人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ART400HA（芸術学 / Art studies 400）研究会ASeminars
平野井 ちえ子Chieko HIRANOI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C3026 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | 【ロ】【文】コースのみ履修可 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category | |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category | |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
展開科目 研究会 |
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Outline (in English)
We will discuss regional theatres and performing arts referring to the current Japanese situation of cultural policy and art management. Our goals include understanding cultures(mainly performing arts) specific in each local area and pursuing a subject each student will decide to specialize in. Before each class, you will be expected to have finished reading assignment(s). Presenters must prepare relevant slides to show your ideas. Your study time will be four hours for a class. Grading will be decided based on active participation(50%) and term papers(50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
地域の文化、主に舞台芸術を切り口として、文化政策・アートマネジメントの現状を考えます。
到達目標Goal
１．地域に暮らす人々の生活とそれぞれの地に固有の文化活動との関わりを理解することです。
２．基本的な知識と方法論を身につけた後、とくに自信をもって語れる得意ジャンルまたはエリアをもつことが必要です。
３．文化というソフトウェアから地域を考える姿勢が大切です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
春学期の前半は、日本の伝統芸能・民俗芸能・現代演劇・前衛的パフォーマンスの流れに親しむため、文献や映像資料による講義・ディスカッションを行います。春学期後半には、参加者各自に舞台芸術鑑賞レポートの作成と発表を求めます。秋学期の前半は、文化政策とそのケーススタディの基本書を輪読します。秋学期後半には、「劇場」について講義・ディスカッションを行います。
課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：オリエンテーション
能・狂言（講義・討論）
1年間の流れを概説します。また、春学期の舞台芸術鑑賞レポートについて説明します。
能舞台の構造を説明した後、能と狂言について、それぞれの物語性・演技の型・視聴覚効果の特徴などを講義します。映像資料について意見交換します。
第2回[対面/face to face]：歌舞伎（講義・討論）
歌舞伎の舞台構造を説明した後、「時代物」・「世話物」・「所作物」について講義を行います。映像資料について意見交換します。
第3回[対面/face to face]：文楽（講義・討論）
文楽と歌舞伎を対照的に考察します。映像資料について意見交換します。
第4回[対面/face to face]：伝統芸能のまとめ
伝統芸能各ジャンルの関連性について学びます。話芸にも言及します。
第5回[対面/face to face]：最新舞台情報・舞台芸術鑑賞レポート作成指導
舞台芸術情報の探し方を指導します。論文・レポートの書き方を、本ゼミのテーマに即して解説します。
第6回[対面/face to face]：現代演劇１：翻訳劇の導入から日本の現代劇へ（講義・討論）
現代日本の劇作家・演出家・演者について講義を行います。映像資料について意見交換します。
第7回[対面/face to face]：現代演劇２：前衛劇・パフォーマンス（講義・討論）
現代日本の劇作家・演出家・演者について講義を行います。映像資料について意見交換します。
第8回[対面/face to face]：現代演劇３：同時代の日本演劇（講義・討論）
現代日本の劇作家・演出家・演者について講義を行います。映像資料について意見交換します。
第9回[対面/face to face]：民俗芸能（講義・討論）
日本の民俗芸能について講義を行います。映像資料について意見交換します。
第10回[対面/face to face]：舞台芸術鑑賞レポート発表・討論（１）
発表者の舞台芸術鑑賞レポートに基づき、全員で意見交換します。
第11回[オンライン/online]：舞台芸術鑑賞レポート発表・討論（２）
発表者の舞台芸術鑑賞レポートに基づき、全員で意見交換します。
第12回[オンライン/online]：舞台芸術鑑賞レポート発表・討論（３）
発表者の舞台芸術鑑賞レポートに基づき、全員で意見交換します。
第13回[対面/face to face]：舞台芸術鑑賞レポート発表・討論（４）
発表者の舞台芸術鑑賞レポートに基づき、全員で意見交換します。
第14回[対面/face to face]：春学期の総括
春学期に学んだことを振り返り、ディスカッションを行います。
第15回[対面/face to face]：秋学期オリエンテーション
文献講義・討論（『劇場空間の源流』１）
課題書2冊を紹介し『文化政策の展開』各章の担当者を決めます。
文献講義・討論は、
『劇場空間の源流』第１章「生成する劇場空間」
第16回[対面/face to face]：文献輪読・討論（『文化政策の展開』１）
1．国の文化政策
2．自治体文化行政の誕生と行政の文化化
第17回[対面/face to face]：文献輪読・討論（『文化政策の展開』２）
3．公立文化施設
4．文化経済学
第18回[対面/face to face]：文献輪読・討論（『文化政策の展開』３）
5．文化政策飛躍の時代―1990年代以降
6．アーツ・マネジメント
第19回[対面/face to face]：文献輪読・討論（『文化政策の展開』４）
7．多様化する事業主体
8．多様化する芸術表現
第20回[対面/face to face]：文献輪読・討論（『文化政策の展開』５）
9．アートフェスティバル
10．場の記憶にこだわるアート
第21回[対面/face to face]：文献輪読・討論（『文化政策の展開』６）
11．文化による地域再生の時代(1)―1990年代まで
12. 文化による地域再生の時代(2)―2000年代以降
第22回[対面/face to face]：文献輪読・討論（『文化政策の展開』７）
13. 創造経済、創造産業
14. 世界に広がる創造都市政策
15. 創造都市形成へ向けた政策
第23回[対面/face to face]：文献講義・討論（『劇場空間の源流』２）
第2章「祭りから歌舞伎小屋へ」
第24回[対面/face to face]：文献講義・討論（『劇場空間の源流』３）
第3章「リアルからメタフィジカルへ」
第25回[対面/face to face]：文献講義・討論（『劇場空間の源流』４）
第4章「オペラ劇場におけるオーケストラピットの存在感」
第26回[対面/face to face]：文献講義・討論（『劇場空間の源流』５）
第5章「活動と呼応する距離感」
第27回[対面/face to face]：文献講義・討論（『劇場空間の源流』６）
第6章「日本の劇場創成期」
第7章「劇場のモダンデザイン」
第28回[対面/face to face]：総括
2022年度のゼミを振り返り、講義・文献講読・舞台芸術鑑賞レポートの各項目と相互の関係について、ディスカッションとフィードバックを行います。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料・URL等を使用して予習・復習を行ってください。
舞台芸術鑑賞レポート・文献講読の予習（発表者はスライドの準備）が重要です。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
野田邦弘（2014）『文化政策の展開』学芸出版社
本杉省三（2015）『劇場空間の源流」鹿島出版会
参考書References
青山昌文（2015）『舞台芸術への招待』放送大学教育振興会
大笹吉雄（1999）「劇場が演じた劇」教育出版株式会社
舞台芸術財団演劇人会議（2005）『シンポジウム・劇場芸術の地平』舞台芸術財団演劇人会議
成績評価の方法と基準Grading criteria
【平常点】50％
参加態度、口頭発表（テキスト輪読分と、舞台芸術鑑賞レポートの発表）
【期末レポート】50％
春学期は、舞台芸術鑑賞レポート
秋学期は、書評レポート（『劇場空間の源流』）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
好評です。今後も、学生の自主性を尊重し、地域と芸術をバランスよく論じ合う交流の場としていきたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
BT0309教室での授業です。
Zoomによるリアルタイム型オンラインゼミ・サブゼミを含みます。頻繁に動画共有を行うので、使用機器（PC利用のこと）とネットワークの安定性を事前に御確認ください。