通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
HIS100TD（史学 / History 100）日本史概説（夏期スクーリング）Japanese History
安田 寛子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 安田 寛子 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 2群午後 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
We will discuss the characteristics of the control system that supported the Edo period and the people who lived there, and consider why it became such a peaceful and stable long-term government and why it collapsed.
The goal of this course is to develop the ability to see and judge the essence of things.
After each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Final grade will be decided based on the Term-end examination:100%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
国際化の進展のなかで、日本文化の発信が重要視されているが、その多くが江戸時代に成熟した、あるいは生み出されたものである。それは、この時代が幕藩体制と呼ばれる仕組みのうえに、260年余りも平和が続いた時代であったことが大きく影響したといえる。
そこで、この時代を支えた支配機構の特質や、そこで生きた人々について取り上げ、このような平和で安定的な長期政権となった理由はどこにあったのか、またそれだけ続いた政権がなぜ崩壊することになったのかについて考える。
到達目標Goal
今後、広く国際社会に日本を発信していくためには、日本がどういう国なのかということを我々自身がより深く知る必要がある。そこで、今も日本のなかに多くの影響を残す江戸時代について、単に紙の上の学問としてではなく、我々と同じ生身の人間が生きた時代として身近に感じながら学んでいく。
これにより、自分たちの国についての理解を深め、ひいては物事の本質を見抜き、判断する力を養うことが目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「史学科：DP1,DP3」「地理学科：DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は講義形態で行い、まず江戸幕府の成立過程を概観することで徳川政権の特質を明らかにし、その後いくつか特徴的なテーマを選んで詳しく見ていく。
なお、授業内で課す課題などに対するフィードバックはすべて授業内で行う。
また、情勢によりオンライン授業に移行した場合はZoomによるリアルタイム配信にて実施する。
その際、授業に必要な資料の配信、試験解答の回収については「通教LMS」を利用する。また、試験は最終授業内で実施するが、それについては後日講評・解説を行い、「通教LMS」で配信する。
オフィス・アワーは対面・オンラインに関わらず授業終了後に設けるので、質疑のある方はその時間を利用するように。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：講義概要と参考文献
授業の進め方と参考文献
第2回[対面/face to face]：幕府法令 １
法度支配、触書とは、様式の差
第3回[対面/face to face]：幕府法令 ２
触書の形成過程、伝達交付、発令手順、高札とその意義
第4回[対面/face to face]：慶弔儀礼 １
「鳴物停止令」とその変質
第5回[対面/face to face]：慶弔儀礼 ２
「鳴物停止令」と在日外国人
第6回[対面/face to face]：慶弔儀礼 ３
儀礼における対外摩擦
第7回[対面/face to face]：近世の村 １
近世の村の特徴と機能
第8回[対面/face to face]：近世の村 ２
法令・史料などから見る近世農村の実態
第9回[対面/face to face]：近世の村 ３
結婚・離婚などから見る近世女性の地位
第10回[対面/face to face]：宗教と武家・民衆 １
幕府の宗教政策、宗教と民衆との関係
第11回[対面/face to face]：宗教と武家・民衆 ２
宗教と武家・民衆との関係
第12回[対面/face to face]：試験
まとめと解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前の学習は特に必要としない。
ただし、授業開始後の復習は必ず行い、内容を理解出来ているか、毎回きちんと確認すること。
復習および関連の学習時間は、毎回４時間以上を目安とする。
テキスト（教科書）Textbooks
深谷克己『江戸時代』（日本の歴史６、2000年、岩波書店ジュニア新書336）968円（税込）
基本的には教科書等は使用せず、毎回配布する資料で授業を進めていくが、一部の授業では上記テキストでの補足が必要となる。
参考書References
児玉幸多・佐々木潤之介編『新版 史料による日本の歩み（近世編）』（吉川弘文館、1996年）4180円（税込み）
この他の参考図書については、授業のなかで紹介していく。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験１００％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
なるべくわかりやすく、ゆっくり話すように心がける。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業に移行した場合はZoomによるリアルタイム配信となるが、この場合も対面授業と同様に行いたいので、マイクとカメラを準備し、カメラについては常時オンにして参加すること。
ただし、録音・録画することはないので安心されたい。
その他の重要事項Others
Zoomでの授業となった場合、必要な資料は授業日の前日に配信するので、授業開始時間までに印刷して手元に用意しておくこと。