通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
BIO100TA（その他の総合生物・生物学 / Biology 100）生物学３（講義）（前期週末スクーリング）Biology3
大槻 涼
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 90001 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 大槻 涼 |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 前期週末 |
| 期間Period | |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
【Course outline】
After the experience of the global pandemic of COVID-19, an accurate and scientifically based view of life will become more important. To this end, this lecture aims to deepen students' understanding of the two axes of biology, "universality" and "diversity," respectively, and to provide an overview of biology at various scales (from the molecular level to the global scale). The aim is not only to memorize each individual piece of information, but also to understand them with an awareness of their connections.
【Learning Objectives】
Understand basic content related to biology. To be able to do their own research on topics related to the latest science.
【Learning activities outside of classroom】
Students will summarize information in notebooks based on the lecture content. Also, prepare for the lecture based on the problems presented in the lecture.
【Grading Criteria /Policy】
All grades will be based on the final exam.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
COVID-19の世界的パンデミックを経験し、正確で科学的根拠に立脚した生命観がより重要になると考えられます。このために本講義では、生物学における２つの軸、「普遍性」と「多様性」それぞれについて理解を深め、様々なスケール（分子レベルから地球規模まで）の生物学を俯瞰することを目的とします。それぞれの個別の情報を覚えるだけではなく、つながりを意識した理解を目指します。
到達目標Goal
生物学に関する最新のニュースについて、背景となる事柄を自分で探すことができる。
講義で理解した事柄を文章で説明することができる。
生命現象の基本的な事柄を理解し、説明することができる。
大学初級向けの生物学の教科書を自力で理解することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP3, DP7」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義はPowerPointをつかったプレゼンテーションを主体とする予定です。
毎回の講義でリアクションペーパーを出し、翌回に解説と復習によるフィードパックを実施します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：生物学とはどのような学問か？生物学の２つの「軸」
・イントロダクション
・なぜ、生物学を学ぶのか？
・生物学と、ほかの自然科学は何が違うのか？
・ティンバーゲンの４つのなぜ
第2回[対面/face to face]：生命の階層性
・分子-細胞-集団-生態系でかわる生物観
・生物学研究の方法と特徴
第3回[対面/face to face]：生命誕生前夜
・地球誕生から生命まで
・小惑星探査とわれわれのつながり
・宇宙生物学のいま
第4回[対面/face to face]：細胞誕生
・「地球型生命体」の特徴とは？
・細胞の２つのカタチ
・「全球凍結」がもたらした変化
第5回[対面/face to face]：生物のこれまで 全生物の系統関係とは
・二界説から３ドメイン説、２ドメイン説まで
・分子系統学がもたらしたあらたな生命観
・生命観の変遷と最新の話題
第6回[対面/face to face]：われわれの生命をささえる物質たち
・水：異質な物質としての水
・タンパク質：多様性と機能
・核酸：しなやかで変化する特性
・脂肪：ユニークで大事なしごと
第7回[対面/face to face]：細胞のしごと、タンパク質のしごと
・細胞の中の化学反応
・エネルギーをどうやって得るか？
・酵素が支える化学反応
第8回[対面/face to face]：進化とは何か？
種分化とは何か？
・普遍性と多様性の架け橋としての進化
・進化のしくみと種分化
第9回[対面/face to face]：適応放散と共進化
・「超高速進化現象」としての適応放散
・ユニークな生物の姿と生物のふしぎ
・生物間相互作用の世界
第10回[対面/face to face]：生物上陸作戦
・植物、動物それぞれの陸上世界への進出
・陸上植物の進化多様性
第11回[対面/face to face]：生物の大量絶滅
・過去5回の大量絶滅
・地球環境の変化と生物の進化
・生命が地球を変える
第12回[対面/face to face]：生物多様性とは何か？
まとめ試験
・生物多様性の「多様性」
・多様性を理解するために必要なこととは？
・地球環境問題とこれからの生態系
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
講義内容をノートにまとめ、自分の言葉で説明できるように、基本事項を自分から調べる必要があります。
テキスト（教科書）Textbooks
指定はしないが、適宜必要な資料は提示します。
参考書References
岩波 生物学辞典、巌佐庸 ら（編）、岩波書店、 2013、第5版、ISBN-13 : 978-4000803144
キャンベル生物学 原書11版、池内昌彦 ら (監修, 翻訳)、 丸善出版、 2018 ISBN-13 : 978-4621302767
成績評価の方法と基準Grading criteria
最終日に実施する試験(100%) によって成績評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
その他の重要事項Others
積極的に最新の科学に関する話題も講義で取り上げる予定です。
社会情勢などにより講義の順番を変更する場合もある。