通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
LAW300TB(法学 / law 300)倒産法(冬期スクーリング)Insolvency Law
倉部 真由美
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 43011 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 倉部 真由美 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 冬期 |
期間Period | 2群午後 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
This course is designed to provide a comprehensive overview of the insolvency system and the law of bankruptcy in Japan. We will primarily focus on the procedure of Bankruptcy.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
倒産とは、債務者が、その有する財産、信用力、収入・収益などを総合的に考慮して、債権者に対して債務の全般を支払えなくなる状況をいう。このような状況を処理するための法律を総称して、一般的に倒産法というが、その中には、破産法、会社法の特別清算の部分、民事再生法、会社更生法が含まれる。前二者を清算型と呼び、債務者の財産を換価することによって得られた換価金から債権者に平等に配当することを主たる目的としている。後二者を再建型と呼び、債務者を再生・再建することにより将来の収益から債権者に弁済することを主たる目的とする。
本講義では、これらの倒産処理法の基本である破産法を扱う。
到達目標Goal
①破産法の理念と手続の目的を理解する。
②破産手続の基本的な流れと基礎概念を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・オンライン授業になった場合、Zoomを利用したリアルタイム配信により授業を進める。
・授業は、あらかじめ配布するレジュメに沿って進行する。
・レジュメは、対面授業の場合は印刷したものを教室にて配布するが、オンライン授業の場合はWeb学習サービスにて配信するので、授業が開始する前に用意しておくこと。
・対面授業の場合:紙で配付する(Web学習サービスでも配付する等)
・レジュメの中で、テキストの該当箇所も指示するので、復習に役立ててもらいたい。
・質問は、授業の開始前後の時間に対応し、必要に応じてクラス全体で共有する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:倒産法の世界へようこそ
ガイダンス/倒産法の必要性と目的
第2回[対面/face to face]:倒産処理手続のアウトライン
わが国の倒産処理制度にはどのようなものがあるのか。法的な手続だけでなく私的整理も紹介する。
第3回[対面/face to face]:破産手続の申立てから開始まで
破産手続の開始申立て、開始決定、保全処分を扱う。
第4回[対面/face to face]:破産財団
破産財団、管財人とその職務、取戻権を扱う。
第5回[対面/face to face]:破産債権・財団債権
破産債権とは何か、その種類と優先劣後関係、財団債権とは何かを扱う。
第6回[対面/face to face]:契約関係の処理
賃貸借契約、請負契約、労働契約を扱う。
第7回[対面/face to face]:担保権
担保権は破産手続のなかでどのように扱われるか。別除権とその取扱いを扱う。
第8回[対面/face to face]:相殺権
相殺権の行使、相殺禁止を扱う。
第9回[対面/face to face]:否認権
否認権とは何か、種類、行使方法を扱う。
第10回[対面/face to face]:配当と手続の終了
債権の届出・調査・確定、配当、手続の終了を扱う。
第11回[対面/face to face]:消費者破産
消費者破産のポイントを扱う。
第12回[対面/face to face]:まとめ
授業全体を振り返り、質問を受け付ける。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・必ず六法を携行し、こまめに条文を確認すること。
・法律学の勉強は、忍耐強く反復することが求められる。レジュメやテキストを1度読んで理解できなくても、心配することはない。1度は通読すること、分からない部分は繰り返し読むこと、それでも分からないところは、質問することで、理解を深めていってほしい。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
高田賢治=上江洲純子=倉部真由美『ストゥディア倒産法』(有斐閣、2018年)
携行するサイズの六法を必ず持参すること。
参考書References
読みやすいものを選んで自習すること。
・山本和彦『倒産処理法入門〔第5版〕』(有斐閣、2018年)
・山本和彦ほか『倒産法概説〔第2版補訂版〕』(弘文堂、2015年)
倒産判例について
・松下淳一=菱田雄郷編『倒産判例百選〔第6版〕』(有斐閣、2021年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席(33%)、試験(67%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
とくになし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Zoomによるオンライン授業を実施する場合
・マイク・カメラは必須ではない。
・マイクを用意しない場合、質問・発言はできない点を了承しておいていただきたい。
・マイク・カメラの用意がないことで不利に評価されることはない。
その他の重要事項Others
Zoomによるオンライン授業を実施する場合
・Zoomへの入室は授業開始10分前から可能とする。
・出席確認は、Zoomの参加者一覧のスクリーンショットを撮影して記録するため、参加者名に学生証番号と氏名を入力すること。
・レジュメを授業中にZoomを開きながら参照できるように、あらかじめプリントアウトしておくか、タブレットなど他のデバイスで表示するなど、各自の都合の良い形で準備しておくこと。