通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG(経営学 / Management 200)経営学特講(夏期スクーリング)Special Study in Management
小池 祐二
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 小池 祐二 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 夏期 |
期間Period | 2群夜間 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Companies, governments, and individuals contribute to attaining the Sustainable Development Goals (SDGs) agreed upon at the UN Summit in 2015. In this class, we will study the theoretical and practical aspects of corporate efforts to achieve the SDGs goals. Particularly, we shall invite guest speakers, including business managers and entrepreneurs who aspire to contribute to society and solve social issues, to talk about their efforts. They will discuss how corporate management and innovation should be from the perspective of addressing the SDGs. We shall also clarify the historical background of the emergence of the SDGs and their relationship with corporate social responsibility (CSR) and creating shared value (CSV). Based on this basic knowledge, we will consider the meaning and role of corporate efforts toward the SDGs goals in managing modern small and medium-sized enterprises and large corporations. In this lecture, we shall use case studies of companies that make social contributions in various fields, with participants from each company.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現在、社会には解決しなければならない課題がたくさんあります。そして企業にはSDGsへの積極的な取り組みなど、社会的な課題解決に大きな役割を果たすことが期待されています。この講義では企業の社会貢献という切り口から、企業経営のあり方やイノベーションについて議論していきます。フィランソロピーや責任ある投資、メセナ、CSR、MDGs、SDGs、CSV経営、BOPビジネス、ソーシャルビジネスなど、企業の社会貢献に関する歴史や様々な背景、世界における企業の経営思想、経営戦略などについて学び、取り組みの事例を学習します。そうした基礎知識をもとに、現代の中小企業や大企業経営における社会貢献の意味や役割など考えます。企業の社会貢献とは、顧客や従業員、取引先、地域社会といった利害関係者、また社会全体に広く配慮し、長期的に企業価値を高めることを意味しています。この講義では、さまざまな分野で社会貢献に取り組む方々にもゲストとしてご参加いただき、最前線の現場のお話も伺います。
到達目標Goal
①世界における企業の社会貢献活動と社会問題解決のための取り組みを学び、経営学の現代的課題を学びます。
②現代の日本企業がどのような社会貢献を行っているのか、その背景や考え方、実践を知り、社会的課題への対応を知り、未来における企業経営のありかたを考える素養を身につけます。
③企業が、その社会貢献のために、どのような製品開発を行い、ソリューションを探索し、イノベーションを起こしてきたか、について理解する論理的思考力を身につけます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「経済学科:DP2」「商業学科:経営学・商学,自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
教室での対面の講義、グループワーク、ゲストスピーカーのお話(教室とゲストの方をネットで結んでのオンライン公講演になる場合もあります)の組み合わせとなります。また、学生の皆さんには、授業中のグループワークの成果のプレゼンテーションを行ってもらいます。なお、新型コロナウィルスの感染拡大の状況や、受講者数、ゲストスピーカーの方の都合によって、進め方や予定を変更する場合があります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
この講義の進め方を説明します。また講義の基本として資本主義経済と企業経営がどのように発達してきたのかを振り返ります。
第2回[対面/face to face]:メセナとフィランソロピー
メセナは芸術や文化の支援、フィランソロピーは奉仕的活動を指すことばです。高級ブランドを作り上げた女性企業家のガブリエル・シャネルや自動車の普及に取り組んだヘンリー・フォードなどを例に挙げて、企業や企業家にとってのメセナやフィランソロピーを考えていきます。
第3回[対面/face to face]:CSRとCSV経営、マーケティング
企業の社会貢献としてよく行われているCSRと、社会貢献をビジネスの中心にして利益と企業の社会的価値の向上を目指すCSV経営について考えます。また、マーケティングの手法からの企業の社会貢献を考えます。
第4回[対面/face to face]:途上国経済と企業
途上国の経済開発に果たす企業の役割を、BOPビジネス、ソーシャルビジネスなどの切り口から考えます。
第5回[対面/face to face]:ゲストスピーカーのお話(途上国支援を考える)
途上国支援の現場の実際について、ゲストをお招きしてお話を伺います。JICAで途上国支援に携わっていらっしゃる方をゲストにお迎えします。
第6回[対面/face to face]:SDGsと企業経営
現在、大きな社会的トレンドとなっているのがSDGsです。その成り立ちと基本的な考え方、そして企業経営との関わりについて考えます。
第7回[対面/face to face]:ゲストスピーカーのお話(大手企業のSDGs経営)
大手企業の中でSDGsへの積極的な取り組みが評価されている化粧品大手の株式会社資生堂の方をお招きし、SDGs経営についてお話を伺います。
第8回[対面/face to face]:企業の社会貢献と投資
企業の社会貢献がSDGsなどでクローズアップされてくるにつれて、ESG投資など、企業の社会に対する貢献度を評価する投資が広がってきました。ここでは企業の社会貢献と投資の関わりを考えます。
第9回[対面/face to face]:グループワーク
学生の皆さんをいくつかのグループに分け、起業家の立場に立って、自分たちだったら、どのような社会貢献ができる企業を起業してみたいか、プランをまとめてもらいます。
第10回[対面/face to face]:グループワーク(続き)
第9回に引き続き、グループでプランをまとめてもらいます。
第11回[対面/face to face]:プレゼンテーション
グループワークの成果を、各グループごとにプレゼンテーションしてもらいます。
第12回[対面/face to face]:授業のまとめと試験
授業全体を振り返ります。また、授業内試験を行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
洞口治夫・小池祐二編著『集中講義 高校生の経営学 経営学部の受験を迷っている人に』文眞堂、2018。
参考書References
適宜、授業中に紹介しますが、
・コトラー他『コトラーのマーケティング3・0―ソーシャル・メディア時代の新法則』朝日新聞出版、2010。
・ユヌス『3つのゼロの世界 貧困0・失業0・CO₂排出0の新たな経済』早川書房、2018。
・名和高司『CSV経営戦略―本業での高収益と、社会の課題を同時に解決する』東洋経済新報社、2015。
・南他『SDGs 危機の時代の羅針盤』岩波書店、2020。
は、簡便で参考になります。
成績評価の方法と基準Grading criteria
第12回目の授業で行う授業内試験が40%、グループワークのプレゼンテーションの品質が30%(同一グループは全員に同じ点数を付与します)、リアクションペーパーの提出と品質が30%とします。第1日(第1回)から第4日目(第8回)までの授業は、1日ごとにリアクションペーパーを提出してもらいます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につき、特にありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
スマートフォン、PC、タブレットなど、ネットに接続できるものがあれば持参してください。
その他の重要事項Others
オンライン授業になった場合 Zoom を使用してリアルタイムで実施します。