通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
GEO300TE（地理学 / Geography 300）測量学及び測量実習（１）（夏期スクーリング）Methods and Practice in Surveying (1)
木村 勲
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 木村 勲 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 1群前半集中 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course will give a lecture about the land surveying, which is the method to obtain geospatial information about location, with a particular focus on the leveling surveying.
In this class, you can also experience practical training together with the lecture in order to learn not only the basic theories concerning surveying but how to use them at the actual situation.
Students are expected to study 4 hours in total before and after each class meeting in order to understand the content of the course.
The overall grade of this course will be determined based on the following evaluation: 40% for the result of the final exam and 60% for the contribution to the class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
空間に関する最も基本的な情報は位置に関する情報である。位置に関する情報を取得する手段として用いられるのが測量である。この授業では、測量に関する基礎理論を学ぶとともに、実習を行い、測量の基礎的技術の習得を目指す。特に、測量データの基礎的な取り扱い及び測地測量の一つの柱である高さを測る水準測量を中心に講義・実習を行う。
到達目標Goal
測量に関する基礎理論を学び、測量実習を体験することで測量に関する基礎的知識を習得できる。また、測量に関する誤差理論や誤差要因を解明することで、測量数学のみならず、測量の精度や品質について理解できる。特に水準測量の講義と実習では、水準測量の役割や誤差等についての基礎知識や水準儀を用いた測量技術を習得できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
測量の歴史から測量の基準・測量に関係する法律等の事項や様々な測量方法の紹介はスライド等で講義する。また、測量の観測データの処理や誤差の扱い、測量数学等の基礎的理論もスライドによる講義と練習問題を解答していただきながら進める。特に、基本的測量の１つの水準測量は、講義と野外での測量機器を使った実習を行い、観測データの処理方法や測量機器の取り扱いを体験する。疑義については努めて授業内で解説していく。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：測量の概要
測量とは何か、測量の歴史など測量の概要とについて講義する。
第2回[対面/face to face]：測量法及び資格について
測量の関する法律と測量の資格について講義する。
第3回[対面/face to face]：地球と測量の基準について
地球の大きさや形状とそれを基にした測量の基準（特に座標系や我が国の測量基準の歴史・役割）について講義する。
第4回[対面/face to face]：様々な測量と公共測量について
距離測量、GPS 測量、トータルステーションを用いた測量などの原理及びそれらを用いて実施する公共測量について講義する。
第5回[対面/face to face]：水準測量の原理
水準測量の原理、使用する機器等について講義する。
第6回[対面/face to face]：測量の誤差について
測量の誤差について誤差の種類や誤差の取り扱いや三角関数などの測量数学について講義する。
第7回[対面/face to face]：測量の誤差について
特に水準測量の誤差を中心にその処理方法などを講義と計算実習を行う。
第8回[対面/face to face]：水準測量の機器の使用方法
水準測量の方法・水準儀(レベル)の使い方について実習する。
第9回[対面/face to face]：水準測量の観測方法
観測方法の習得と観測方法による誤差の除去方法を学ぶ。
第10回[対面/face to face]：水準測量の実習
水準測量の往路の観測実習を行う。
第11回[対面/face to face]：水準測量の実習
水準測量の復路の観測実習及び点検方法を習得する。
第12回[対面/face to face]：まとめ
データ処理の結果をまとめ、測量精度等を評価する。その後試験を受験する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストの序章～３章及び７章を中心に予習しておくこと。授業時間内に計算問題やデータ作成・整理等も実施しますので、努めて講義期間内に終わらせること。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
長谷川昌弘・川端良和 「改訂三版 基礎測量学」電気書院
「改訂二版 基礎測量学」、「改訂新版（第一版）基礎測量学」も可能
参考書References
書店には測量学、また測量の種別により様々なテキスト、図解テキストが置かれている。測量のデータ処理には数学が欠かせないものの、自分のレベルや興味に応じ、以下の本などを参考にするとよい。中堀義郎ほか著「絵で見る基準点測量 第２版」日本加除出版、 斎藤博ほか著「新版 教程 基準点測量」 山海堂、 大滝三夫ほか著「公共測量教程 水準測量」 東洋書店、 大滝三夫ほか共著「公共測量教程 測量計算」東洋書店
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は試験４０％程度と授業中・実習等の態度６０％程度を総合して評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
関数電卓(スマートフォンのアプリ、例えば「関数電卓Panecal」、「電卓Air」でも可能）
その他の重要事項Others
測量に関連する授業として、測量学及び測量実習（２）（冬期スクーリング）があります。本授業（夏期スクーリング）では全体を網羅できていないので、合わせて履修することを推奨します。