人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
EDU200MA（教育学 / Education 200）文化経営論Cultural Management
武田 知也
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C2233 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes |
人間環境学部生：コアとなるコース【文】 主催：キャリアデザイン |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category | |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category | |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
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Outline (in English)
On 26 February 2020, in order to prevent the spread of the new coronavirus, the Japanese government requested that arts and cultural activities, along with sporting events, be refrained from being held as "unnecessary". On the other hand, many people who are interested in art and culture have also voiced their opinions, and it can be said that this occasion has made the position of art and culture in Japanese society visible again.
In this class, we will begin by unravelling the current state of arts and culture in Japan by referring to some of the cases that occurred in this situation, and examine the relationship between art and society.
（Learning Objectives）
Students will study from the perspective of management and production that links the arts and society, based on an overview of the current status of the various actors (creators, companies, government, NPOs, etc.) responsible for arts and culture, examples of their initiatives, and their background and history. Students will gain new insights into the diverse relationships between arts and culture and their own lives, including the arts themselves, creative industries, community development, welfare, and education.
（Learning activities outside of classroom）
Students will be asked to research the actual development of the case studies introduced in the class, visit the sites of arts and culture projects (theaters, museums, live performances, festivals, etc.), conduct field research, and summarize their findings in a report.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
（Grading Criteria /Policy）
Comprehensive evaluation will be made based on the final examination (30%) and regular marks (70%) such as in-class small reports (reaction papers) and assignment reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
2020年2月26日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から芸術文化事業は「不要不急」のものとして、スポーツイベントなどと共に開催や活動の自粛を政府から要請されました。一方で、芸術文化を希求する多くの人たちからも声があがり、これを機に日本社会における芸術文化の立ち位置が改めて可視化されたとも言えます。
本授業では、この状況で起きたいくつかの事例を参照しながら日本における芸術文化の現在地を紐解くところからはじめ、芸術と社会の関わりを考察していきます。
到達目標Goal
芸術文化を担う様々な主体（創り手・企業・行政・ＮＰＯ等）の現状、取り組み事例、その背景や歴史を概観した上で、芸術と社会をつなぐマネジメント・プロデュースの視点から学修します。芸術そのもの、クリエイティブ産業、まちづくり、福祉、教育など芸術文化と学生自身の生活との多岐にわたる関わりに新たな気づきを獲得することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
人間環境学部のディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
オンデマンドでの講義を予定しています。毎回リアクションペーパー（小レポート）の提出を求め、授業の理解度、社会的な問題意識や関心を把握しながら進行します。また、毎回の授業の際に、その前の回のリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
初回は授業概要の説明と意識調査を主としたアンケートを行いますので必ず出席してください。ヴァーチャルあるいはリアルでのフィールドワークを課すことも検討していきます。
具体的には、授業支援システム内で随時指示します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：オリエンテーション
授業の目的と進め方について説明する。
第2回[オンライン/online]：コロナ禍と芸術文化
新型コロナウイルスによって様々な影響を受けた芸術文化事業の状況を概観する
第3回[オンライン/online]：芸術文化と文化政策①
芸術文化と文化政策の関わりを知る。文化政策の成り立ち、歴史を概説。
第4回[オンライン/online]：芸術文化と文化政策②
オリンピックを軸として振興を目指してきた2020年までの最新の文化政策の動向を探る。
第5回[オンライン/online]：芸術文化と行政（地方自治体）
都市と芸術文化（創造都市）、まちづくり、地域活性化との関わりを学ぶ。
第6回[オンライン/online]：フィールドワーク
ここまでの学びを通じた、オンライン、あるいはリアルでのフィールドワークを行う。特徴や課題を調査、検討する。（フィールドワークの具体的内容については授業内で指示）
第7回[オンライン/online]：芸術文化と企業
産業としての芸術文化、また企業メセナを中心とした企業による芸術文化支援、関係を学ぶ。
第8回[オンライン/online]：芸術文化とＮＰＯ、ソーシャルアクション
芸術文化を通じたＮＰＯの多彩な活動を学ぶ
第9回[オンライン/online]：アーティストとは何か①
そもそもアーティストとは誰か？なにをする人たちなのか？アーティストという存在を考える
第10回[オンライン/online]：アーティストとは何か②
舞台芸術を中心とした多彩なアーティストの作品群を通して、社会との交わりを考察する
第11回[オンライン/online]：芸術文化とマネジメント・プロデュース①
芸術文化にまつわる「お金」の構造、仕組みを学ぶ（主に舞台芸術）
第12回[オンライン/online]：芸術文化とマネジメント・プロデュース②
マネジメント、プロデュースの実践を知る（主に舞台芸術）
第13回[オンライン/online]：芸術文化とキャリア形成
芸術文化と関わる多様なキャリア形成と課題を知る。
第14回[オンライン/online]：授業内試験
まとめと解説
自身と芸術文化の関わりについて考察をまとめる。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業内で紹介した事例について実際の展開を調べたり、芸術文化事業（劇場、美術館、ライブ、フェスティバル等）の現場に足を運び、フィールド調査を行い、レポートにまとめてもらいます。
本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しないが、授業中に資料の送付、読むべきリンク先の指示をします。
参考書References
授業内で適宜紹介
成績評価の方法と基準Grading criteria
最終試験（30％）と授業内の小レポート（リアクションペーパー）、課題レポートなどの平常点（70%）から総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業で使用する資料から更に調査・研究に繋がる資料をなるべく数多く提示したいと考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコンやタブレット、授業システムへの登録
その他の重要事項Others
新卒時は法政大学からアートＮＰＯに就職し、その後フェスティバル/トーキョー（国際舞台芸術祭）、ロームシアター京都（公立劇場）、さいたま国際芸術祭２０２０（国際芸術祭）などで企画・制作、キュレーターなどを担い、2021年に自身が代表を務める法人を設立し現在に至っています。
そのような経験を元に、現在の文化芸術を取り巻く状況と学生諸君の生活との接点を見出すような授業を展開できればと考えています。