ですが、コロナウイルスの感染拡大の状況から、相当程度の変更が想定されます。状況を踏まえ、変更については、学習支援システム上で指示しますので、そちらを必ず毎週見るようにしてください。
ゼミは、Ⅰゼミ、Ⅱゼミを合同して行います。Ⅰゼミの時は、基本的な文献を読んだり、映像や資料等に基づいて討論をしたリして、グローバリゼーションについての基本的事項の勉強をします。通常は、ゼミ室での勉強になりますが、大学の外に出て学ぶことも重視しています。
夏休みには、現場を見ることを中心にするゼミ合宿をします。コロナ期間中は実施できませんでしたが、2022年度は沖縄でゼミ合宿を行いました。今年度は、海外でゼミ合宿が実施できるかどうかはわかりませんが、可能なら実施したいと考えています。
前回、海外で行ったベトナム合宿では、ホーチミン市内の博物館、元大統領官邸、植民地時代の建物等を見学し、ベトナム戦争を詳しく知るために、クチトンネルでの体験を行いました。枯葉剤問題を学ぶため、ツーズー病院と平和村を訪問し、枯葉剤の被害を受けた子供たちとの懇親を行いました。また、現代の日越関係を学ぶという観点で、ベトナムで最初の自由貿易区にある日本企業のグンゼで工場見学を行い、花王のベトナム工場、ミツバの工場見学も行いました。現地で働く法政OBOGと合同で懇親会も開催し、ベトナムで働くということについてたくさんのお話をしてもらいました。日本とのかかわりや日本企業の発展途上国戦略の実際を現地で学んできました。
今年度、海外でゼミ合宿を行えるかどうかはわかりませんが、可能な場合には行おうと考えています。海外で行えない場合には、2022年度と同様に、沖縄でのゼミ合宿を行うつもりです。沖縄では、太平洋戦争時の沖縄戦のことを学び、沖縄県平和祈念資料館、ひめゆりの等の見学、アブチラガマの入壕体験等を実施し、その後、沖縄国際大学への訪問、普天間基地、嘉手納基地の見学、新基地建設が強行されている辺野古に行き、テント村で現地でお話を聞きました。そののち、沖縄観光を体験し、沖縄の現状を学ぶということをしました。
ゼミ合宿の時期は、9月上旬から中旬で考えています。
ゼミでは、毎年、立教大学や神戸外国語大学の学生たちと合同での研究発表会(合同ゼミ)を行っています。2022年は12月18日に、対面形式で立教大学で行いました。各ゼミの研究発表を行い、ディスカッションをするというものです。秋学期はこの準備のために、グループごとのサブゼミが多くなります。2023年度は法政大学で行う予定です。
また、ゼミでは、施設見学等も行うことにしています。多文化共生を肌感覚で身につけていくために、今年度も可能な見学を行う予定にしています。
こうしたものは、原則として全員参加です。やむを得ない事情で欠席するときには、事前に教員の許可を求めるようにしてください。
ゼミでは、人前で論理的に話すことができるようにするため、2分間スピーチ、頭の体操、ミニ発表会などを行います。
春学期は、毎回、全員がゼミのまとめを作り、担当者が発表します。発表者以外はそれを教員に提出します。毎回、ゼミの最初の時間で、前週の復習として、ゼミのまとめを活用してフィードバックを行います。
また、グローバル化についての知識と問題意識を高めるために、国際経済論Ⅰ、Ⅱを必ず受講してください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
ガイダンスと自己紹介
2[対面/face to face]:テキストの輪読①
レジメの書き方など
3[対面/face to face]:テキストの輪読②
テキスト①の1章の輪読
4[対面/face to face]:テキストの輪読③
テキスト①の2章
5[対面/face to face]:グループ別学習①
テーマ別、グループ別学習
6[対面/face to face]:グループ学習②
テーマ別、グループ別学習
7[対面/face to face]:グループ学習③
テーマ別、グループ別学習
8[対面/face to face]:テキストの輪読④
テキスト②
9[対面/face to face]:テキストの輪読⑤
テキスト②
10[対面/face to face]:テキストの輪読⑥
テキスト②
11[対面/face to face]:夏合宿向け学習①
海外または沖縄で行うフィールドワークに関する基礎的な文献の購読
12[対面/face to face]:夏合宿向け学習②
