デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design
CST500N3(土木工学 / Civil engineering 500)沿岸防災工学Coastal Disaster Prevention Engineering
間瀬 肇Hajime MASE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | U2115 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3,木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory |
修士課程 都市環境デザイン工学専攻 専門科目 |
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Outline (in English)
This course is designed to learn scientific fundamentals related with coastal disaster prevention. The students are expected to enrich their comprehensive understanding of some phenomena such as high wave, high tide and tsunami, that can be a threat caused by the sea in the coastal zone, and also learn theoretical application and basic design method of countermeasure facilities for coastal disaster prevention.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
海からの脅威である、高波、高潮、津波の諸現象に対する総合的理解を深めるとともに、沿岸防災対策の基礎となる理論の応用や沿岸災害対策施設の設計法の基礎を学び、習得する。
到達目標Goal
周囲を海で囲まれたわが国は、津波や高潮、高波によって多くの人命と貴重な財産が奪われてきた。そのため、沿岸域・臨海部における高潮や津波の挙動を予知・予測する技術の開発や災害防御施設の設計技術の開発が行われてきた。この授業では、最新の海岸工学に関する実務的な課題や沿岸災害対策の現状を理解し、実務的課題を解決する能力の習得・向上を図る。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
配布資料を用いた講義と、演習や討議を行う。第1~2回では沿岸災害の基礎的事項を学ぶ。第3~4回では最新の沿岸防護施設についての種類と設計上の考慮点、また粘り強い構造物の実際を示す。第5~9回では沿岸災害を引き起こす外力の種類やその算定方法について学ぶ。津波・高潮対策と実際の計画を紹介し、行政・賛成・反対からの立場から対策についての討論を行う。第10~11回では沿岸災害解析や対策に際して基礎となる海岸水理学、海岸工学の重要な基本事項を講述する。また,式の誘導等の演習を適宜行う。第13回では津波と高潮に対しての防災対策をまとめ、質疑応答によって理解を深める。第14回目にはレポート課題を提出するが、内容に関する復習と質疑により沿岸災害対策を総合的に理解する。毎回の授業の終わりには受講生からの質問を受け、皆で答えを確認する方式(質疑・応答)をとる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
①[オンライン/online]:オリエンテーション
水災害と沿岸災害概説
②[オンライン/online]:沿岸災害と海岸工学
沿岸災害解析・対策概説
③[オンライン/online]:沿岸防御構造物1
設計上の考慮点
④[オンライン/online]:沿岸防御構造物2
粘り強い構造物
⑤[オンライン/online]:沿岸外力としての潮位
天文潮、高潮、津波、副振動
⑥[オンライン/online]:沿岸外力としての波浪1
極値統計、うねり、波浪推算
⑦[オンライン/online]:沿岸外力としての波浪2
波変形、打上げ・越波
⑧[オンライン/online]:沿岸外力としての高潮
発生原因、特徴、地球温暖化の影響
⑨[オンライン/online]:沿岸外力としての津波
津波の変形、津波波力
⑩[オンライン/online]:海岸波動理論の基礎1
水理学基礎と波動
⑪[オンライン/online]:海岸波動理論の基礎2
波浪、高潮、津波の基礎理論
⑫[オンライン/online]:海岸波動理論の基礎3
浅水方程式とブシネスク方程式の演習
⑬[オンライン/online]:津波防災と高波・高潮防災
質疑、討論
⑭[オンライン/online]:レポート課題
問われていることに関する復習と質疑
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業計画のテーマに沿って文献・書籍から情報収集を各自鋭意に進めること。テレビや新聞などで沿岸災害が起こったときには、なぜ災害が生じたのか、対策はどのようにすれば良いかを、自分なりに考える。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
指定なし。授業の際に資料配布あるいは授業支援システム(Hoppii)からのダウンロードにより資料を提供。
参考書References
「港湾・海岸構造物の耐波設計」、合田良實、鹿島出版会
成績評価の方法と基準Grading criteria
受講状況と質疑・応答(配点30点)と演習・レポート((配点35点+35点)によって成績を評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業での質疑・応答から授業で分からなかったところを確認し、引き続く授業内容・方法を改善していく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レポート課題の提出には授業支援システム(Hoppii)を利用する。