スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS200IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)専門演習ⅠSeminar I
吉田 政幸Masayuki YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | M5027 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門演習 |
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Outline (in English)
This is sport marketing seminar at the undergraduate level. The goal of this seminar is to learn theories and practices related to sport marketing. Before each class, students are expected to read relevant articles and book chapters. Grading will be decided based on short report (10%), data collection and analysis (10%), group presentation (10%), mid-term report (30%), and final report (40%). Upon successful completion of this course, students will be able to (1) understand some concepts and theories relevant to important themes in sport marketing and (2) clearly identify their own research topics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本演習において、履修者はスポーツマーケティングに関する理論と実践について総合的に学習する。演習後、履修者は(1)スポーツマーケティングに関する重要テーマとそれに関連する概念や理論を説明できるようになるとともに、(2)自分自身の研究テーマを明確に定めることができるようになる。
到達目標Goal
本演習の到達目標は以下のとおりとする:
1. スポーツマネジメントにおけるスポーツマーケティングの位置づけを説明することができる。
2. スポーツマーケティングに関する重要概念の定義を述べることができる。
3. スポーツマーケティングに関する現象を説明する代表的な理論を説明することができる。
4. 演習の議論を踏まえ、自分自身の研究テーマを明確に設定することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期はスポーツマーケティングに関する基本的知識を身に付けるため、学習支援システムにアップロードされる資料を事前に読み、演習ではそれらに基づいて議論する。秋学期はスポーツメーカー、観戦型スポーツイベント、参加型スポーツイベントのマーケティングのそれぞれについて、調査を実施・分析したり、現場の実務担当者の話を聞いたり、海外の研究者のレクチャーを受けたりするなどして、理論と実践の両面から総合的に学習する。春学期も秋学期も学期末に予定されたグループ発表において、プレゼンテーションを行う。
新型コロナウイルス感染拡大などの社会情勢により、授業計画、演習の方法、成績評価の方法を変更する可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション:春学期の概要の説明
スポーツマーケティングに関する専門的な学びに向けた動機づけと演習の概要について理解する。
第2回[対面/face to face]:スポーツマネジメントの考え方
スポーツマネジメントについて、定義、独自性、基本特性などについて理解を深める。
第3回[対面/face to face]:スポーツマーケティングの重要テーマ:ソーシャルインパクト
五輪やサッカーW杯のようなメガスポーツイベントには社会を変える力がある。これをソーシャルインパクトと呼ぶが、その定義、種類、考え方について学ぶ。
第4回[対面/face to face]:スポーツマーケティングの重要テーマ:ソーシャルキャピタル
スポーツはプレイヤー、仲間、対戦相手、ファンなどの人々の相互作用で成立しており、その過程において人々を結び付ける働きを担っている。それをソーシャルキャピタルと呼ぶことができ、その定義、種類、重要性を理解する。
第5回[対面/face to face]:スポーツマーケティングの重要テーマ:ウェルビーイング
国際連合が発表したSDGsの3番目の開発目標がウェルビーイングである。このウェルビーイングとスポーツマーケティングの関係性について学習する。
第6回[対面/face to face]:スポーツマーケティングの重要テーマ:ソーシャルメディア
ソーシャルメディアの登場により、スポーツを消費する人々の心理や行動に変化が生じている。今回はスポーツ消費者行動におけるソーシャルメディアの意味と役割について学ぶ。
第7回[対面/face to face]:スポーツマーケティングの重要テーマ:観戦スタイルの変化と態度変容
テクノロジーの技術革新や社会環境の変化(温暖化、大規模災害、感染症蔓延など)はスポーツの観戦スタイルに影響を与える。こうした変化に対する人々の適応方法を理解する。
第8回[対面/face to face]:スポーツ消費者を対象としたアンケート調査
スポーツ消費者を対象としたマーケティング調査の目的、内容、実施方法、結果の報告などについて、スポーツ観戦者の調査を例に学習する。
第9回[対面/face to face]:データを読み取る:データ入力
