通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
教職実践演習（冬期スクーリング）Seminar of practice in Education
遠藤 野ゆり
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | 49005/49006 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 遠藤 野ゆり |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 冬期 |
| 期間Period | 2群午後 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This Class consists of combination of group works and individual guidance.
Specifically, for individual guidance, at the beginning of the program, students will be asked to submit “Self-assessment of ability acquisition for teaching profession”and“Study chart”, and set individual tasks. If necessary, we have them submit an interim report, and ask them to prepare a personal research result report at the end of the lecture. Individual interviews will also be conducted as appropriate.
The lecture based on the practice form is composed of the following four.
(1) Report and discussion to understand and understand the teaching actual situation, laws, etc., (2) Collaborative research on the record of lesson practice including simulated lessons, (3) Case study on student guidance, (4) Students' presentation
In addition, lectures of incumbent teachers may be incorporated as necessary.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
授業は，模擬授業,グループワークも加味した演習形式の集団指導と個別学生への指導とを組み合わせて構成する。
具体的には、個別的指導については，開始当初に「教職のための力量獲得についての自己評価」と「履修カルテ」を提出してもらい，個別課題を設定する。必要に応じて中間報告を提出してもらい，講義修了時に個人研究成果報告書の作成を求める。なお，必要に応じて適宜，個別面談も行う。
演習形式を基本とする講義は，次の4つから構成される。
①教職のあり方や実態等々を理解し考える報告・討論，②模擬授業も含めた授業実践の共同研究，③生徒指導に関する事例研究，④以上を踏まえて，学生自ら設定した模擬授業も含む研究成果発表である。
到達目標Goal
教職科目及び関連科目の履修を踏まえ，教職を担うに相応しい知識や技能，姿勢や態度を理解し習得することを通じて，教員免許取得に求められる資質・能力を形成することが目標である。
具体的には，①学校現場における授業を進める指導スキル（授業指導案の作成を含む）の習熟，②専門とする教科領域における教育内容についての研究力量の形成，③子ども理解及び学級・学校の実態の理解，④教職に向けての明確な意志と各自の目標設定の形成，⑤演習参加（グループ討論を含む）における積極的なコミュニケーションと対人関係のスキルの獲得，の５点が到達目標となる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
グループワークや模擬授業を含めた演習形式で行う。初回には、あらかじめ課した課題をグループで検討し、今後の授業方針を、受講者のニーズに応じて詳細に決める。原則として全授業に出席し、討議や模擬授業に積極的に参加することが求められる。毎時授業後に簡単な課題が出るので次回までにそれを遂行したうえで臨むことが求められる。なお、受講生のニーズ等に合わせて組み立てや順番を変更する可能性がある。原則として履修者全員が模擬授業を求められたら実施する責任を負う。
2回に1回、授業のふりかえりを実施し、意見を共有するなどの活動を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション：本講義の目標と構成
講義の目標と構成をオリエンテーションし，履修カルテや事前提出レポート等を，修正を含めて点検する。
第2回[対面/face to face]：教育実習の振り返り
各自の教育実習の総括および事前提出レポートを素材に，教職に就くために欠かせない力量やスキルとはなにかという観点から，教育実習を振り返る。
第3回[対面/face to face]：教職のあり方－報告と討論①：職務や労働条件
職務の多様性（登校指導，給食指導，身体・健康管理に関する指導，清掃指導等を含む）の理解を含み，教師の職務の全体像と労働条件を理解する。
