スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS200IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)運動生理学概論Exercise Physiology (outline)
高見 京太Kyota TAKAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | M1080 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門基礎科目(講義科目) |
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Outline (in English)
Course outline
The aim of this course is to help students acquire knowledge of the during effects of exercising, after exercising, or continuing exercising, and the mechanism of temporary or adaptive changes in the body.
Learning Objectives
At the end of the course, students are expected to understand the functional changes of the body due to exercise and to systematize the physiological functions and effects of exercise and training and their significance.
Learning activities outside of classroom
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Grading Criteria /Policy
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end Examination: 19%, Answers to Preparation Sheet: 39%, Review Quiz Answers: 42%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・運動生理学は、競技者のトレーニング、あるいは健康運動の指導などの現場において、欠かすことのできない重要な基礎学問である。授業で扱う内容は、スポーツ健康学部に入学したのであれば、いずれのコースに進もうとも理解しておくべき、ヒトのからだの形態と機能および重要な反応・適応である。
・授業の目的は、ヒトのからだの構造や働きについて学んだ機能解剖学と生理学をふまえた上で、運動している時、運動をした後、あるいは運動を継続した時に、からだにどのような影響や効果がもたらされるかを知り、からだの一時的あるいは適応的変化のメカニズムを理解することである。
到達目標Goal
・運動による身体の機能変化について理解する。
・運動・トレーニングによる生理学的な機能や効果、その意義について系統立てることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に対面の講義形式で行う。
①授業で使用する『配布資料』が、前回の授業終了時に学習支援システムの「教材」に掲載されるので、これをダウンロードして予習をする。
②配布資料と同時に『予習Sheet』が、「テスト/アンケート」に掲載されるので、授業の前日までに実施する。
③『配布資料』を印刷して持参するか、PCやタブレット端末で閲覧できるようにして受講する。
④授業終了時に、『復習Quiz』が「テスト/アンケート」に掲載されるので、これを期限内に実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:体力の概念
神経系
体力を定義し、その測定方法を学習する。
運動の発現および制御、ならびに運動トレーニングによる脳・神経系への効果を習得する。
2[対面/face to face]:エネルギー産生
筋のエネルギー供給機構を分類し、運動への関与を結びつけて学習する。
3[対面/face to face]:筋の構造と分類
骨格筋の構造を確認し、筋のエネルギー供給機構を分類する。
4[対面/face to face]:筋収縮と運動
骨格筋の収縮と弛緩の仕組みを学習し、筋の収縮様式を分類する。
5[対面/face to face]:呼吸器と運動
呼吸運動の仕組みを理解し、呼吸運動の調節を学習する。
6[対面/face to face]:心臓と運動
心臓の構造と心筋の収縮を理解し、心拍数の調節や血液の酸素運搬について学習する。
7[対面/face to face]:循環器系と運動
循環の原理を心臓、血管の働きから理解しし、循環調節について学習する。
8[対面/face to face]:環境と運動
環境が運動に与える影響を学習し、高所トレーニングや水中運動について理解する。
9[対面/face to face]:栄養と運動、体の大きさ、ウエイトコントロール
栄養素の役割とグリコーゲンローディングについて理解する。体型・体型指数、身体組成について理解し、形態計測の手順を学習する。スポーツ選手と肥満者のウエイトコントロールについて理解する。
10[対面/face to face]:体力の測定(形態・神経・筋・全身持久力)
体力の測定方法を分類し、体型、身体組成、筋力測定、パワー測定、敏捷性の測定の方法と手順を学習する。また、基礎および安静時代謝に基準を置く強度、最大下水準に基準を置く強度、最大水準に基準を置く強度について学習する。
11[対面/face to face]:トレーニングとは
運動様式別の運動条件とその効果、およびライフステージ別の運動理論について理解するために、健康づくり運動の基礎となるトレーニングの原理・原則を知る。
12[対面/face to face]:トレーニングとその効果(神経系、筋力と筋量)
健康づくり運動の基礎となるトレーニングの原理・原則を知ったうえで、筋力と筋量を増強するための運動条件とその効果について理解する。
13[対面/face to face]:トレーニングとその効果(筋パワーと筋持久力)
健康づくり運動の基礎となるトレーニングの原理・原則を知ったうえで、筋パワーと筋持久力を高めるための運動条件とその効果について理解する。
14[対面/face to face]:トレーニングとその効果(全身持久力)
有酸素性運動と無酸素性運動の違いを理解し、至適運動強度や時間の違いによる運動効果の違いについて説明できる。また、日常生活やスポーツなどにおける有酸素性の身体活動を分類できる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とする。
・配布資料を参考に、予習Sheetを実施する。
・授業内容を整理して、復習Quizを実施する。
テキスト(教科書)Textbooks
「運動とスポーツの生理学 改訂第4版」(北川薫編著,市村出版,2020年)
参考書References
「はじめの一歩のイラスト生理学 改訂第2版」(照井直人編, 羊土社, 2012年)
「トートラ人体解剖生理学 原書11版」(佐伯由香・細谷安彦・高橋研一・桑木共之 編訳, 丸善出版, 2020年)
「健康運動指導士養成講習会テキスト(上巻)」 (財) 健康・体力づくり事業財団
成績評価の方法と基準Grading criteria
予習Sheetへの解答(39%)
復習Quizへの解答(42%)
期末試験の得点(19%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
知識だけでなく興味・関心が高まるような具体的な内容を取り扱う。予習・復習時間や基本的な知識レベルの差異を考慮して、理解度を高める工夫をする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布・課題提出等のために授業支援システム等を利用する。
その他の重要事項Others
本講義は、機能解剖学と生理学を学習していることを前提として授業を進める。分かりにくいことがあれば、機能解剖学や生理学のテキスト等を見直してほしい。各自の関心領域の授業外学習を通じて基礎知識を習得することと、講義での主体的な学びを通じてスポーツ健康学の基盤を固めてほしい。