通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN300TG(経営学 / Management 300)消費者行動論(後期メディア)Consumer Behavior
新倉 貴士
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 66023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 新倉 貴士 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 後期メディア |
期間Period | 後期 |
定員Capacity | - |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This course is a series of lectures, structured to give students some of the basic, fundamental understandings on consumer behavior and brand marketing strategy.
To understand consumer, students will learn consumer’s cognition, attitude, and behavior.
Major course objectives are;
-To introduce students to knowledge about consumer behavior and marketing strategy.
-To learn consumer information processing model.
-To understand the relationship between consumer and brand.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
消費者の行動は、非常に微妙なものに左右されてしまいます。昨日まで飛ぶように売れていたブランドが、突然売れなくなってしまいます。一体何が消費者の行動を規定しているのでしょうか。当授業では、このような消費者行動について、さまざまな角度から講義します。また、マーケティングとブランド構築への応用のための消費者行動に関する体系的な理解について講義します。
履修生は、消費者行動に関する体系的な知識の獲得と、マーケティングとブランド構築のための応用的知識の獲得を目指します。
到達目標Goal
当科目の履修生には、以下の3つの目標を掲げます。
①消費者行動に関する基礎的かつ体系的な知識とこれまでの歴史的展開を理解できるようになることを目指します。
②消費者行動とマーケティングに関する応用的な実務的な知識の獲得を目指します。
③消費者情報処理という視点から、消費者行動の背後にある細やかな認知や微妙な態度にも配慮できるようになることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:,DP3,DP5」「日本文学科:DP1,DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP1,DP2,DP3」「経済学科:DP4,DP5」「商業学科:経営学・商学」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、消費者行動論を体系的に学ぶために、授業を5部構成として設定します。第Ⅰ部は「消費者行動分析の基本フレーム」、第Ⅱ部は「環境要因の変化と消費者行動」、第Ⅲ部は「消費者情報処理の分析フレーム」、第Ⅳ部は「購買意思決定プロセスと情報処理」、第Ⅴ部は「購買意思決定の特性とマーケティング」です。授業の方法は、講義形式で行います。スライドを事前に準備しますので、講義内容に合わせて参照してください。また、適宜ホワイトボードに板書をしますので、必要に応じてメモをとるようにしてください。
中間課題に対しては、システム上で採点を実施し返却します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第01回[オンライン/online]:消費者行動とマーケティング
消費者行動とは何か、市場の把握と消費者理解、マーケティングの今日的課題と消費者行動分析について講義します。
第02回[オンライン/online]:消費者行動の分析フレーム
消費者行動の分析レベル、購買行動分析の視点と枠組み、消費者行動の分析モデルについて講義します。
第03回[オンライン/online]:消費者行動研究の系譜
消費者行動研究の源流と系譜、モチベーション・リサーチの系譜、ブランド選択モデルの系譜、消費者情報処理研究の系譜、近年の展開について講義します。
第04回[オンライン/online]:消費行動と消費パターンの分析
生活資源配分と消費行動、消費行動分析の3つのアプローチ、消費様式の選択メカニズムについて講義します。
第05回[オンライン/online]:消費者行動の変化とその諸相
消費者行動の変化をどう捉えるか、家事の外部化と消費の多様化、インターネットが変える消費者行動について講義します。
第06回[オンライン/online]:情報処理のメカニズム
情報処理システムとしての消費者、処理能力と処理資源の限界とその克服、消費者情報処理モデル、消費者情報処理とマーケティング対応について講義します。
第07回[オンライン/online]:情報処理の動機づけ
動機としての問題認識、動機づけとしての目標と目標階層、動機づけられるメカニズム、動機づけられた状態としての関与について講義します。
第08回[オンライン/online]:情報処理の能力
情報処理能力と知識、長期記憶の仕組み、認知構造の水準、専門知識力について講義します。
第09回[オンライン/online]:購買意思決定の分析
購買意思決定プロセス、伝統的な意思決定理論、情報過負荷の影響、情報処理の多様性について講義します。
第10回[オンライン/online]:購買前の情報処理
情報の内部探索、情報の外部探索、情報の解釈メカニズム、解釈の多様性について講義します。
第11回[オンライン/online]:購買時の情報処理
低関与情報処理、情報処理のモード、相互適応的な情報処理について講義します。
第12回[オンライン/online]:購買後の情報処理
購買後の再評価、再評価と満足、消費者間の社会的相互作用について講義します。
第13回[オンライン/online]:購買意思決定プロセスとマーケティング
情報処理プロセスを捉える視点、情報処理プロセスとマーケティング・マネジメント、購買意思決定とマーケティングとの関わりについて講義します。
第14回[オンライン/online]:購買意思決定の特性とマーケティング
購買意思決定と提案価値のデザイン、購買意思決定と価値伝達のデザイン、購買意思決定とインターネットについて講義します。
第15回[オンライン/online]:ブランド構築と統合型マーケティングコミュニケーション
コモディティ化からの脱却とブランド構築、ブランド構築のための視点、CBBEから見たマーケティング・マネジメントについて講義します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストの該当する章を事前に読んでおいてください。授業の内容は、スライドに要約してありますので、参照してください。また、各回が終了したら、その内容を再度復習して、次回への準備としてください。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
『消費者行動論:マーケティングとブランド構築への応用』(青木幸弘・新倉貴士・佐々木壮太郎・松下光司、有斐閣アルマ、2012年)。
参考書References
『消費者行動論:購買心理からニューロマーケティングまで』(守口剛・竹村和久編著、八千代出版、2012年)。
『消費者の認知世界:ブランドマーケティング・パースペクティブ』(新倉貴士著、千倉書房、2005年)。
『ケースに学ぶマーケティング』(青木幸弘編著、有斐閣、2015年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
1~2までの中間テストは各々25%として、トータル50%を平常点として扱い、リポート試験を50%として扱う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ご質問に対しては、できる限り迅速に、且つ丁寧にフィードバックをさせて頂きたいと思っております。また本年度も、できるだけ多くの方が履修できるようにしたいと思っております。
その他の重要事項Others
マーケティング関連科目を履修しておくことが望ましい。