通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
LANe100TA（英語 / English language education 100）英語Ｓ(４)(春期スクーリング)English
中垣 恒太郎Kotaro NAKAGAKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 11004 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | |
| 科目種別Class Type | |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 春期 |
| 期間Period | 春期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講手続き等関連頁を参照 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course is designed to develop students' critical reading and thinking skills. The texts cover a variety of topics related to comparative culture fields based on American movies.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「映画を用いた語学教材による総合的英語能力の育成」として、現代アメリカ社会を描いた映画『フリーダムライターズ』（2007）を題材にした教科書を軸に、大学で勉強していく上で必要とされるアカデミック・スキルとしての英語運用能力と、論理的なものの考え方（critical thinking）とを身につけることを目的とする。
映画『フリーダム・ライターズ』は、実在の高校教師と生徒たちが自らの体験を綴った同名のノンフィクション作品（1999）を原作にしており、ロス暴動に象徴される人種間の対立深まる1990年代のアメリカで、国境や人種を超越したクラスを作り上げた実話に基づく物語である。
アメリカ映画を通して、実際に話されている英語のスピードや、どういう場面で、どういう立場の人物がその表現を用いるかを直に学ぶことができる。毎回、教材用に作成された音声教材により、リスニングやディクテーション（書き取り）の活動を行う。この教材の特色として、現代アメリカ社会の様々な問題――「ロス暴動」、「人種差別撤廃プログラム」、「公民権運動」、「アファーマティヴ・アクション」、「高校生と銃」、「アメリカの学校の種類」、「現代の人種統合の状況」、「ラップ・ミュージック」などのテーマが採り上げられている。
本授業では与えられた情報を的確に摂取し、歴史や文化、社会現象、比較文化などの文脈で把握し、それに対して受講生の皆さん一人一人がどのように考えるのかを重視する。
到達目標Goal
・映画を用いた語学教材により、大学で勉強していく上で必要とされるアカデミック・スキルとしての英語運用能力と、論理的なものの考え方（critical thinking）とを身につける。
・映画を用いた英語の自習方法について学ぶ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP5」「日本文学科：DP3」「史学科：DP1, DP3」「地理学科：DP1」「経済学科：DP6, DP8」「商業学科：幅広い教養」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
総合英語教材として、「背景知識と語彙」「リスニング」「リーディング」「意見を表現する」という、４項目により構成されている。教室での演習に重きを置く。
課題については授業内で全体の講評を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
授業の運営方針
第2回[対面/face to face]：「映画『フリーダム・ライターズ』の背景」
概説講義
第3回[対面/face to face]：教科書演習
第１章／「ロス暴動」
教科書による演習
第4回[対面/face to face]：教科書演習
第２章／「人種差別撤廃プログラム」
教科書による演習
第5回[対面/face to face]：教科書演習
第３章／「公民権運動」
教科書による演習
第6回[対面/face to face]：教科書演習
第４-５章／「ヒップホップカルチャー」
教科書による演習
第7回[対面/face to face]：教科書演習
第６章「「ハリウッド映画におけるユダヤ系とアラブ系の力のバランス」
教科書による演習
第8回[対面/face to face]：教科書演習
第７-８章「ギャング映画」／「アファマティヴ・アクション」
教科書による演習
第9回[対面/face to face]：教科書演習
第９章／「高校生と銃」
教科書による演習
第10回[対面/face to face]：教科書演習
第10-11章／「アメリカの学校の種類」
教科書による演習
第11回[対面/face to face]：教科書演習
第12章／「ラテン系移民」
教科書による演習
第12回[対面/face to face]：教科書演習
第13-14章／「現代の人種統合の状況」
教科書による演習
第13回[対面/face to face]：教科書演習
第15章／「キング牧師の思想」
教科書による演習
第14回[対面/face to face]：教科書演習
第16章／「まとめと英語の自主学習法について」
教科書による演習
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
特に予習を前提としないが、事前に下読みをしておくと学習効果は高まるであろう。予習よりも復習に力を注いでいただきたい。ただし時々、宿題が課されることがある。
本授業の準備学習・復習時間は、合わせて 1 時間程度を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
田中長子ほか『映画総合教材 フリーダム・ライターズ』（音羽書房鶴見書店、2011年）。
参考書References
高山英士『All in One（第４版）』（Linkage Club、2007）。
名作映画完全セリフ音声集スクリーンプレイ・シリーズ『フリーダム・ライターズ』（フォーインスクリーンプレイ事業部、2012）
成績評価の方法と基準Grading criteria
教室での演習（70％）、学期末テスト（30％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
通信教育課程は多様な層の受講者を擁しており、英語に触れる経験、目的、英語力などもさまざまである。多様な層の細かい期待にはなかなかこたえられないものであるが、英語を通して海外の文化に触れ、私たちの身近な世界や社会を相対的に捉える視点を身につけることができるような授業内容、運営をこれからも工夫したい。