スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1（健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500）スポーツ健康学高度開発演習（実践研究／理論研究）Seminar in High level development of Sports and Health Studies (Practical Studies/Theoretical Studies)
林 容市Yoichi HAYASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | S9908 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリー |
博士後期課程授業科目/Doctor's course 演習科目/Seminar courses |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
This course aims to train doctoral students who are well versed in practice. Therefore, the course will focus on practical research as an exercise. However, if the student is already capable of advanced practice, or if the theoretical aspect of the course needs to be enhanced, the student will work on either practical or theoretical research. Under the guidance of the chief and sub-chief examiner and sub-supervisors, students work on a freely selected project for a certain period and receive group guidance and evaluation from multiple faculty members on the project results. This program aims to help students develop their careers and practice exercises that will form the basis or part of their doctoral dissertations.
【Learning Objectives】
The class aims to work on and accomplish tasks that will help career development and serve as the basis or part of a doctoral dissertation.
【Learning activities outside of classroom】
The class starts in the fall semester of the first or second year in the Doctor's Degree Program. However, depending on the content of the assignment, students may be necessary to efforts regarding issues for an extended period. Therefore, it is necessary to consult with the supervising professor and begin the assignment before starting the course period. The standard time for preparation and review for each class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
The evaluation of this class depends on the ability to solve and manage a diversity of practical issues (70 %) and the ability to disseminate and return research results to society (30 %).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
当科目は、実践に精通した博士号取得者の養成をねらいとし、演習課題として「実践研究」を中心に進める。一方で、履修者がすでに高度な実践者の域に達している場合や博士論文との関連で理論的側面を充実させる必要がある場合には「理論研究」を認め、これら2種のいずれかにより進める。いずれにしても主・副指導教員の指導のもとで一定期間、自由に選択した課題に従事し、成果に対して複数教員の集団指導と評価を受ける。履修者個人のキャリア形成に役立ち、博士論文作成の基礎あるいは一部となる演習課題をこなすことを目的としている。
到達目標Goal
キャリア形成に役立ち、博士論文の基礎あるいは一部となる演習課題をこなす。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち，
「DP４」，「DP５」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業での「実践研究」は，履修者が一定期間、自由に選択した課題に従事し、その成果に対するコーチング専門領域の複数教員による指導と評価を行う。この一例として，競技スポーツや体力向上を目的としたコーチングやトレーニングの現場において，担当教員の専門とする体力学・体力測定評価学の内容に関連した，実際の指導やトレーニング計画，体力の測定・評価，データ分析などの業務を一定期間担当し，そこで得られた知識・技能，経験を整理し，自己の能力の発展に向けた研究を実践させる。また，履修者が既に高度な実践者の粋に達している場合や博士論文取得との関係で理論的側面を充実させる必要がある場合には，「理論研究」として博士論文の研究内容に隣接したテーマを選定し，レビュー論文を作成する。テーマに関する先行研究をシステマティック・レビューによって網羅的に把握し，各研究において提示されている結果をメタアナリシスによって量的に分析し，結果について考察する。担当教員は、主に研究計画，レビュー手法，分析方法，考察の妥当性，成果の発表方法等について指導・支援する。いずれの場合も，担当教員を中心としたコースワークによって，研究目的および計画の設定，実際の活動内容や収集するデータの確認，分析・解析方法の選定，考察の妥当性の検証，成果発表の方法の選定などについて指導・支援を行う。さらに，課題等に対しては適宜フィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：研究課題の設定
個人の関心にもとづいて研究課題を選択すること、「実践研究」「理論研究」のいずれを選択するのか等、当授業の概要と目的について確認する。
第2回[対面/face to face]：研究課題の意義・目的
意義・目的について履修者がプレゼンテーションし、それに対する意見交換と指導を受ける。
第3回[対面/face to face]：研究方法の検討
どのような研究方法で成果を出すのかについて検討する。
第4回[対面/face to face]：研究対象の検討
実践研究：研究対象における業務内容の確認，研究実践対象としての妥当性について検討する。
理論研究：システマティック・レビューに向けたキーワード，検索媒体について検討する。
第5回[対面/face to face]：分析対象の検討
実践研究：研究対象における実践で得られる内容について確認し，研究の方向性について検討する。
理論研究：レビューした文献の研究対象としての妥当性について確認する。
第6回[対面/face to face]：分析方法の確認およびデータの整理
実践研究：予備調査の結果や収集可能なデータを用いて実際の分析方法について検討を行う。
理論研究： レビューした文献の内容をまとめた上で再度キーワード等を再検討し，検索を進める。
第7回[対面/face to face]：中間発表
専門領域の担当教員を中心とした公聴会のもとで、研究構想・計画について履修者がプレゼンテーションを行い、研究課題が遂行可能であるか等について意見交換を行う。
第8回[対面/face to face]：課題従事のプロセス①
実践研究：現場での実践状況を再確認し，指導やトレーニング計画，体力の測定・評価の内容について研究目的の達成に向けて再検討する。
理論研究：レビューした文献の内容を検討し，目的を達成するために精選する。
第9回[対面/face to face]：課題従事のプロセス②
実践研究：授業において現場での実践状況を報告し，それを受講者間で論議した上で，必要に応じて活動内容の改善を検討する。
理論研究：レビューした文献に記載されている内容を，実際の分析に向けて整理する。
第10回[対面/face to face]：課題従事のプロセス③
実践研究：前回の授業で確認・改善した現場での実践状況について再度報告し，受講者間で論議した上で，最終的な研究の方向性，収集データの内容について検討する。
理論研究：前回の授業で実施したレビューした文献に記載されている分析結果を用いて，分析に向けたデータセットを作成する。
第11回[対面/face to face]：課題従事のプロセス④
実践研究：現場での指導やトレーニング計画，体力の測定・評価を実践した結果を，分析に向けてまとめる。
理論研究：前回作成したデータセットを用いて，実際にメタアナリシスを行い，統計的な分析を実践する。
第12回[対面/face to face]：課題従事の成果①
実践研究：現場で得られた各種データの分析を行う。
理論研究：前回行ったメタアナリシスの結果を受講者間で論議し，どの様な考察が可能か検討する。
第13回[対面/face to face]：課題従事の成果②
実践研究：現場での実践から得られたデータの分析結果の解釈について受講者間で論議し，研究のまとめに向けて方向性を定める。
理論研究：メタアナリシスの結果に基づき，研究のまとめに向けて受講者間で論議する。
第14回[対面/face to face]：成果発表
博士課程担当教員全員参加の公聴会のもとで、研究成果について履修者によるプレゼンテーションおよび参加者との質疑応答を行い、専門領域の担当教員から評価を受ける。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
開講時期は1年次の秋学期もしくは2年次の秋学期であるが、演習課題によっては長期を要するため、指導教員と相談しながら履修時期より以前に課題に着手しておくことが必要となります。各回の予習・復習の標準時間はそれぞれ2時間とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特になし。必要に応じて資料を配布します。
参考書References
特になし。必要に応じて資料を配布します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
本授業は，多様な実践的課題を解決しマネジメントできる能力（70 %）、研究成果の社会的発信・還元能力（30 %）で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
次年度初めて開講する科目のため，特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。必要に応じて授業内で指示します。
その他の重要事項Others
進捗状況によって授業計画の順番は変更する場合があります。