通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling)
LAW300TB（法学 / law 300）日本法制史（夏期スクーリング）History of Japanese Laws
山本 弘
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部（スクーリング）School of Correspondence Education (Schooling) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 担当教員（自由記述）Instructor name | 山本 弘 |
| 科目種別Class Type | スクーリング |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 夏期 |
| 期間Period | 3群終日 |
| 定員Capacity | |
| 予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
| 受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
We survey historical law and trial to develop a historic viewpoint to understand modern law and deepen recognition about a characteristic of the law in each time.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現代社会の様々な問題は、対応のために法制度をつくり、既存の法制度は現代の社会を構成する要因となっている。社会が法制度を作り、法制度が社会を作り上げていることは歴史的にみても同様であり、我々の生活する現在の社会や法制度もまた歴史のなかに位置づけられることになる。本講義は、現在ある法をより深く理解するための歴史的視点を培うため、歴史のなかの法と裁判を概観し各時代の特徴について認識を深めていく。
到達目標Goal
１．前近代における日本の法と裁判に関する基礎的事項を列挙できる。
２．各時代の法や裁判の特徴について概説できる。
３．前近代の法制度と現代の法制度を比較できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的には講義形式によって進めるが、受講生によるディスカッションも行う。また、各回においてリアクションペーパーの任意提出を求め、提出されたリアクションペーパーに対する応答をおこなうことによって、内容理解の一助とする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス
講義の進め方・評価等についての説明
第2回[対面/face to face]：古代の法と裁判
律令以前の日本法〜固有法時代〜：原始国家、初期国家、犯罪と裁判（天津罪・国津罪、盟神探湯等）など
第3回[対面/face to face]：古代の法と裁判
律令法：統治組織、土地制度、刑事法、裁判制度、親族と相続 など
第4回[対面/face to face]：古代の法と裁判
律令法：統治組織、土地制度、刑事法、裁判制度、親族と相続 など
第5回[対面/face to face]：中世の法と裁判
鎌倉・室町期の法：中世法の基本的性格、封建制度の諸概念、統治組織、土地制度、裁判制度、親族と相続 など
第6回[対面/face to face]：中世の法と裁判
鎌倉・室町期の法：中世法の基本的性格、封建制度の諸概念、統治組織、土地制度、裁判制度、親族と相続 など
第7回[対面/face to face]：中世の法と裁判
鎌倉・室町期の法：中世法の基本的性格、封建制度の諸概念、統治組織、土地制度、裁判制度、親族と相続 など
第8回[対面/face to face]：中世の法と裁判
鎌倉・室町期の法：中世法の基本的性格、封建制度の諸概念、統治組織、土地制度、裁判制度、親族と相続 など
第9回[対面/face to face]：戦国法
戦国大名の法、在地社会の法：分国法、村法（村掟）など。
第10回[対面/face to face]：近世の法と裁判
幕府法と藩法：統治組織、法源、土地制度、刑法、裁判制度（吟味筋､出入筋）、『御定書』、親族と相続 など
第11回[対面/face to face]：近世の法と裁判
幕府法と藩法：統治組織、法源、土地制度、刑法、裁判制度（吟味筋､出入筋）、『御定書』、親族と相続 など
第12回[対面/face to face]：まとめ
まとめと試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
（準備学習）教科書を熟読した上で出席すること。なお、事前課題のある場合は、当該講義までに課題を終えておくこと。準備学習の時間は１回の講義につき2時間以上が望ましい。
なお、理解度確認及び双方向型講義実施のために、リアクションペーパー（不定期・5分程度・提出自由）の提出を課すこともある。
（事後学習）疑問点や不明な箇所がある場合は、教員への質問、大学図書館の蔵書利用等を通じて早期に解決をはかること。復習の時間は１回の講義につき2時間程度が望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
配布資料
参考書References
浅古 弘・伊藤孝夫・植田信廣・神保文夫 編『日本法制史』青林書院、2010年。
村上一博・西村安博・畠山亮・北康宏『【新版】史料で読む日本法史』法律文化社、2016年。
宮地正人ほかほか編『国家史（新体系日本史1）』山川出版社、2006年。
水林彪編『法社会史（新体系日本史2）』山川出版社、2001年。
出口雄一・神野潔・十川陽一・山本英貴編著『概説 日本法制史』弘文堂、2018年。
高谷知佳・小石川裕介編著『日本法史から何がみえるか -- 法と秩序の歴史を学ぶ』有斐閣、2018年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験の成績（70％）、議論への取り組み（30％）で評価する。
期末試験では、日本法制史に関する基礎的事項の知識及び各時代の法や裁判に関する理解度を問う。
講義内の議論では、議論への貢献、議論の内容及び成果物について、評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
全体像における各項目の位置付けを丁寧に紐付けながら講義していきたい。
学生の理解度にあわせ、緩急をつけた進行としたい。