第4回[対面/face to face]：教職のあり方－報告と討論②：教師の専門性と権限
教育法規に基づき，教師の権限や自由，子どもの権利を理解し，教師の専門性を向上させる制度やしくみを理解する。併せて，教師が学び続ける姿勢や取組みについても考える。
第5回[対面/face to face]：教職のあり方－報告と討論③：学級運営と教員の評価・管理，学校評価
学級経営の基本的あり方について理解し，また教員が相互に協力して学校教育を推進していく同僚性のあり方を考える。
第6回[対面/face to face]：授業指導の実際－授業記録の共同研究（１）：単元，目標と評価，生徒理解を重点に
6，7，8回については，担当教科・分野に関する授業記録（VTR，DVD，実践記録等）を素材に，授業の構成要素に関する重点を毎回設定しながら，共同で授業研究をする。
第7回[対面/face to face]：授業指導の実際－授業記録の共同研究（２）：教材と教具，内容と構成を重点に
6，7，8回については，担当教科・分野に関する授業記録（VTR，DVD，実践記録等）を素材に，授業の構成要素に関する重点を毎回設定しながら，共同で授業研究をする。
第8回[対面/face to face]：授業指導の実際－授業記録の共同研究（３）：指導方法とコミュニケーションを重点に
6，7，8回については，担当教科・分野に関する授業記録（VTR，DVD，実践記録等）を素材に，授業の構成要素に関する重点を毎回設定しながら，共同で授業研究をする。
第9回[対面/face to face]：生徒指導の事例研究（１）：不登校やいじめ，対人関係トラブル
9，10回については，テーマに対応する個別事例を取り上げ，その中での生徒認識や教師の指導方法を，ロールプレイなども取り入れて検討する。
第10回[対面/face to face]：生徒指導の事例研究（2）：家庭・親との対話や支援，地域・他機関との連携
9，10回については，テーマに対応する個別事例を取り上げ，その中での生徒認識や教師の指導方法を，ロールプレイなども取り入れて検討する。
第11回[対面/face to face]：学生研究成果発表とその集団検討（１）：研究対象は中学校
11，12，13回については，学生自らが設定した模擬授業を含む研究発表をおこない，発表者自身の省察もふくめて集団で事実や出来事を確認し，問題点や課題を出し合い議論する。
第12回[対面/face to face]：学生研究成果発表とその集団検討（2）：研究対象は高校
11，12，13回については，学生自らが設定した模擬授業を含む研究発表をおこない，発表者自身の省察もふくめて集団で事実や出来事を確認し，問題点や課題を出し合い議論する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
初回を受講する前に教育実習の振り返りをしておく（教育実習日誌にまとめたレポートを中心に）。特に、教育実習期間中に実施した自分の授業に関して、授業記録（指導案、実際の進行、生徒との対応、指導教諭からの指摘）を 事前にまとめておく。また、自分の担当科目に関して模擬授業が実施できるように準備する。毎日授業後に授業で学んだことをミニレポートとしてまとめ、これを総括したものを最終レポートとして提出する。以上の具体的課題は初回時に提示する。
本授業の準備・予習時間は。模擬授業の準備を中心に、各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
筒井美紀・遠藤野ゆり編『ベストをつくす教育実習 強みを活かし実力を伸ばす』2017・有斐閣（事前に入手しておくこと）
その他必要な文献や資料は授業内で指定，あるいは配布する。
参考書References
文部科学白書最新版（インターネットによる文科省ホームページを利用）等のデータ
中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領（最新版 文部科学省）
成績評価の方法と基準Grading criteria
①個別課題レポートについての評価（50％） ②演習の中で分担した報告作業に関する評価（30％） ③討論への参加やコメントペーパー提出などの平常点（20％）を目安として，総合的に評価する。また、模擬授業において一定の水準をクリアすることを、単位取得の必須要件とする。なお，最終的評価については，必要に応じて個別面接を実施する場合もある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教育実習の体験を実践的に振り返る参加型の授業を希望する声が多く、この形式を踏襲する。また実践演習の内容については事前指導の教員とも情報を共有する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
「ICT機器を用いた模擬授業」ができるように、授業案のプランを作成し、教科書等の教材（コピー）、資料、パソコンなど、必要な教具の準備をしてきてください。
その他の重要事項Others
模擬授業の実施のタイミングなどは、参加者の都合を考慮して調整します。そのため、シラバスの順番どおりに授業が実施されない可能性があります。全員が模擬授業を実施すると理解してください。その際に、何らかの方法で「ICT機器を活用する」ことにしてください。
また、授業ではGoogleドライブを用いて情報共有を行います。Googleドライブの基本的な使い方を理解しておいてください。受講前に各自でGoogleアカウントを作成しておいてください。
https://support.google.com/drive/answer/7166529?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop
なお、大学の教室には、HDMI等各種の回線、投影器具などがあります。コピー機（有料）もあります。