スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500)スポーツ健康学特論Ⅲ(人文社会科学)Advanced Lectures in Sports and Health Studies Ⅲ(Human Science)
伊藤 真紀、井上 尊寛、山本 浩Maki ITOH, Takahiro INOUE, Hiroshi YAMAMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | S5040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー |
修士課程授業科目/Master's Course 基礎科目/Basic courses |
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Outline (in English)
In this class, we will explain the viewpoints and research methodologies in the research fields of social and human science in sports and health sciences. In this class, three full-time faculty members will explain about their research in their respective specialties so that students can carry out high-quality research.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、スポーツ健康学における人文社会科学諸分野の研究領域における研究の視点と方法論について解説を行います。本授業では、三名の専任教員が各々の専門分野に関する研究について解説し、受講者が質の高い研究を実施できるようになることを目的とする。
到達目標Goal
人文社会科学諸分野の研究論文を読み込み、スポーツ健康学における研究の在り方を理解し、必要な研究計画、データ収集、分析、考察、成果発表を行うことができる力を身に付けていきます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業では、スポーツ健康学における人文社会科学諸分野の研究の視点や方法論を理解するための講義を中心に進めます。後半部では各教員は自身の専門分野を切り口に、実際に関連論文を読み込み、討論をおこなっていきます。研究倫理面、研究に対する姿勢、問題設定、研究計画の立て方等々に関する講義を行い、ディスカッションやリアクションペーパーの状況に対して評価します(オムニバス方式・全14回)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:人文社会科学の視点
スポーツビジネス現場の課題について理解する。
スポーツビジネス現場の実務担当者が持つ課題を特定し、その解決においてどのようなデータが必要とされているのか理解する。
2回[対面/face to face]:研究の方法論①
社会調査の種類について理解する。
量的なアンケート調査と質的なインタビュー調査の特徴をそれぞれ理解し、調査の目的に応じて使い分けることができるようになる
3回[対面/face to face]:研究の方法論②
スポーツ組織論に関連する研究と理論に関する知識と方法を理解する。
スポーツ組織論に関する研究論文を読み込む。
4回[対面/face to face]:研究の方法論③
質的インタビューの質問項目の作成
質的なインタビュー調査の種類について学ぶとともに、質問項目を帰納的アプローチから作成する方法を学習する。
5回[対面/face to face]:研究の方法論③
質的データの分析方法
質的データを分析するため、テキストデータの切片化、コーディング、カテゴリー化、類型化について学習し、実際に収集した質的データの分析を行う。
6回[対面/face to face]:研究の構造①
仮説検証型論文と仮説生成型論文との違いについて学ぶとともに、特に社会科学における論文の構造についての理解を深める。
7回[対面/face to face]:研究の構造②
スポーツマネジメント領域における研究のテーマや変遷などについて概観する。
8回[対面/face to face]:研究の構造③
リサーチデザインの重要性
定量的な調査について、基本的な調査設計の考え方や内容的妥当性を担保するための手順や方法について理解を深める。
9回[対面/face to face]:研究の構造④
仮説の導出や得られた結果から実践的な示唆を導くために必要な科学的かつ合理的な根拠の示し方について、先行研究を参考に理解を深める。
10回[対面/face to face]:研究の構造⑤
定量的な情報によって結論を導くための分析の手法について、実際のデータを用いながら自ら分析を行う。
11回[対面/face to face]:研究の周辺構造①
スポーツ組織構造論
身の回りにある様々なスポーツ組織は、社会の変化に対応して自らを作り変えている。また研究対象となるスポーツ世界の今を確認する。
12回[対面/face to face]:研究の周辺構造②
コミュニケーション論
活字でもバーバルなやりとりでも、被験者から得られる情報は聞き手のコミュニケーション力に影響を受ける。その方法論を再検討する。
13回[対面/face to face]:研究の周辺構造③
プレゼンテーション論
研究の過程で、複数回にわたるプレゼンテーションが待ち受ける。スライドを使ったプレゼンテーションの方法論と考え方を身につける。
14回[対面/face to face]:研究の周辺構造④
メディアリテラシーと研究
メディアリテラシーを考え、デジタル情報化時代に人々のスポーツ観がどのような影響を受けているかを考察する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間外の学習授業外の課題として質問項目の作成、調査計画の立案、調査の実施、結果の集計などが順番に出題されます。これらに計画的に取り組んでください。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし(毎回資料を配布します)。
参考書References
その都度授業内で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
各教員(各回)が、議論への参加やレポート等を総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業では理論を基に履修者がより深く考えるように進めていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
特にありません。