法学部Faculty of Law
POL300AD（政治学 / Politics 300）国際環境法Ⅰ国際環境法Ⅰ
鈴木 詩衣菜Shiina SUZUKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A0660 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this course, we will overview variety of environmental treaties, understand their basic structures and examine how Nations have responded to environmental issues.
In addition, through specific environmental cases, we will consider what should be protected and what actions are necessary to solve environmental problems.
This course will be given according to the lecture schedule, but the content and order of the topics may be changed according to the interests of the students.
By the end of the course, students should be able to understand as follows;
・To be able to consider international environmental issues from a legal perspective
・To be able to grasp the overall picture of each environmental treaty, understand its background, characteristics, problems to be solved, and remaining issues, and to be able to explain them
・To be able to present own views on international environmental issues based on legal basis.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content including completed the required assignments after each class meeting.
Final grade will be calculated according to the following process, Term-end examination(80%), short assignment(20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
国際環境法は、国際環境問題の特質ゆえに、形成、発展、形態、内容、履行確保において様々な特徴がある。
本講義では、環境条約を手掛かりに、その基本的な構造を取り上げ、環境問題に対し国家がどのように対応してきているのかを検討する。また、具体的な判例を通じて、環境問題を解決するために、何が守られるべきか、必要とされる対応はなにか、などについて沢山考える。
到達目標Goal
・国際的な環境問題について法的な観点から、考察できる
・各環境条約の全体像を把握し、その背景、特徴、解決すべき問題点、残されている課題を理解し、説明することができる
・国際的な環境問題に対し、法的根拠に基づいて自分の見解を提示することができる
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
国際環境法の理論、判例についての講義を行う。講義スケジュールに沿って行うが、学生の興味や関心に応じて取り上げるテーマの内容や順序を変更する場合がある。
事後課題の答え合わせ、解説、フィードバックは、課題提出後の授業の冒頭で行う。
大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
授業の概要(成績評価、授業の受け方など)、国際環境法とはなにか
第2回[未定/undecided]：国際環境法制史（１）
国際環境法の基本原則:「環境」はいつから、どのように国際的な問題になってきたのか
第3回[未定/undecided]：国際環境法制史（２）
国際環境法の規範の発展:国際的な環境問題と国際環境法の特質はなにか
第4回[未定/undecided]：大気に関わる国際法制度（１）
気候変動枠組条約を手掛かりに、大気汚染と地球温暖化を考える
第5回[未定/undecided]：大気に関わる国際法制度（２）
京都議定書とパリ協定を手掛かりに、大気汚染と地球温暖化を考える
第6回[オンライン/online]：森林に関わる国際法制度
森林保全とREDD+を考える
第7回[オンライン/online]：生き物に関わる国際法制度（１）
生物多様性条約を手掛かりに、生物多様性の保全を考える
第8回[オンライン/online]：生き物に関わる国際法制度（２）
ワシントン条約を手掛かりに、動植物の輸出入を考える
第9回[対面/face to face]：水に関わる国際法制度（１）
国連海洋法条約などを手掛かりに、海洋汚染への対応を考える
第10回[対面/face to face]：水に関わる国際法制度（２）
ラムサール条約を手掛かりに、河川と湿地の保全を考える
第11回[対面/face to face]：世界遺産に関わる国際法制度
世界遺産条約を手掛かりに、自然遺産と文化遺産の保全を考える
第12回[対面/face to face]：廃棄物に関わる国際法制度
バーゼル条約を手掛かりに、越境するゴミ問題を考える
第13回[対面/face to face]：他分野の国際法制度と環境
貿易、人権、労働分野と環境分野の調整を考える
第14回[対面/face to face]：試験・まとめと解説
学期末試験と国際環境法の振返り
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
予習では、授業のテーマに関連して、自分で調べた重要な情報などをレジュメなどに書きとめること、また授業毎に示すテーマについて考えてくること。
復習では、授業毎に配布する事後課題を作成すること。次回の授業で確認するため、復習を通じて理解の深化に努めること。
テキスト（教科書）Textbooks
植木俊哉ほか編『国際条約集』有斐閣、2022年、2800円。
適宜、レジュメを配布する。
参考書References
繁田泰宏・佐古田彰・岡松暁子・小林友彦編『ケースブック国際環境法』東信堂、2020年。2,800円。
その他、適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価にあたっては、特に以下の基準で目標に到達したかを評価する。
―課題（20％）：講義のポイントをおさえられているか。設題の趣旨に沿って答えているか
―筆記試験（80％）：国際環境法についての基本的な知識を習得し、設題の趣旨に沿って答えているか
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
その他の重要事項Others
国際環境法は、国際法の発展科目になります。必要に応じて適宜、国際法の基本原則についても触れていきますが、すでに履修済みもしくは並行して履修すると、理解が深まります。