通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
LIN200TC（言語学 / Linguistics 200）日本言語史(後期メディア)History of Japanese Language
間宮 厚司
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 62007 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 間宮 厚司 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 後期メディア |
| 期間Period | 後期 |
| 定員Capacity | － |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
In the history of Japanese language, especially I will focus on Okinawa-Kogo (the ancient Okinawa language) and explain the origin, grammar, and notation that symbolize Okinawa with comparing Yamato-Kogo (the ancient Yamato language).
Learning objectives of this class:
Learning the way to study for Okinawa-Kogo (Okinawa Ancient Language) written on literature helps developing your logical thinking ability and it helps to acquire the necessary skill and knowledge for writing graduation thesis.
Learning activities outside of classroom:
Before each class, students need to read the textbook and it helps to understand the class better. I recommend students to visit the Hosei University Institute of Okinawa Studies if they have a chance. As preparation and review of the class, students will be expected to spend about 2 hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policies:
Your overall grade in the class will be decided based on the following:
Midterm Report (40%) & Report Test (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本言語史の中でも、特に沖縄古語に焦点を絞り、沖縄を象徴する言葉の語源・文法・表記について、大和古語（主に奈良・平安時代の言語）と比較しながら、解説します。
到達目標Goal
文献資料に記録された沖縄古語の研究法を学ぶことで、論理的思考力を養い、卒業論文等作成の際に役立つならば良いと思います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：,DP3,DP5」「日本文学科：DP1,DP2」「史学科：DP1」「地理学科：DP1,DP2,DP3」「経済学科：DP4,DP5」「商業学科：自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
日本語の歴史に関する参考文献の紹介と日本語の歴史の概略を話した後に沖縄の古代歌謡『おもろさうし』の言語について、テキストを用いて、担当教員の専門としている研究を解説します。沖縄方言の古い姿を明らかにできるならばと思います。
中間課題に対しては、①採点もしくは個別評価・添削、②全体講評、③模範解答や優秀リポート等の掲示、のうちいずれかを実施します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：参考文献とテキストの紹介
日本語の歴史に関する参考文献の紹介や日本語の歴史の概略を説明します。
第2回[オンライン/online]：グスクの語源
沖縄で「城」の字を当てるグスクの語源について考えます。
第3回[オンライン/online]：テダの語源
沖縄で太陽の意を表すテダの語源について、大和古語と比較しながら考えます。
第4回[オンライン/online]：オモロの語源
沖縄の古代歌謡集『おもろさうし』のオモロ（神歌）の語源について、大和古語と比較しながら考えます。
第5回[オンライン/online]：按司の語源
沖縄で首長の意を表す按司（アジ）という語の語源について、大和古語と比較しながら考えます。
第6回[オンライン/online]：ミルヤ・カナヤの語源
『おもろさうし』で他界を表す概念語ミルヤ・カナヤの語源について、大和古語と比較しながら考えます。
第7回[オンライン/online]：アマミヤ・シネリヤの語源
『おもろさうし』で他界を表す概念語アマミヤ・シネリヤの語源について、大和古語と比較しながら考えます。
第8回[オンライン/online]：オボツ・カグラの語源
『おもろさうし』で他界を表す概念語オボツ・カグラの語源について、大和古語と比較しながら考えます。
第9回[オンライン/online]：係り結びの種類と用法
『おもろさうし』の係り結びの種類と用法について、大和古語と比較しながら考えます。
第10回[オンライン/online]：形容詞の種類と用法
『おもろさうし』の形容詞の種類と用法について、大和古語と比較しながら考えます。
第11回[オンライン/online]：助詞ガの表記
『おもろさうし』の助詞ガの表記の実態について調査結果を報告し考えます。
第12回[オンライン/online]：助詞テの表記と語釈
『おもろさうし』の助詞テの表記と語釈について考えます。
第13回[オンライン/online]：類推表記をめぐって
『おもろさうし』で「国」を「くに」以外に「こに」と書いた類推表記について再考します。
第14回[オンライン/online]：ヂャウ（門）の語源とウリズンの語源
沖縄のヂャウ（門）の語源とウリズンの語源について考えます。
第15回[オンライン/online]：自称名詞ア・ワ（我）と助詞ハの表記・発音
『おもろさうし』の自称名詞ア・ワ（我）と助詞ハの表記・発音について考えます。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストを受講前によく読んでおくと理解しやすくなります。また、機会があるならば、法政大学沖縄文化研究所を訪ね、利用して下さい。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
間宮厚司『沖縄古語の深層―オモロ語の探究［増補版］』 (森話社、2014年、1900円＋税)
参考書References
第１回の授業で、紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間リポート（40％）とリポート試験（60％）で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎年、リポートの課題内容を変えていますので、既に履修した学生に聞いても、その点は参考になりません。