通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE（地理学 / Geography 300）地図学(Ⅰ)(前期メディア)Cartography
若林 芳樹
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | 54039 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 若林 芳樹 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 前期メディア |
| 期間Period | 前期 |
| 定員Capacity | － |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Since the end of the 20th century, the widespread availability of information technology has led to the increasing use of digital maps based on geospatial information. This trend has drastically changed the form and function of maps. The aim of this class is to acquire contemporary map literacy by learning the way of making and using a variety of maps. Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Final grade will be calculated according to the following process: mid-term report (60%) and term-end examination (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
デジタル化の進展により、いつでも、どこでも、誰もが自由に地図を使ったり作成に参加したりすることが容易になっている。しかし、適切に地図を作成・利用するためには、地図学の知識と技術をふまえた一定のリテラシーが必要になる。この授業は、地図学の基礎的事項を学ぶことで、身の回りの地図の善し悪しを評価し、自ら地図を作成するための技法を修得することにねらいがある。
到達目標Goal
1）地図の基礎的事項を理解した上で、地図表現の善し悪しを評価したり適正に利用したりできるようになる。
2）自分で地図を作成するための知識や技術を習得する。
3）デジタル地図を作成・利活用するためのGISの基礎を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科：DP3,DP5」「日本文学科：DP1,DP2」「史学科：DP1」「地理学科：DP1」「経済学科：DP4,DP5」「商業学科：自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
前半では、地図の歴史を踏まえて現代の地図の特徴と基礎的事項を学習する。後半では、地図の利用と表現のためのさまざまな概念や方法を学んだ上で、身の回りの地図を収集し、目的に合った表現や内容になっているかどうかを評価する。最後に、この授業で学習した地図学の知識と技術が社会で果たす役割について考える。
中間課題に対しては、①採点もしくは個別評価・添削、②全体講評、③模範解答や優秀リポートの掲示、のうちいずれかを実施する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：ガイダンス
地図の概念、授業計画
第2回[オンライン/online]：地図の歴史
地図の起源と発達、メディアと伝達様式の変化
第3回[オンライン/online]：地図の図式と記号
図式と地図記号、地図デザイン
第4回[オンライン/online]：地図の分類と投影法
基本図、主題図、地図投影法と座標系
第5回[オンライン/online]：地形図の利用
地形図の読図、図上計測、地図分析
第6回[オンライン/online]：空間スケールと地図
スケールの意味、メッシュコードの体系、総描
第7回[オンライン/online]：主題図の表現と利用
土地利用図、統計地図、道案内図、ハザードマップ
第8回[オンライン/online]：地図の記号化とデザイン
視覚変数、地図記号のデザイン
第9回[オンライン/online]：地図で嘘をつく方法
地図表現のレトリック、メディアリテラシー
第10回[オンライン/online]：デジタルマップの時代
地形表現、時間表現、マルチメディア、参加型
第11回[オンライン/online]：バーチャル地図とメンタルマップ
人間の空間認知と地図
第12回[オンライン/online]：地図と社会
地図の政治性、地図と文化、地図の力
第13回[オンライン/online]：地図と地名
地図にとっての地名の役割、地名をめぐる現代的課題
第14回[オンライン/online]：現代世界の地図事情
地図に表れたお国柄、データ標準化と表現の多様性
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
身の回りの地図を収集し、授業で学んだことをふまえて内容・表現・用途を吟味する。自ら情報を集めて主題図を作成する。
テキスト（教科書）Textbooks
『地図づくりの現在形』（宇根寛著、講談社、2021年）
『デジタル社会の地図の読み方 作り方』（若林芳樹、筑摩書房、2022年）
参考書References
『地図の歴史 世界篇・日本篇』（織田武雄著、講談社、2018年）、『地図表現ガイドブック』（浮田典良・森 三樹著、ナカニシヤ出版、2004年）、『地図の事典』（日本地図学会監修、朝倉書店、2021年）、『地図の進化論』（若林芳樹著、創元社、2018年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テスト60％、レポート（中間レポートを含む）40％で総合評価
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
インターネット接続可能なパソコン