通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG(経営学 / Management 200)経営学特講(冬期スクーリング)Special Study in Management
宮澤 信二郎
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 48002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 宮澤 信二郎 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 冬期 |
期間Period | 1群午前 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
In this class, you will learn various applications of basic ideas of
microeconomics on corporate management regarding (i) production and sales,(ii) personnel and organization, and (iii) corporate finance.
You will also learn the basics of optimization theory, game theory,
informational economics, and contracting theory.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
A) Analysing various matters regarding trade relation, personnel and
organization, and corporate finance, by themselves.
B) Investigating various practical situations based on the basics
of optimization theory, game theory, informational economics, and
contracting theory.
C) Understanding the essence of complex situations and thinking more
logically.
Students are required to review the lesson contents after each class
meeting. Further they will be expected to find some contents related
to what they have learned in this class in other classes of lessons and daily news, and to train themselves to apply the ideas they have learned.
Before/after each class meeting, they will be expected to spend four
hours to practice the above activities.
Final grade will be decided based on the final exam (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
企業の経営者あるいは部門の責任者は,どのようなことに注意して,どのように行動したら良いのでしょうか。自社の製品をどのぐらい,どのように生産したら良いでしょうか。そのとき製品の価格はどうなるのでしょうか。どのような人を雇って,どのように処遇したら良いでしょうか。必要となるお金はどのように調達したら良いでしょうか。
この授業では,ミクロ経済学の基本的な考え方を用いて上記のような問題にアプローチする,「経営の経済学」の基礎を学びます。
同時に,最適化理論,ゲーム理論,情報の経済学,契約理論といった理論の基
礎を学びます。
到達目標Goal
以下の3点をこの授業の到達目標とします。1)企業の生産・販売,人事・組織,財務に関して,どのようなことに注意して,どのような決定をすればよいのかについて自分の頭で考えられるようになる。2)関連する経済学の考え方,つまり,最適化,ゲーム,契約の理論に関して,その基本を押さえ,具体的な状況に当てはめて考えられるようになる。3)複雑な状況の本質を押さえて,より論理的に考えられるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「経済学科:DP2」「商業学科:経営学・商学,自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では,各テーマについて,具体的な状況の例を挙げながら,基本的な考え方を説明します。説明にあたっては,概念図や簡単なグラフなどを用い,なるべく直観的に理解できるようにします。質疑・応答の時間を十分に取り,必要に応じて,簡単な例題を出題するなどして,受講者の理解度を確認しながら進めます。受講者は,毎回,授業内容の復習をすることが求められます。課題等のフィードバックは授業中に行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション/市場均衡
授業の目的・内容・進め方などについて説明した上で,「市場均衡」の考え方について確認します。
第2回[対面/face to face]:市場構造と生産活動
完全競争と独占,そしてその間の寡占という市場構造の違いについて説明した上で,それらの市場において,企業がどのように生産量を選択するのか,その結果,市場の取引量と価格はどのようになるのかについて学びます。
第3回[対面/face to face]:労働市場と企業
労働の需要・供給と労働市場の働きについて学びます。
第4回[対面/face to face]:シグナリングと雇用
労働者の能力に関する情報の非対称性の問題について確認した上で,就職・採用活動における学歴・資格の役割について学びます。
第5回[対面/face to face]:スクリーニングと雇用
労働者の能力に関する情報の非対称性の問題を踏まえて,就職・採用活動における雇用条件の決まり方について学びます。
第6回[対面/face to face]:モラル・ハザード問題と雇用
労働者の努力に関する情報の非対称性の問題について確認した上で,報酬契約のあり方について学びます。
第7回[対面/face to face]:ホールド・アップ問題と人材・組織
契約がうまく書けないときに生じる問題について確認した上で,従業員教育や組織形態の在り方について学びます。
第8回[対面/face to face]:資本市場と企業
資金の需要・供給と市場の働きについて学びます。また,資金調達の種類と企業価値について学びます。
第9回[対面/face to face]:隠された情報と資金調達
企業の財務状況や投資プロジェクトの価値に関する情報の非対称性の問題が及ぼす影響と資金調達のあり方について学びます。
第10回[対面/face to face]:隠された行動と資金調達
企業行動に関する情報の非対称性の問題が及ぼす影響と資金調達のあり方について学びます。
第11回[対面/face to face]:その他のトピックス/まとめ
経営の経済学の内容で,ここまでで取り上げられなかったトピックスについて紹介するとともに,全体のまとめを行います。
第12回[対面/face to face]:全体のまとめ,期末試験とその講評
全体のまとめを行ったのち,期末試験を実施し,その講評を行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回,授業内容の復習をしてください。また,新聞を読んだり,ニュースを聞いたりする中で,この授業で扱っている内容と関連があるものを探し,当てはめて考える訓練をしてみてください。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しません。
参考書References
マンキュー(足立ほか訳)『マンキュー経済学 ミクロ編(第四版)』東洋経済新報社(2019年)
神戸伸輔『入門ゲーム理論と情報の経済学』日本評論社(2004年)
柳川範之『契約と組織の経済学』東洋経済新報社(2000年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験の結果で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
直近だと2019年度に担当しましたが,そのときは理論の一般的・抽象的な説明が多く,難しかったようです。問題演習を実施するなどして,具体的なイメージをつかめるように説明する予定です。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
オンライン授業になった場合 Zoom を使用してリアルタイムで実施します。