海外または沖縄で行うフィールドワークに関する基礎的な文献の購読
13[対面/face to face]:夏合宿向け学習③
海外または沖縄で行うフィールドワークに向けた課題別のグループ学習
14[対面/face to face]:夏合宿向け学習④
夏合宿の準備
海外または沖縄で行うフィールドワークに向けた課題別のグループ学習
15[対面/face to face]:夏合宿の振り返り、まとめ
まとめと秋学期の打ち合わせ
16[対面/face to face]:合同ゼミのための文献講読①
基礎文献の輪読
17[対面/face to face]:文献の講読②
基礎文献の輪読
18[対面/face to face]:文献の講読③
基礎文献の輪読
19[対面/face to face]:文献の講読④
基礎文献の輪読
20[対面/face to face]:文献の輪読⑤
基礎文献の輪読
21[対面/face to face]:合同ゼミに向けた中間発表④
合同ゼミに向けた中間発表
22[対面/face to face]:発表の論点整理と検討①
発表グループの論点整理と検討
23[対面/face to face]:発表の論点整理と検討②
発表グループの論点整理と検討
24[対面/face to face]:模擬発表会
合同ゼミの模擬発表会
25[対面/face to face]:合同ゼミの準備①
合同ゼミの準備
他大学の発表への質問、意見のとりまとめ
26[対面/face to face]:合同ゼミの準備②
合同ゼミの準備
他大学からの質問への回答の作成
27[対面/face to face]:合同ゼミの反省会
合同ゼミについての反省会、など。
28[対面/face to face]:まとめ
1年間の学習のまとめと春休み、新学期の準備
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストの内容は、Ⅰゼミの時にマスターすることが目標なので、繰り返しよく読んでおくこと。授業では取り上げない章は各自で読んで、理解すること。わからない点などは教員に質問して、理解できないところを博すようにしてください。
前期は、毎週宿題が出ます。翌週のゼミのときに提出してください。最低でも予習1時間、復習2時間はかかります。自分で発表するときは、準備にそれ以上の時間がかかります。
また、12月には、合同ゼミ発表会(共通のテーマを決めてディベートする。)を行うので、秋学期はサブゼミが多くなります。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
①『21世紀国際社会への招待』羽場久美子・増田正人編、有斐閣、2002年。この本は絶版になっているので、必要なところはコピーして使います。古本で購入してもらえると助かります。
②『21世紀のアメリカ資本主義』河音琢郎・豊福裕二・野口義直・平野健編、大月書店、2023年。
③ゼミ合宿に行く地域に関する文献
その他は、適宜、指示します。
参考書References
適宜指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表の頻度、内容、ゼミ討論への参加度、ゼミのまとめ等の提出物で総合的に平常点(100%)として評価します。オンラインで行う間は、参加度と提出物で評価しますが、具体的には授業支援システム内で説明します。
ゼミは、3回以上無断で欠席すると、単位が得られません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
板書の工夫。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
合同ゼミはPCを使い、パワーポイントで発表するので、それに習熟することが大事です。マルチメディア室を利用するときなどは、教室変更の指示をするので、掲示板等に注意すること。
その他の重要事項Others
コロナ対応によっても変わりますが、ゼミは、通常の時間帯以外に、新歓合宿、夏合宿、ディベート大会直前合宿、卒論発表会など、ゼミ単位の行事があります。それらの実施が可能な場合、それへの参加は必要です。やむを得ない事情で参加できない場合は、事前に教員に説明し、欠席の許可を得ること。
グローバル化についての知識と問題意識を高めるために、国際経済論Ⅰ、Ⅱを必ず受講してください。