通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
ECN200TF（経済学 / Economics 200）経済学特講(秋期スクーリング)Special Study in Economic
石川 貴幸Takayuki ISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 27002 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 秋期 |
| 期間Period | 秋期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Japan has suffered from secular stagnation after the collapse of the bubble economy. Productivity improving is considered essential if the Japanese economy is to emerge from the secular stagnation. In this lecture, we will understand what productivity is. It will also help participants to understand what assets, known as intangible assets, improve productivity and how they are related to productivity.
In this lecture, we will usually focus on a unit of the nation. But we will explain how to extend to firm analysis and also introduce recent research on the firm level.
[Grade]
Your final grade will be calculated according to the following process:
・in class contribution (20%)
・tasks & minute papers (20%)
・term-end assignment (60%)
Each student must submit the term-end assignment.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・日本ではバブル経済崩壊以降長期停滞に見舞われている。その中で生産性向上の重要性が叫ばれて久しい。本講義ではこの生産性とは何かを理解する。また無形資産と呼ばれる生産性を向上させる資産とは何か、生産性との関連は何かを理解する。
・説明のために一国全体の議論を用いることが多いが、企業を対象とした分析方法や研究の紹介なども行う。
到達目標Goal
・労働生産性や全要素生産性といった生産性の指標を理解する。
・無形資産とは何かを理解する。
・日本経済の問題点に生産性と無形資産がどのように関わっているのかを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「経済学科：DP1」「商業学科：経済学」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・講義形式で行う。
・授業資料を配布し、その内容に従って進める。
・授業毎にリアクションペーパーまたは小課題を提出してもらう。
・翌授業において、小課題やリアクションペーパーに対する解説やフォローを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：イントロダクション
そもそも生産性とは何だろうか？
日本経済と世界経済の概観
2[対面/face to face]：国民経済計算①
生産性を測るための準備。
一国全体の経済規模の測り方について理解する。
3[対面/face to face]：国民経済計算②
一国全体の投資と資本蓄積について理解する。
4[対面/face to face]：生産性①
労働生産性と全要素生産性。
企業ではどのように測るのか。
5[対面/face to face]：生産性②
経済統計としての生産性。
6[対面/face to face]：生産性③
生産性を向上させるために必要なのはなんだろうか？
7[対面/face to face]：生産性④
政策として何をするべきだろうか。
8[対面/face to face]：無形資産①
無形資産とはなんだろうか？
9[対面/face to face]：無形資産②
無形資産の重要性を理解する。
10[対面/face to face]：無形資産③
無形資産が今日の社会を支えていることを理解する。
11[対面/face to face]：国際間の比較
生産性の収束や生産性の低迷について理解する。
12[対面/face to face]：日本経済と生産性
日本の現状と生産性向上には何が必要かを近年の研究から考える。
13[対面/face to face]：期末課題
期末課題についてと取り組み
14[対面/face to face]：まとめ
講義を振り返り、まとめを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない
参考書References
＜講義回数に関連している順＞
1. 宮川努 (2018)『生産性とは何か——日本経済の活力を問いなおす』ちくま新書
2. ジョナサン・ハスケル、スティアン・ウェストレイク （山形浩生訳） (2020)『無形資産が経済を支配する』東洋経済
3. 森川正之 (2018)『生産性 誤解と真実』日本経済出版社
4. 深尾京司 (2021)『サービス産業の生産性と日本経済』東京大学出版会
5. 宮川努・淺羽茂・細野薫 (2016)『インタンジブルズ・エコノミー』東京大学出版会
6. R.J.バロー、X.サラ・イ・マーティン （大住圭介訳） (2006)『内生的経済成長論 [第2版]』九州大学出版会
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点（20％）
・リアクションペーパーや小課題の出来（20%）
・期末課題（60％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していない
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・実際にデータを用いてグラフの作成などを行い理解に努めてほしい為PCが自宅で使用できることが望ましい。
・授業中に特にPCを用いることはない。あると便利程度。
その他の重要事項Others
・連絡事項、注意事項の伝達方法については初回の講義で説明する。
・積極的な授業中の質問を求める。わからない箇所をわからないままで講義を終えないこと。
・マクロ経済学の知識があることが望ましいが、必要に応じて説明するので必須ではない。また経済理論の話を行う関係から少し数学を用いるが、丁寧に解説するので苦手であっても問題ない。
・グラフなどを図示する課題を行うのでExcelが使えること。苦手な場合はWeb等を参照しながらでもよい。
・講義内容は学生の理解度に応じて変更することがある。
・オフィスアワーについては初回の講義で説明を行う。