デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design
COS500N4(計算科学 / Computational science 500)コンピュータサイエンス論Computer Science
常盤 祐司Yuji TOKIWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | U3003 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory |
修士課程 システムデザイン専攻 基盤科目 |
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Outline (in English)
Computer-based Information Technology (IT) has become ubiquitous in our daily lives. Since AI helps natural language interaction, we are now in an age where we can enjoy many services. We will take up the latest businesses and services that utilize IT, such as GAFA, as examples and provide a comprehensive explanation of cutting-edge IT. From the viewpoint of the creation process of manufacturing and system, practical system development projects will work using the latest cloud services in parallel. Furthermore, through discussions on social issues surrounding IT, students will cultivate a way of thinking about IT that is not biased toward technology.
Through these activities, the objective is to deepen a comprehensive understanding of the latest IT-based systems and services and to acquire practical knowledge and skills for using IT in design.
Learning activities outside of class include system development through group work, posting comments on the instructor's questionnaire on the LMS, e-Learning on AI, and posting an e-portfolio as a reflection.
As a result of last year, grades will consist of online discussions (24%), reports (50%), e-Learning on AI (10%), presentations (6%), and learning portfolios (10%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
コンピュータをベースとしたInformation Technology(IT)は身の回りにいきわたり、直近では自然な対話を可能とするAIも加わり、様々なサービスを享受できる時代となった。本授業ではGAFA等に代表されるITを活用した最新のビジネスあるいはサービスを事例として取り上げ、最先端のITに関する包括的な解説を行う。また、もの・システムづくりの創生プロセスの視点から、最新のクラウドサービスを利用して実践的なシステム開発プロジェクトを並行して行う。さらに、ITを取り巻く社会的な課題に関する議論を通じ、技術に偏ることのないITの考え方を養う。
これらを通じてITを活用した最新のシステムやサービスに関する総合的な理解を深めるとともに、デザインにITを活用するための実践的な知識やスキルを修得することを目的とする。
到達目標Goal
ITを活用したシステムやサービスを単なるユーザの目線ではなく、技術者の目線でも見られるようになることを目標とする。具体的には、歴史的な事実を踏まえてITの現状と課題を説明できるようになるとともに、クラウドサービスを用いたプロトタイピングを通じてITを活用したシステム開発の概要を説明できるようになる。また、ITシステムを利用するために必要となる著作権、セキュリティ、メディアリテラシー等も説明できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学研究科システムデザイン専攻ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業ではデザイン工学に関係するITの主要技術を取り上げ、その機能と原理に関し実習を交えながら具体的な解説を行う。教員が一方的に話をする知識伝達型の授業ではなく、学生参加型の授業とし、授業中に受講者から意見を求めたり、プロトタイピングするシステムに関する相談会や発表会を行う。また、学習支援システムのディスカッションにより復習を行う。さらに、先進事例に関しては外部で提供されるビデオコンテンツによる自習を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:概説
授業の目的、概要、評価基準およびコンピュータサイエンスの知識体系を説明する。
第2回[オンライン/online]:ITの現状と課題~システム基盤
GoogleおよびAmazonの事例を説明し、システム基盤やクラウドの現状を説明する。
第3回[オンライン/online]:ITの現状と課題~ソフトウェア基盤
ソフトウェア基盤の現状と課題を説明し、モダンブラウザによる最新のシステム構成を解説する。
第4回[オンライン/online]:システム開発およびプロジェクト管理概説
システム開発環境およびプロジェクト管理の方法論を説明する。
第5回[オンライン/online]:グループセッション
グループで開発するシステムの概要や役割分担を検討する。
第6回[オンライン/online]:システム開発企画発表会
グループで開発するシステムの目的や開発スケジュールの企画を発表する。
第7回[オンライン/online]:経験則によるシステム開発事例
経験から得られたアプリケーションを構築するための実践的な知識や方法論を説明する。また、アプリケーション開発の概要を説明する。
第8回[オンライン/online]:単体開発相談会、認証/認可
開発するシステムに関するQ&Aを行う。認証と認可の方法に関する具体的な事例と最新の課題を説明する。
第9回[オンライン/online]:セキュリティとプライバシ
セキュリティおよびプライバシに関する考え方を事例を交えて説明する。
第10回[オンライン/online]:著作権とメディアリテラシ
ソフトウェアおよびコンテンツの著作権について説明する。また、情報メディアの「読み手」の能力となるメディア情報リテラシを説明する。
第11回[オンライン/online]:システム開発中間報告会
個人で開発しているシステムの課題を報告し、それを解決するためのセッションを行う。
第12回[オンライン/online]:コネクタソン
個人で開発しているシステムを結合し、全体システムとして動作することを検証する。
第13回[オンライン/online]:機械学習とAI
機械学習の概要、プログラミング支援ツールや自然言語モデルの事例紹介と利用されている技術を解説する。
第14回[オンライン/online]:課題発表
グループで開発するシステムに関するプレゼンテーションを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
復習として学習支援システムの掲示板を利用し、毎回の授業に関連するトピックスに関し自身の考えを述べる。最新のフレームワークやクラウド基盤を用いたWebアプリケーションの開発を時間外の学習として行う。先進事例に関しては外部で提供されるビデオコンテンツによる自習を行う。また、最終回終了後にはラーニングポートフォリオを作成し14回の授業を省察する。本授業の準備・復習時間は、各1授業時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
学習支援システム上に随時掲載する。
参考書References
学習支援システム上に随時掲載する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
掲示板投稿(12回、24点)、レポート(3回、50点)、e-Learning受講(10点)、実習課題制作およびプレゼン(6点)、ラーニングポートフォリオ(10点)を予定している。
定期試験は行わない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学部にてすでに修得した知識項目は省略し、別の領域を学習したいという希望があった。そのため初回にアンケートを行い、学部で取得した知識の深化あるいは拡大を行うことを目的とし、授業内容を変更することがある。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
実習の際にノートPCを利用する。必要となる場合は授業内で随時指示する。
その他の重要事項Others
クラウドサービスを利用した開発を行うので、コンピュータの操作、PythonやJavaScript等のプログラミングに習熟していることが望ましい。