通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
GEO200TE(地理学 / Geography 200)自然地理学特講(人間の生活と気候)(後期メディア)Special Study in Physical Geography
狩野 真規
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 64019 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 狩野 真規 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 後期メディア |
期間Period | 後期 |
定員Capacity | - |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Course outline : This course deals with the relationship between daily life and climate on various scale phenomena occurring in the atmosphere.
Learning Objectives:The goals of this course are to
(1)Be able to explain the phenomena in the atmosphere and theories of the phenomena.
(2)Apply theories or findings to real world situations.
Learning activities outside of classroom : Students need about
4 hours to prepare and review the content each time.
Grading Criteria /Policy : Reports (40%) and tests (60%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
大気中で起きている現象について、様々なスケールから注目し、日々の生活と気候との関係性について考える。
到達目標Goal
1.講義で扱った現象やその成因を説明できる。
2.身の回りで起きていたり、注目されている事柄へ応用できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:,DP3,DP5」「日本文学科:DP1,DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP1」「経済学科:DP4,DP5」「商業学科:自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
一回ごとにテーマを絞り、それらについて講義を進める。映像(講義)を見終わったら確認テストを実施してもらい、内容の定着度を確認する。Web上の映像を見る形なので、映像(講義)の内容に関して適宜ディスカッションのコーナーで質問などを投げかけるつもりなので、積極的な発言を期待する。
中間リポートに対しては、個別に添削を実施する予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:Introduction
地理学や気候学について、その存在意義を考える。
第2回[オンライン/online]:放射収支とその仕組み
地表における気温の定まる仕組みを考える。
第3回[オンライン/online]:気候変動 その成因について
近年の温暖化の原因とその影響などを考える。
第4回[オンライン/online]:気候変動 過去の変動の実態
過去の気候変動を探る。
第5回[オンライン/online]:食料生産と気候・気象に関して
気象と農業生産との接点を探りつつ、将来への展望について考える。
第6回[オンライン/online]:豪雨・豪雪に関して
日本における災害の原因ともなる降水現象を考える。
第7回[オンライン/online]:何故、日本の夏は暑いのか?
熱的ストレスの原因となる日本の猛暑について考える。
第8回[オンライン/online]:山岳の気候・気象について
山岳地域の気候と気象が原因の山の事故について探る。
第9回[オンライン/online]:統計データの扱い方
平均値をはじめとする気候値の見方を考える。
第10回[オンライン/online]:気候景観について
気候により形作られる景色について探り、地理的な視点を養う。
第11回[オンライン/online]:小気候現象について
生活空間で発現する現象について考えていく。
第12回[オンライン/online]:都市気候 その実態
ヒートアイランド現象の実態や成因などについて考える。
第13回[オンライン/online]:都市気候 その緩和策
熱的な影響が大きい都市での緩和策について考える。
第14回[オンライン/online]:これまでのまとめ
ここまでの取り扱いの内容から、改めて大気現象と生活との接点を探る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
履修にあたり、教科書は特に指定はしない。ただし、気候学・気象学に関連する文献はいろいろと手に取るべきであろう。あえてあげるならば『身近な気象の科学 熱エネルギーの流れ』(近藤純正、東京大学出版 、1987年)などから読み始めるといいであろう。
また、自然地理学についてこれまで関心の無かった場合は入門書として、地理学基礎シリーズ2『自然地理学概論』(高橋日出男・小泉武栄編、朝倉出版 、2008年)などを手に取るといいかもしれない(ただし、この文献は自然地理学全般を取り扱っている)。
その他に本学通信教育課程テキストの『自然地理学(気候・気象)』(佐藤典人、法政大学出版、2015年)などを手に取ってみると良い。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない
参考書References
『身近な気象の科学 熱エネルギーの流れ』(近藤純正、東京大学出版 、1987年)
地理学基礎シリーズ2『自然地理学概論』(高橋日出男・小泉武栄編、朝倉出版 、2008年)
『自然地理学(気候・気象)』(佐藤典人、法政大学出版(本学通信教育課程テキスト)、2015年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
今年度は中間リポート提出と期末テストの受験の双方が必須となる。
リポートの評価基準については以下の通りとする。
まず、講義の内容を正しく理解できていることが確認できるリポートが書けているかを重視する。特に、講義で学んだ内容に関連した事柄について、その原理や付随する問題について論理的に説明しているリポートをまとめられているかが求められる。また、リポートの体裁(原稿用紙の使い方に準じているか、参考文献を適切に明示しているか、制限字数を意識しているかなど)も評価に関わるので注意してもらいたい。
次に、期末テストであるが、基本的には講義内容を元に出題するので、中間リポートと同様に講義内容の理解が大切であるが、応用問題も若干含まれるので内容を記憶するだけの学習では対応できないものがあるので注意すること。
評価の比率は中間リポートが40%、期末テストが60%である。
また、ディスカッションでの発言内容が他の受講生にも参考になるようなものがあれば加点することもある。
最後に、教室に赴いて受講することの代わりなのだから、しっかりとした受講が前提である。よって、視聴履歴がしっかりついていない場合には単位認定を行わないこともある。要は、しっかり取り組むことが大切である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業アンケートへの回答数が豊富ではないものの、過去の意見をいくつか挙げると、個々のリポートに赤を入れたうえでコメントをつけて返却されたことで今後の学習への参考になったという声や、季節の推移と講義内容を絡めた話題を適宜ディスカッションで投げかけられたことが双方向の授業であることを意識できたなど、好意的なコメントをいただけた。これらを受けて今年度も同じような進め方を継続したい。一方で、フィールドワークなどが実施されないことに不満を感じたという意見もあったが、オンデマンドでのオンライン受講であったり、海外にも受講者がいる場合には対応ができないなどの課題が解決できないため、今後もその対応については難しいので、ご容赦いただきたい。