人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC200HA（社会学 / Sociology 200）フィールド調査論Field Research
笠原 良太Ryota KASAHARA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C2204 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 人間環境学部生：コース共通 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（一般・総合型選抜、編入学試験入学者）Category | |
| カテゴリー（社会人RSP入試入学者）Category | |
| カテゴリー（2022年度以前）Category (～2022) |
展開科目 コース共通科目 |
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Outline (in English)
This course is an introduction to social research methodology for beginners. In this course, the instructor will explain how to establish the research question, quantitative/qualitative research methodology and ethics in social research. Students will conduct a pilot interview survey and establish the sociological thinking habit. The goal of this course is to acquire social research literacy. Students will write mid and final research papers, worth 60% of the grade. Regular attendance and active participation will be required.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業では、社会調査の基礎的知識を学んだうえで、調査票の作成とインタビュー調査を行い、社会調査の考え方を実践的に学ぶ。具体的には、量的調査・質的調査の方法論、調査倫理、問いの立て方などを講義形式で学んだうえで、質問紙調査の調査票作成ならびに受講生同士のインタビュー調査を演習形式で行う。以上の学習を通して、社会調査の意義と課題、可能性を理解し、社会・環境と人間に関する考察力・想像力を身につけることを目的とする。
到達目標Goal
①メディアリテラシーおよびリサーチリテラシーを身につける
②既存調査の結果やインタビュー調査の結果を分析し、わかりやすく的確に報告できる
③社会・環境と人間に関するリサーチクエスチョンを持ち、社会調査（のデータ）を活用して解明・考察できるようになる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義を中心に進めるが、グループワークまたは個人ワークも行う。提出されたリアクションペーパー、課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[未定/undecided]：社会調査の基礎（１）
―ガイダンス、社会調査の概要
本授業の目的、進め方、成績評価について説明する。また、社会調査の歴史、種類、意義について講義する。
第2回[未定/undecided]：社会調査の基礎（２）
―問題関心、「問い」の立て方
社会科学における「問い」の立て方、先行研究に関する情報収集の方法について講義する。
第3回[未定/undecided]：社会調査の基礎（３）
―「因果関係」「仮説」
社会科学の基礎的用語である「概念」「変数」「因果関係」「仮説」について解説する。
第4回[未定/undecided]：社会調査の基礎（４）
―調査方法の選択、フィールドの選定
リサーチクエスチョンの解明に最適な調査方法、フィールド選定の基準について確認する。
第5回[未定/undecided]：量的調査入門（１）
―特徴と調査サイクル
サンプリング調査の設計・準備・実査・分析・報告のサイクルを、実際の調査事例を検討しながら学ぶ。
第6回[未定/undecided]：量的調査入門（２）
―調査票の作成・ワーディング
調査票の作成方法を講義したうえで、簡易の調査票を作成し、受講生同士で確認・検討する。
第7回[未定/undecided]：量的調査入門（３）
―実査・集計の方法
調査票の配布と回収、エディティング、コーディング、データ入力を実践的に学ぶ。また、実際の調査報告書をもとに集計と報告について講義する。
第8回[未定/undecided]：質的調査入門（１）
―特徴と調査サイクル
実際の調査事例をもとに、量的調査との相違・共通点を確認する。
第9回[未定/undecided]：質的調査入門（２）
―インタビュー調査の技法
インタビュー調査の設計・準備・実査・分析・報告のサイクルを、実際の調査事例（モノグラフ）を検討しながら学ぶ。
第10回[未定/undecided]：質的調査入門（３）
―参与観察法
参与観察調査の設計・準備・実査・分析・報告のサイクルを、実際の調査事例（モノグラフ）を検討しながら学ぶ。
第11回[未定/undecided]：演習（１）
―調査設計
受講生の問題関心に基づいたインタビュー調査を設計し、調査依頼書、調査票の作成を行う（グループワーク）。
第12回[未定/undecided]：演習（２）
―実査・トランスクリプト作成
受講生同士でインタビュー調査を行い、トランスクリプトを作成する。（授業時間外の実査（グループワーク）・テープ起こし（個人ワーク）を要する）。
第13回[未定/undecided]：演習（３）
―データの整理・分析
トランスクリプト作成のつづき。マスキングを施し対象者に内容の確認を行う。データを分析し、仮説の検証を行う。
第14回[未定/undecided]：演習（４）および総括
―フィールド調査の意義と可能性
データ分析・仮説検証のつづき。レポートとしてまとめる。総括として、フィールド調査の意義と可能性についてディスカッションする。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業前に配布したレジュメや資料等を予め読んで予習・復習をすること。授業内で実施するグループワーク・個人ワークの準備をすること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
担当教員が適宜資料・レジュメを配布する
参考書References
岸政彦・石岡丈昇・丸山里美，2016，『質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学』有斐閣．
佐藤郁哉，2015，『社会調査の考え方 上』東京大学出版会．
佐藤郁哉，2015，『社会調査の考え方 下』東京大学出版会．
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点・講義中の課題（40％）、中間・最終課題の提出（60％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2021年度の授業は、フィールド調査法の基本を学ぶうえでわかりやすい内容だったが、応用・発展内容を学びたい学生にはやや物足りない内容だった。今年度は演習形式でより発展的な内容としたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCを用いることがあるため各自用意すること
その他の重要事項Others
本授業は定員が30名程度である。受講希望者は第1回目の講義で決定する。グループワークを実施するため、欠席しないことが受講条件である。