公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
MAN500P2－134（経営学 / Management 500）社会起業家論Social Entrepreneurship
吉田 秀美Hidemi YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X9567 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
| 曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6,水7/Wed.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 （修士課程）サステイナビリティ学専攻専門科目 |
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Outline (in English)
【Course outline）】
This class will focus on cases of emerging actors in the field of international cooperation: (1) social entrepreneurs, i.e., individuals and organizations that solve social problems using business methods, and (2) companies that work to reduce poverty and solve social problems through supply chain management, value co-creation, and inclusive business in their core businesses.
【Goal】
The goals of this class are:
(1) To understand social entrepreneurs and inclusive business in international cooperation.
(2) To be able to propose solutions to social problems.
【Learning activities outside of classroom】
Students are required to read the class material in advance and actively participate in the discussion.
【Grading Criteria】
Grades are based on active contributions to the class and a final report.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業では、国際協力の分野で新たなアクターとして定着してきた（１）社会起業家（社会問題をビジネスの手法で解決する個人や団体）と、（２）本業の延長で貧困削減や社会問題の解決に取り組む企業（サプライチェーンマネジメントや価値共創、インクルーシブビジネス）の事例を中心に学ぶ。
到達目標Goal
(1)国際協力における社会起業家とインクルーシブビジネスの役割を理解したうえで、可能性や課題について討議し、各自の見解を深める。
(2)各回の事例を題材に受講者のバックグラウンドと国際協力との接点について討議し、新たな国際協力の方法を提案できるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
第１・２回で理論的背景を説明する。第３回目以降は、具体的な事例を紹介し、受講者との討議を行う。ゲストスピーカーに事業を行っている実務家を招待する予定あり（第１回目の授業で詳細をお知らせします）
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：社会起業家とは何か？
社会起業家に関する資料をもとに概念を理解する
第2回[対面/face to face]：企業の価値共創とは何か
企業の価値共創について、主要論文を参考に議論する
第3回[オンライン/online]：社会起業家(1)
インドの社会起業家の事例ついての講義
第4回[オンライン/online]：社会起業家(2)
事例について討論
第5回[オンライン/online]：社会起業家(3)
アジア各国における社会起業家についての講義
第6回[オンライン/online]：社会起業家(4)
事例について討論
第7回[対面/face to face]：社会起業家(5)
日本における社会起業家の事例についての講義
第8回[対面/face to face]：社会起業家(6)
事例について討論
第9回[対面/face to face]：企業の価値共創(1)
日本企業によるインクルーシブビジネスについての講義
第10回[対面/face to face]：企業の価値共創(2)
事例について討論
第11回[オンライン/online]：企業の価値共創(3)
日本企業によるインクルーシブビジネスについての講義
第12回[オンライン/online]：企業の価値共創(4)
事例について討論
第13回[対面/face to face]：事例研究発表（1）
受講者による事例研究発表
第14回[対面/face to face]：事例研究発表(2)
事例研究発表についての討論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に資料を予習して、積極的に討論に参加すること。
テキスト（教科書）Textbooks
特に定めません。参考図書から自分の関心に近い分野を選んで読んでみてください。
参考書References
田口 一成, 川勝 亮太郎他(2021)『9割の社会問題はビジネスで解決できる』 PHP研究所
Constant Beugre (2017). Social Entrepreneurship: Managing the Creation of Social Value. Routledge.
国連開発計画編、吉田秀美訳(2010) 『世界とつながるビジネス』英治出版
マイケル E. ポーター(2011)「共通価値の戦略－経済価値と社会価値を同時実現する(原文 “Creating Shared Value”) 」『Diamondハーバード・ビジネス・レビュー』2011年6月号
ムハンマド・ユヌス著、猪熊弘子訳（2008）『貧困のない世界を創る』早川書房
イアン・スマイリー著、笠原清志監訳（2010）『貧困からの自由』
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への積極的な貢献と期末レポート
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
国際協力の分野は実務が先行し、アカデミアが後追いしていることが多々あります。
国際的なジャーナルに「アカデミックな研究」や理論が掲載される頃には、現場で違う展開が起きていることに驚かされることもあります。最新の事例と理論的研究とをバランスよく紹介していきたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布、課題提出には授業支援システムを活用します。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
国際協力・社会開発・貧困削減
＜研究テーマ＞
特に南アジア・東南アジアにおけるインクルーシブビジネス
＜主要研究業績＞
国連開発計画編、吉田秀美訳(2010) 『世界とつながるビジネス』英治出版