スポーツビジネスに関する資料・データを収集し、エクセルに入力する。
第10回[対面/face to face]:データを読み取る:基礎集計
スポーツビジネスに関する資料・データを、統計ソフトを用いて集計し、度数分布および平均を算出する。
第11回[対面/face to face]:データを読み取る:グラフの作成
スポーツビジネスに関する資料・データを基礎集計としてまとめ、グラフを作成する。
第12回[対面/face to face]:卒業研究を知る
4年生の卒業研究の中間報告会に参加し、研究について理解を深める。
第13回[対面/face to face]:情報を報告する:前半グループ
スポーツマーケティングに関する情報をグループで協力して報告する:前半グループ
第14回[対面/face to face]:情報を報告する:後半グループ
スポーツマーケティングに関する情報をグループで協力して報告する:後半グループ
第15回[対面/face to face]:秋学期の概要の説明
秋学期の演習の概要および卒業研究の意義を理解する。
第16回[対面/face to face]:スポーツメーカーのマーケティングに関するテーマ設定
プレゼンテーションの方法を学ぶとともに、グループのテーマを決め、発表の役割を分担する。
第17回[対面/face to face]:スポーツメーカーのマーケティングに関する資料作成
グループで協力して発表資料を作成する。
第18回[対面/face to face]:スポーツメーカーのマーケティングに関する討論
ゲスト講師(現場の実務担当者)の前で発表するとともに、課題解決に向け、ディスカッションする。
第19回[対面/face to face]:海外のスポーツマーケティング:テーマ設定
ゲスト講師(海外のスポーツマーケティングの専門家)の資料を事前に学習し、質問を考える。
第20回[対面/face to face]:海外のスポーツマーケティング:討論
ゲスト講師(海外のスポーツマーケティングの専門家)によるスポーツビジネスの授業を受講し、英語でディスカッションに参加する。
第21回[対面/face to face]:スポーツマーケティング研究:観戦型スポーツの先行研究
観戦型スポーツに関する先行研究の発表を聞き、ディスカッションに参加する。
第22回[対面/face to face]:スポーツマーケティング研究:参加型スポーツの先行研究
参加型スポーツに関する先行研究の発表を聞き、ディスカッションに参加する。
第23回[対面/face to face]:スポーツマーケティング研究:拡大産業に関する先行研究
スポンサーシップ、ツーリズム、インターネットなどに関する先行研究の発表を聞き、ディスカッションに参加する。
第24回[対面/face to face]:スポーツマーケティング研究:構想発表会
3年生の卒業研究の構想発表会に参加する。
第25回[対面/face to face]:参加型スポーツイベントのマーケティング:ケースの理解
ケースメソッドのアプローチから、東京マラソンのマーケティングの仕組みを理解する。
第26回[対面/face to face]:参加型スポーツイベントのマーケティング:考察
ケースメソッドのアプローチから、東京マラソンのマーケティングの成功理由と今後の課題を考察する。
第27回[対面/face to face]:演習のまとめ
1年間に渡って取り組んできたゼミの専門的な学習を振り返り、まとめとする。
第28回[対面/face to face]:卒業研究発表会
4年生の卒業研究の発表会に参加する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間外のグループ学習の課題として、調査の実施、結果の分析、プレゼンテーションの準備、レポートの作成などがあります。グループのメンバーと協力して計画的に取り組んでください。本授業の準備学習・復習時間は各 1 時間 を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし(必要に応じて資料を配付する)。
参考書References
特になし。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)スポーツマーケティングの重要概念に関する課題レポート(10点、春学期)
(2)スポーツマーケティング調査:データ収集(10点、春学期)
(3)スポーツマーケティング調査:結果の集計と報告(10点、春学期)
(4)スポーツメーカーのマーケティングに関する課題(10点、秋学期)
(5)スポーツマーケティング研究に関する課題(20点、秋学期)
(6)観戦型スポーツマーケティングに関する課題(20点、秋学期)
(7)参加型スポーツマーケティングに関する課題(20点、秋学期)
合計:100点
【評価基準】
それぞれの課題において獲得する得点は以下の基準に従って決定する。
100%:授業の内容を踏まえて課題に計画的に取り組むとともに、自身の独自の視点から合理的な解決策を導き出し、さらに成果物の中で自分の論旨を明確に伝えることができている。
80%:授業の内容を踏まえて課題に計画的に取り組むとともに、自身の独自の視点から合理的な解決策を導き出している。
60%:授業の内容を踏まえ、課題に計画的に取り組むとともに、自身の独自の視点から解決策を導き出している。
40%:授業の内容を踏まえ、課題に計画的に取り組んでいる。
20%:授業の内容を踏まえて課題に取り組んでいる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけ理解が進むように、授業では海外の事例や文献に加え、身近な日本のスポーツや文献も紹介します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
データを分析するためのパソコン、マイクロソフト・オフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)
その他の重要事項Others
ゼミナールは学生の主体的な学びの場です。伸び伸びと積極的に学習してください。