現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
SOW300JB（社会福祉学 / Social Welfare 300）人権活動論Human Rights Activity
寺中 誠Makoto TERANAKA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | N1160 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 多現福‐201 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | ○ |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2021年度以前）Category (~2021) | |
| カテゴリー（福祉コミュニティ）Category (Department of Community Development) |
専門教育科目 専門展開科目 |
| カテゴリー（臨床心理）Category (Department of Clinical Psychology) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2020年度以前入学者）Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2021年度以降入学者）Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2020年度以前入学者）Category臨床心理学科 (~2020) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2021年度以降入学者）Category臨床心理学科 (2021~) |
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Outline (in English)
[Outline]
Human Rights are to solve problems within the real life and in the community. The class shall explore ways to find out how to design 'social problems' adaptable to human rights.
[Learning Objectives]
Obtaining methods to understand themes and mechanisms of human rights problems as "social problems", while getting some thoughts of organising and managing human rights movements.
[Learning activities outside of classroom]
Each students are required to spend three to four hours before and after the class meetings. They are also invited to make questions regarding contents.
[Grading Criteria]
60% are considered for ordinal attendance attitude and performances provided during the class (including response sheets). 40% are counted from term-end essays/reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
【授業概要】
人権は、実社会の問題の解決のための手段として使ってこそ、意味のある概念です。多くの社会事象の中から「人権問題」として対象化された問題の解決手法を学びます。
【授業の目的・意義】
人権問題の構造や主なテーマを把握するための方法の習得を目的とし、人権活動を担う団体や組織のマネジメントの基礎についても考えます。
到達目標Goal
・法や権利を理解するための基礎知識を身につけ、国内的・国際的人権なシステムがどのように機能しているかを理解する。
・上記で得た法や権利の知識を日常生活の上で使えるようになる。
・実際に人権に関わる活動の現場で役立つ基礎知識と技術を得る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は主として講義形式で行い、必要に応じてディスカッション形式も取り入れます。関係する資料等を紹介し、外部の経験者の声なども紹介しながら、理論的な仕組みを勉強します。毎回リアクションペーパーを提出してもらいます。
学生は、各自受講用のノートを準備し、毎回ノートに講義内容を記録します。このノートを充実させることにより、自分自身の人権活動論を習得するようにします。
課題に対しては、授業内やHoppii等を活用してフィードバックを行う予定にしています。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：人権論基礎 I
人権における権利義務関係論
権利義務関係論で基本的人権概念を再考する。
第2回[対面/face to face]：人権論基礎 II
人権を構成する要素
社会資本（ソーシャルキャピタル）としての人権と依存
第3回[対面/face to face]：人権論基礎 III
福祉と人権
多義的な平等概念とポジティブアクション：配分の平等と結果の平等
第4回[対面/face to face]：人権基礎論 IV
権利の優先順位
絶対的自由と調整可能な権利：自由権と社会権、そして人権の不可分性・相互依存性
第5回[対面/face to face]：人権基礎論 V
権利制約の原理
調整可能な権利の具体的な調整における手順：比例原則、LRA等
第6回[対面/face to face]：依存と人権 I
依存症の構造
依存症という概念の理解とその実態
第7回[対面/face to face]：依存と人権II
ハームリダクション
依存症におけるハームリダクション政策：公衆衛生か刑罰か？
第8回[対面/face to face]：性産業と人権 I
性産業論
性産業政策の歴史と近年のハームリダクション政策
第9回[対面/face to face]：性産業と人権 II
「慰安婦」問題の構造
性産業論と植民地主義（戦争責任）の狭間で
第10回[対面/face to face]：移民問題 I
移民排斥という構造的暴力
移民をめぐる意識や「テロ」不安、「体感治安」。
第11回[対面/face to face]：移民問題 II
「在日」問題と「ヘイト」
植民地支配に伴う「在日」問題と「ヘイト犯罪」の状況。
第12回[対面/face to face]：移民問題 III
移住労働者問題が表すグローバルな変化
移民を政策的に受け入れたり、締め出したりした政策のブレについて。
第13回[対面/face to face]：企業と人権 I
ビジネスと人権
国連指導原則の誕生と企業の社会的責任（CSR）の流れ
第14回[対面/face to face]：企業と人権 II
企業や非国家主体の統制のための制度
ソフトローの重要性と国内人権機関、差別禁止法制の必要性
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
ノートに、授業等で知りえた参考情報や文献の内容を記録します。その内容を見直し、次回授業では必要な点を確認します。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は特に定めませんが、山崎・川島・菅原「国際人権法の考え方」（法律文化社）を参照することが多いと思います。
参考書References
申惠ボン「友だちを助けるための国際人権法入門」（影書房）、阿部浩己「国際法を物語る」三分冊（朝陽会）ほか
http://www.teramako.jp/housei.html 上で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
「知る」「理解する」「日常的に使える」「活動できる」という各段階をどの程度習得したかを確認する。
期末レポートないし試験の評価（60％）
リアクションペーパーの内容も含めた平常点評価（40％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「理念的」「抽象的」と捉えるという先入観を壊し、日常の具体的な事例に即したところから、実際の問題解決に役立てるための発想を養うことに注力したい。