通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
SOC100TA（社会学 / Sociology 100）社会学(秋期スクーリング)Social Science
徐 玄九Hyonku SO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 20004 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 秋期 |
| 期間Period | 秋期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
（Course outline）
What is modern society? How can we understand it? How does society affect individual lives? The aim of this course is to help students acquire the basic sociological concepts and terms, and to develop a beginning critical perspective on the structure of our modern society.
（Learning Objectives）
The goals of this course are to understand the basic issues, principles, and approaches of sociology.
（Learning activities outside of classroom）
Since materials such as resumes and reference materials are distributed in advance, grasp the content of the lesson as a preparatory lesson and review it after the lesson.
・Two hours of advanced study: study concepts and read textbooks and references in advance.
・2 hours of post-course learning: Organize notes, look up textbooks, and read related literature.
(Grading Criteria /Policy）
Final exams (30%), midterm exams (30%), preparation and review tasks (20%) and participation in biweekly group discussions (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業の目標は、社会学が近代（Modern society）という時代を理解するための概念や理論を学ぶことにある。具体的には、「合理化論」「大衆社会論」「管理社会／監視社会論」「リスク社会論」などに学びながら、社会や時代の問題に気づき、その意味を理解し、その解決に向けて考える力を付けることである。
到達目標Goal
(1)社会現象の記述に用いられる基礎概念を文脈に沿って正しく理解できる。
(2)近代社会の秩序を構想、強制、維持する基本原理について理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP7」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は基本的に講義形式で行うが、可能なかぎり双方的な進め方を心がける。とくに、テーマごとの関連性を重視しながら、身近なものから抽象的なものへと話題を進める。さらに、理解を深めるために視聴覚資料も取り入れる予定である。また数回、グループディスカッションとリアクションペーパーを兼ねたミニテストを実施する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンス
授業の趣旨、全体内容の概略的な説明
2[対面/face to face]：時代区分としての近代
E・H・カー『歴史とは何か』を軸に歴史区分としての「近代」の基本的な捉え方を学ぶ
3[対面/face to face]：「合理/合理性」の意味
M・ウェーバー『職業としての学問』を参照しつつ「合理/合理性」の意味を学ぶ
4[対面/face to face]：「世俗化」と意味喪失
P・バーガー『聖なる天蓋』とM・エリアーデ『聖と俗』を軸に世俗化について学ぶ
5[対面/face to face]：近代的時間
近代的時間の誕生がもたらした社会変化について学ぶ
6[対面/face to face]：科学的管理法とフォーディズム
『モダン・タイムス（Modern Times）』（1936年、Charles Chaplin主演）を題材に生産の合理化がもたらす明暗を学ぶ
7[対面/face to face]：中間テスト
中間まとめおよび中間テストを実施する
8[対面/face to face]：「官僚制」と近代
M・ウェーバーとR・K・マートンの官僚制に関する議論を学ぶ
9[対面/face to face]：合理化による非合理化
G・リッツァ『マクドナルド化する社会』を参照しながら、「合理化論」の理解を深める
10[対面/face to face]：道具的理性とコミュニケーション的理性
J・ハーバーマスのいう「システムによる生活世界の植民地化」に関する議論を通して合理的体制の非合理性の一端を学ぶ
11[対面/face to face]：大衆社会論
オルテガ『大衆の反逆』、E・フロム『自由からの逃走』など、大衆社会論の古典の一部講読の一部講読
12[対面/face to face]：監視社会論
M・フーコー『監獄の誕生』の一部を参照して監視社会論の基本を学ぶ
13[対面/face to face]：リスク社会論
U・ベック『危険社会』、A・ギデンズやN・ルーマンの「リスク」論を学ぶ
14[対面/face to face]：期末テスト
授業内テストおよび総括
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用せず、配布資料（レジュメ、文献資料、いずれもPDF形式）に基づき授業を進める。
参考書References
大澤真幸（2019）『社会学史』講談社現代新書。
三上剛史（2010）『社会の思考―リスクと監視と個人化』学文社。
ジークムントバウマン（2001）森田典正訳『リキッド・モダニティ―』大月書店。
成績評価の方法と基準Grading criteria
各課題に対して「自主的な学習の成果が認められている」/「明確な論点の提示、論理的な論述がなされている」/「最低限の論点が提示されている」の三つの段階で評価する。
・期末テスト（30％）、中間テスト（30％）、リアクションペーパー課題（20％）、グループディスカッション参加（20%）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
より多く質疑応答を時間を設けて受講生との疎通を図る。