通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
ECN200TF(経済学 / Economics 200)経済学特講(循環型社会のミクロ経済学)(前期メディア)Special Study in Economic
赤石 秀之
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 55025 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 赤石 秀之 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 前期メディア |
期間Period | 前期 |
定員Capacity | - |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
In this lecture, we consider a recycling society from the viewpoint of microeconomics. The recycling-oriented society shows a desirable society from the viewpoint of the product life cycle, from the production, consumption, disposal and disposal of goods, but we will clarify how it is evaluated from an economics perspective. The students who take this course aim to deepen economic considerations about keywords such as goods, garbage, recycling, reuse, and illegal dumping.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、モノが生産者によって作られ、消費者によって使われ、その後排出者によってモノが捨てられ、最終的にゴミは処理者によって処分される、というモノの流れについて経済学の観点から考えていく。それにより、循環経済の構造を明らかにし、そこで取引されるモノやゴミの価格はどのようにして決まるのか、さらに取引に関わる人々の便益や利益はどのようにして決まるのか、といった点を明らかにすることができる。
到達目標Goal
・モノの取引に関するミクロ経済分析ができるようになる。
・ゴミの取引に関するミクロ経済分析ができるようになる。
・循環型社会に関するミクロ経済分析ができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP3,DP5」「日本文学科:DP1,DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP1,DP2,DP3」「経済学科:DP1」「商業学科:経済学」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の進め方としては、主にミクロ経済分析で用いるグラフを使った授業が行われる。また、授業内ではグラフを作成して考える学習などがある。
中間課題に対しては、①採点もしくは個別評価・添削、②全体講評、③模範解答や優秀リポート等の掲示、のうちいずれかを実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:循環経済の意味と構造
授業の進め方や循環経済の意味や基本的な仕組みについて解説する。
第2回[オンライン/online]:動脈経済での価格決定原則①(製品市場における生産者の意思決定)
モノの市場での生産者がどのような行動をするのかについて解説する。
第3回[オンライン/online]:動脈経済での価格決定原則②(製品市場における消費者の意思決定)
モノの市場での消費者がどのような行動をするのかについて解説する。
第4回[オンライン/online]:動脈経済での価格決定原則③(製品市場における価格の決定)
モノの市場での価格・取引量がどのように決定されるのかについて解説する。
第5回[オンライン/online]:静脈経済での価格決定原則①(廃品市場における排出者の意思決定)
ゴミの市場での排出者がどのような行動をするのかについて解説する。
第6回[オンライン/online]:静脈経済での価格決定原則②(廃品市場における処理者の意思決定)
ゴミの市場での処理者がどのような行動をするのかについて解説する。
第7回[オンライン/online]:静脈経済での価格決定原則③(廃品市場における価格の決定)
ゴミの市場での価格・取引量がどのように決定されるのかについて解説する。
第8回[オンライン/online]:循環経済での価格決定原則①(循環経済における製品需要・廃品供給の決定原則)
モノの市場での需要とゴミの市場での供給がどのように同時に決定されるのかについて解説する。
第9回[オンライン/online]:循環経済での価格決定原則②(循環経済における製品供給・廃品需要の決定原則)
モノの市場での供給とゴミの市場での需要がどのように同時に決定されるのかについて解説する。
第10回[オンライン/online]:循環経済での価格決定原則③(循環経済における価格の決定)
モノの市場とゴミの市場での価格・取引量がどのように同時に決定されるのかについて解説する。
第11回[オンライン/online]:動脈経済での便益決定原則
モノの市場での人々の便益・利益がどのように決定されるのかについて解説する。
第12回[オンライン/online]:静脈経済での便益決定原則
ゴミの市場での人々の便益・利益がどのように決定されるのかについて解説する。
第13回[オンライン/online]:循環経済での便益決定原則
モノの市場とゴミの市場での人々の便益・利益がどのように同時に決定されるのかについて解説する。
第14回[オンライン/online]:家電リサイクル法の政策効果
家電リサイクル法を例に、循環型社会での価格・便益がどのように決定されるるのかについて解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
特に事前の学習は必要ではないが、日ごろから新聞・テレビ・インターネットなどを通じて、自身の経済や環境に対する関心・興味を高めておくことが望ましい。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない。
参考書References
植田和弘(1992)『廃棄物とリサイクルの経済学』有斐閣。
リチャード・C・ポーター(2005)『入門廃棄物の経済学』東洋経済新報社。
細田衛士(2012)『グッズとバッズの経済学(第2版)』東洋経済新報社。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間課題で40%、期末試験で60%、合わせて100%の総合評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の目線に合わせた授業をさらに心掛けていきます。