法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)法律学特講(AIと法)法律学特講(AIと法)
小山田 朋子Tomoko OYAMADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0138 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course is an introductory course to learn AI and law.
In this course, students will learn how AI affects our life, society, and law and think of the role of law in the age of AI.
At the end of the course, students are expected to acquire basic knowledge and skills to understand AI and law and to participate in a class taught in English.
Before and after each class meeting, students will be expected to spend two hours to prepare and understand the course content.
Final grade will be calculated according to Mid-term quiz (50%) and term-end quiz (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
その他言語 / Other
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
AI、ビッグデータ、アルゴリズムは今日、私たちの社会や個人の生活にますます大きな影響を及ぼしています。AIに取って代わられて、将来いらなくなってしまう職業もあるのでは、と言われています。またどのような職業に就くとしても、仕事の中でAIとの関わりが少なくないことでしょう。また、スマートフォンに送られてくる広告がなぜ自分の好みに合っているのか、完全な自動運転が可能になったら事故の責任は誰にあるのか、裁判官がAIによる判断を参考にしてもいいのか、大量のデータを使って将来の病気を予測できるというのは本当か、といったことに関心を持ったことがあるでしょう。この授業はAIと法の関わりについていくつかの分野を取り上げて、主にアメリカと日本について学ぶことにより、受講者がAIによる新たな法的問題を理解し、AI時代の中で法学の知識を活かす力を身に付けることを目指しています。また、講義は英語と日本語を組み合わせて行うので、これまで英語による講義の受講経験がない学生でも、徐々に英語による講義の受講の技術を身に付けることも目指しています。
「文化・社会と法コース」ともっとも強い関連を持ちますが、他のコースも含めすべてのコースに属している科目です。
到達目標Goal
受講者がAIと法についての知識を得るとともに、英語による講義の受講の技術を身に付けることを目指しています。
授業で使用する言語Default language used in class
英語と日本語を半分ずつ使用します
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義は英語と日本語を組み合わせて(10~15分英語で講義し、その内容を10~15分日本語で説明するというように)行いますから、英語での授業が初めての人でも心配はいりません。資料やクイズは日本語です。
たとえば、学期のはじめには主に日本語で内容を理解し、学期の後半になるにつれて徐々に英語の部分も理解できるようになることを目指しています。
初回のZOOMのURL等は、9月15日までに学習支援システムの「お知らせ」に提示します。また各回の授業形態に変更がある場合等も学習支援システムの「お知らせ」に提示しますので、定期的に確認して下さい。 ①解説を付した課題の資料(日本語)を配付するので各自学習する、②対面あるいはオンラインでの授業を受ける(英語と日本語)、③学期に1~2回、理解を確認するクイズ(日本語)を行う、 という方法を予定しています。
また、数回に一度、それまでの授業の重要な部分や、リアクションペーパに書かれた学生からの疑問点やコメントをとりあげ、解説します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
AIと法の関わり
第2回[対面/face to face]:AIによる新たな法的問題
AIによる新たな法的問題の紹介
第3回[オンライン/online]:マーケティングとAI
マーケティングにどのようにAIが使われているか
第4回[対面/face to face]:ビッグデータとプライバシー
ビッグデータの利活用の可能性とプライバシーの問題
第5回[オンライン/online]:自己決定とAI
自己決定とAIの関わり
第6回[対面/face to face]:自動運転と法的責任
自動運転車が事故を起こした場合の法的責任は誰にあるか
第7回[オンライン/online]:自動運転と保険
自動運転による事故についてどのような保険システムが望ましいか
第8回[対面/face to face]:アルゴリズムと行政
行政がアルゴリズムを利用する場合の利点と問題点
第9回[オンライン/online]:犯罪捜査とAI
犯罪捜査にAIが使われている事例と法的問題
第10回[対面/face to face]:裁判とAI
裁判にAIが使われている事例とアメリカの裁判例
第11回[オンライン/online]:法的責任一般とAIの問題
そもそもAIは法的責任を負うのか
第12回[対面/face to face]:AIと医療
AIが医療で利用されている事例と法的問題
第13回[オンライン/online]:AIと医療過誤責任
AIが医療で使われた場合の医療過誤責任
第14回[対面/face to face]:まとめ
全体のまとめと疑問点の解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業はレジメおよび資料(日本語)を配布して行い、テキストは指定しません。
参考書References
『AIと憲法』山本達彦(日本経済新聞出版社)
『ロボット法』平野晋(弘文堂)
『AI時代と法』小塚荘一郎(岩波新書)
『アルゴリズムの時代』ハンナ・フライ (著), 森嶋 マリ (翻訳) (文藝春秋)
成績評価の方法と基準Grading criteria
理解を確認するクイズを成績評価の対象とします(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
この授業は今年度からですが、別の授業(英米法Ⅰ、Ⅱ)で、授業内で理解を確認したりするための時間を取ってきましたが、その時間のおかげで、理解できていなかった部分がわかったり、より理解を確実にすることができたという、学生からの感想がありましたので、この授業でもそのような時間を設けることにします。
また、これまでの学生からの希望を受けて、数回に一度、それまでの授業の重要な部分や学生からの疑問点やクイズの準備方法などを解説する時間を設けるようにします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
準備するものはありません。
その他の重要事項Others
授業の初回および2回目で、講義の進め方、成績評価についてなど説明します。