通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG（経営学 / Management 200）経営戦略論Ⅱ(後期メディア)Corporate Strategy II
李 瑞雪
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 66003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 李 瑞雪 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 後期メディア |
| 期間Period | 後期 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
In this course, we will study the introductory content related to strategic management, which is one of the core areas in management studies. The primary focus in this course is on understanding basic theories and concepts related to corporate strategy and supply chain strategy, and we aim to develop the ability to analyze strategic actions of companies through examining their connection with specific business initiatives.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業では、『経営戦略論Ⅰ』と合わせて経営学における中核領域の一つである経営戦略論に関する概論的内容を学びます。主に全社戦略とサプライチェーン戦略に関する基本的な理論や概念を理解するとともに、具体的な企業の取り組みとの関連について検討することを通じて、企業の戦略的行動を分析する能力を養うことを目的とします。
到達目標Goal
主要な全社戦略とサプライチェーン戦略に関する理論と概念を使って、現実の戦略的行動とその効果を説明し、分析することができるようになることを、本講義の主たる到達目標としている。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：,DP3,DP5」「日本文学科：DP1,DP2」「史学科：DP1」「地理学科：DP1,DP2,DP3」「経済学科：DP4,DP5」「商業学科：経営学・商学」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
メディア授業の性格上、基本的には講義方式を採用します。授業中に提示される演習問題を使いながら練習・復習することによって、内容の理解を深めます。
中間課題に対しては、①採点もしくは個別評価・添削、②全体講評、③模範解答や優秀リポート等の掲示、のうちいずれかを実施します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第01回[オンライン/online]：ネットワーク外部性と競争優位
ネットワーク外部性、互換性、デファクト・スタンダード獲得戦略（クローズド戦略とオープン戦略）、クリティカル・マス、Fast Mover Advantage。
第02回[オンライン/online]：イノベーションと競争優位I
イノベーションの定義と分類、イノベーションの特徴とそのマネジメント、イノベーションと競争優位との関係、「新結合」、「迅速な追随者」
第03回[オンライン/online]：イノベーションと競争優位Ⅱ
イノベーションのジレンマ、持続的技術と破壊的技術、「死の谷（デスバレー）」、知的財産戦略（イノベーションの収益化）、オープン・イノベーション、リーバス・イノベーション、フルーガル・イノベーション
第04回[オンライン/online]：競争優位の持続可能性
隔離メカニズム、強みの源泉の専有化、経営資源の不確実性、暗黙知と形式知、強みの累積、先手の連鎖、戦略フィット、活動システム、柔道ストラテジー
第05回[オンライン/online]：多角化と企業戦略I
企業戦略、事業展開の方向、企業優位、多角化戦略の定義、多角化の誘因、多角化の類型
第06回[オンライン/online]：多角化と企業戦略II
多角化戦略の動機、多角化度、多角化の程度と経営パフォーマンスの関係、ダイナミックな学習プロセスとしての多角化、多角化の犯しやすい間違い
第07回[オンライン/online]：垂直統合と企業戦略I
垂直方向の事業展開、垂直統合度、Make or Buyの意思決定、第３の取引形態
第08回[オンライン/online]：垂直統合と企業戦略II
取引統治メカニズムの類型（スポット市場契約、完備契約、逐次契約、関係性に基づく契約、内部市場、官僚制、クラン）、垂直統合と持続的競争優位との関係、垂直統合のための組織
第09回[オンライン/online]：国際化と企業戦略I
国際化の類型、国際化戦略における範囲の経済、海外顧客の購入意思と購入能力、輸入障壁
第10回[オンライン/online]：国際化と企業戦略II
OLIフレームワーク、統合化と適応化、国際企業戦略の類型、CAGEフレームワーク、AAA戦略
第11回[オンライン/online]：合併買収と企業戦略I
M&Aの類型、戦略的関連性の源泉、M&A戦略の動機、M&A戦略と企業パフォーマンスとの関係
第12回[オンライン/online]：合併買収と企業戦略II
ビディング企業の経営者の規範、ターゲット企業の経営者の原則、ターゲット企業の行動、ターゲット企業の対抗策の経済的効果
第13回[オンライン/online]：戦略提携と企業戦略
戦略的提携の定義と形態、戦略的提携と業界構造、戦略的提携の動機、提携におけるリスク
第14回[オンライン/online]：ロジスティクス／SCM戦略
ロジスティクス戦略、サプライチェーン戦略、プロセス管理、SCMと競争優位
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日頃に日本経済新聞、日経ビジネス、Bloomberg Businessweekなどの経済紙、ビジネス誌を読む習慣を身に着け、とりわけ企業の戦略的取り組みをめぐる記事や論説を読んで考えることをお勧めします。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
浅羽茂・牛島辰男『経営戦略をつかむ』有斐閣
参考書References
Ｍ．Ｅ．ポーター『競争の戦略』ダイヤモンド社、デビッド・Ｊ．コリス＋シンシア・Ａ・モンゴメリー『資源ベースの経営戦略論』東洋経済新報社、Jay B. Barney『企業戦略論』ダイヤモンド社
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間リポート（40％）とリポート試験（60％）の総合評価とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
その他の重要事項Others
関連科目として経営戦略論Ⅰがある。あわせて履修することが望ましい。まずⅠを履修し、その後Ⅱを履修した方が理解が深まるため、Ⅰ、Ⅱの順で履修すると良い。主な関連科目として、経営学総論、経営分析、日本経営論、経営組織論、マーケティング論などが挙げられます。