公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
POL500P1-113(政治学 / Politics 500)コミュニティ制度論Study on Legal Institutions of Local Community
西谷内 博美Hiromi NISHIYAUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | X9051 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 (修士課程)公共マネジメントコース専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
I start in this lecture from the theoretical idea that the "community" in the context of Japanese policy making means the neighborhood unit which lost its institutional framework through the merge. I will analyze the history and the recent tendency of Japanese community policy, paying special attention to international comparison with those in European, American and Asian countries.
The goals of this course are to A, B, and C.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on the following: term-end essay: 35%、in class presentation (including reporting regime) : 35%、in class contribution: 30%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
コミュニティとは、合併によって制度的枠組を失った身近な地域的まとまりである。という観点から、このコミュニティを再制度化する政策ないし制度を国際比較的に考察する。これによってコミュニティ政策というものについて基礎的な理解を得ることが目的である。
到達目標Goal
・「参加」と「協働」、「地域的まとまり」や「都市内分権」といった概念を用いて、現実のさまざまなコミュニティの制度を比較分析することができる。
・コミュニティの制度について、それぞれの地域の歴史文化的特性を踏まえたうえで、制度の特徴や課題について考察し説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP3」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP4」は特に強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業。授業の構成は受講者数に依存しますが、おおよそ、講義が2/3、受講生による課題発表が1/3程度を予定しています。講義は、think-pair-share等アクティブラーニングの手法を取り入れ、受講生の主体的な参加を促します。課題へのフィードバックは授業内で実施されます。すなわち、課題発表のさいに、発表された内容についてクラス全体で検討・議論をするなかで、課題の取り組みに対する量的・質的なフィードバックが行われます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:その他・未定/other, undecided
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回前半[未定/undecided]:オリエンテーション
授業の内容と進め方を共有する。
第1回後半[未定/undecided]:コミュニティ制度論の視角
たとえば「参加」と「協働」といった、コミュニティの制度を分析するための本授業におけるキー概念を共有する。
第2回前半[未定/undecided]:日本におけるコミュニティの制度化
日本におけるコミュニティの制度について概観し、考察する。
第2回後半[未定/undecided]:地域運営の条件
ミルトン・コトラーの地域運営の条件について学習する。
第3回前半[未定/undecided]:ドイツにおけるコミュニティの制度化
ドイツにおけるコミュニティの制度について概観し、考察する。
第3回後半[未定/undecided]:自治会・町内会論
日本の自治会・町内会に関して、民間原理の側面と、制度的な側面について考察する。
第4回前半[未定/undecided]:スコットランドにおけるコミュニティの制度化
スコットランドにおけるコミュニティの制度について概観し、考察する。
第4回後半[未定/undecided]:ライティングの技法
期末レポートの課題を提示するとともに、英米型のライティングメソッドを共有する。
第5回前半[未定/undecided]:フランスにおけるコミュニティの制度化
フランスにおけるコミュニティの制度について概観し、考察する。
第5回後半[未定/undecided]:インドにおけるコミュニティの制度化Ⅰ
インド農村部におけるコミュニティの制度について概観し、考察する。
第6回前半[未定/undecided]:フィリピンにおけるコミュニティの制度化
フィリピンにおけるコミュニティの制度について概観し、考察する。
第6回後半[未定/undecided]:インドにおけるコミュニティの制度化Ⅱ
インド都市部におけるコミュニティの制度について概観し、考察する。
第7回前半[未定/undecided]:ライティング発展
期末レポートの進捗状況、すなわちテーマや方向性などについて確認・議論・検討する。
第7回後半[未定/undecided]:日本におけるコミュニティ政策の展開
日本におけるコミュニティ政策の展開を概観し、その制度的特徴及び今後の課題について考察する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義内容を予習・復習し理解を深めてください。とりわけ第1回後半で実施するキー概念の共有は極めて重要です。
また、各自、担当課題の報告準備(学習、調査、資料作成)をしてもらいます。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しません。
参考書References
名和田是彦編, 2009, 『コミュニティの自治』日本評論社.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート35%、課題報告(レジュメ作成を含む)35%、授業内での討論・発言30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
<専門領域>環境社会学、コミュニティ論、国際協力論
<研究テーマ>廃棄物管理、開発と社会
<主要研究業績>
2018『白老における「アイヌ民族」の変容』東信堂.
2016『開発援助の介入論』東信堂.
2011「デリー準州のバギダリ(Bhagidari)政策」『国際開発研究』67-80.